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世界で2点の装飾品「ホホチリ」 ドイツからアイヌ民族博物館に寄託

2024-08-25 | アイヌ民族関連

毎日新聞 2024/8/24 09:54(最終更新 8/24 13:55) 608文字

世界に2点しか確認されていないという「ホホチリ」=ラウテンシュトラウフ・ヨースト博物館提供

 世界に数点しかないと言われるアイヌの装飾品「ホホチリ」が23日、ドイツのラウテンシュトラウフ・ヨースト博物館から国立アイヌ民族博物館(北海道白老町)に寄託された。世界でも確認されているのは北海道博物館の1点を含めた2例しかなく、国立アイヌ民族博物館は「人生儀礼の一環として使われたが、残存例は極めてまれ」としている。

 このホホチリは縦5・2センチ、横4センチ。木綿布の上に黒、青、水色、黄色のビーズが縫い付けられており、樺太(現ロシア・サハリン)で収集された。

 国立アイヌ民族博物館の田村将人資料情報室長は「樺太アイヌの子供が前髪から垂らして額につけ、小鳥を弓矢で打ち落とすなど成長が認められると切り落とされたという。人生儀礼を説明するには重要な史料だ」と説明した。

 同博物館は今後、分析を進め、年度内にも成果を公開する予定。【平山公崇】

 ※「ホホチリ」の二つ目の「ホ」は小文字です。

https://mainichi.jp/articles/20240824/k00/00m/040/032000c

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