先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

アウトブレイク-感染拡大-#4 8月22日(木) 深夜1:00~2:00

2024-08-16 | 先住民族関連

テレビ大阪 2024年8月15日

  • カナダ・モントリオールで突如発生した、未知の感染症ーパンデミックが発生か?
    そのとき、あなたは愛する者を守るために、何ができるだろうかー!?
  • 番組内容
    カナダ・ケベック州モントリオールの街中で、危険な未知のウイルスが先住民族イヌイットのホームレスの人々の間で今まさに広がろうとしていた。感染症のスペシャリストであり、緊急衛生研究所の所長であるアンヌ=マリー・ルクレール博士は、この非常事態に伝染性が高い未知のウイルスの存在にいち早く気付き、その正体を掴もうと奔走する。
  • 番組内容2
    一瞬の接触、連鎖的な接触を経て、次々に州全土に増えてゆく感染者、そして死者。やがて、その原因が感染力と致死率が極めて高い【新型のコロナウイルス】だったことが判明するーー。さまざまな人間関係が交錯する中、アンヌ=マリーたちは致命的な感染症の大流行-パンデミック-を防ぐ事が出来るだろうかー。
  • あらすじ
    マリリン・モンローのモノマネパフォーマー・ザラは体調が優れない中、ある野球チームの男性の引退パーティーでパフォーマンスを披露する。研究所のチームが謎の病気の原因を突き止めようと奔走する中、ネッリはスキルを買われインターンとしてチームに参加することになる。
  • あらすじ2
    グザヴィエの体調は良くなっていたが、クラスの1/4が体調不良で遊園地への遠足は中止が検討される。有名なフィギュアスケート選手であったカミーユの死がニュースで大きく取り上げられる中、アンヌ=マリーはカミーユのコーチに話を聞きに行く。ウイルスの検査を続けていたラボチームはついにその正体を新型のコロナウイルスだと突き止める。
  • あらすじ3
    【CoVA】と名づけられたそのコロナウイルスは高い感染能力を持つことから早急に接触者を突き止める必要があり、チームは最初の犠牲者3名の顔写真を公開し情報を呼びかける。パーティーでの出番を待っていたザラはニュースで見覚えのある顔を目にし、研究所に電話をかける。中止になりかけていた遊園地遠足にはパスカルが付き添うことになる。
  • 出演者
    ジュリー・ルブレトン
    メリッサ・デゾルモー=プーラン
    ガブリエル・サブラン
    ギョーム・シール
    ナンシー・サンダース ほか
  • 原作脚本
    【脚本】
    アニー・ピエラール
    ベルナール・ダンスロー
    エティエンヌ・ピエラール=ダンスロー
  • 監督・演出
    【演出】
    ヤン・ラヌエット・チュルジョン

https://www.tv-osaka.co.jp/onair/detail/oaid=2151005/


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沙日塔拉遺跡が裏付けた4千年前の交流と融合 中国内モンゴル自治区

2024-08-16 | 先住民族関連

新華社 2024年8月15日 

沙日塔拉遺跡が裏付けた4千年前の交流と融合 中国内モンゴル自治区

© 新華社

沙日塔拉遺跡で出土した竪穴住居跡。(フフホト=新華社配信)

 【新華社フフホト8月15日】中国内モンゴル自治区文物考古研究院は、同自治区沙日塔拉遺跡の発掘調査を通じて4千年前の先住民による交流と融合の歴史を実証したと明らかにした。

 遺跡はオルドス市エジンホロ旗エジンホロ鎮沙日塔拉村東の台地にあり、面積は約30万平方メートル。内モンゴル自治区文物考古研究院、オルドス市博物院、同市文物考古研究院、エジンホロ旗文物保護・観光事業発展センターによる合同発掘隊が2021年に実施した緊急発掘調査で重要資料が得られ、23年から学術発掘調査が行われている。

 今年の発掘面積は500平方メートルで、これまでに竪穴住居跡8カ所、墓17基、灰坑15カ所など42の遺構を発掘。土器や石器、骨器、動物の骨などが出土した。

 内モンゴル自治区文物考古研究院の岳够明(がく・こうめい)副院長は、これまでの調査で同遺跡が住居や墓、陶窯からなる大型集落であることが分かったと説明。オルドス地区では朱開溝遺跡、白敖包(はくごうほう)遺跡に続く新石器時代竜山文化末期~商(殷)代初期の重要遺跡だという。

 沙日塔拉遺跡の墓で出土した大型の双耳缶(片耳は欠損)。(フフホト=新華社配信)

 岳氏によると、今年発掘した住居跡はいずれも円形の竪穴式で、列をなしていることから一定の計画に基づくものと推測される。住居跡近くで墓と灰坑が見つかったが、居住域と墓域に明確な境界はなかった。墓はすべて竪穴式土坑墓で、仰向け伸展葬とうつ伏せ伸展葬の二つに分かれていた。3年間の発掘調査で、円形の竪穴式住居の4割に子どもが埋葬されていることが分かったが、長方形の地面に建てられたしっくい壁の住居には子どもの埋葬がなく、時代や集団、習俗が異なることを示している。

 出土品については、縄文缶や高領藍文缶、花辺鬲(れき)、斝(か)式鬲などの土器から地元の竜山文化の継承が確認できる一方、大型の単耳缶や双耳缶、玉器などは西の斉家文化の影響を受けていたことも分かった。大量の石刀や石磨棒、石斧などの生産道具や昨年出土した人骨の同位体分析結果からは先人たちが農業主体の生活を送り、キビやアワを主食としていたことがうかがえ、大量の牛や羊などの骨は家畜の飼育が一定規模に達していたことを物語っている。

 岳氏は「ここ数年の発掘調査を通じて、一帯では4千年前に先人たちが雑居し、緊密に交流、融合していた事実を知ることができる」と語った。(記者/哈麗娜)

https://www.msn.com/ja-jp/news/world/沙日塔拉遺跡が裏付けた4千年前の交流と融合-中国内モンゴル自治区/ar-AA1oPl9D


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量産と再利用を省みる ローラー捺染機と古着 染織史料収集家 新井正直(桐生市西久方町)

2024-08-16 | アイヌ民族関連

上毛新聞 2024年8月15日 

 18世紀中頃、英国の紡績機や蒸気機関などの発明から産業革命が始まります。以来、繊維産業は大量生産、高速化を競ってきました。

 わが国でも1890年代から、最新のローラー捺染機(なっせんき)の輸入や国産機の開発を始めます。この機械は複数のローラー(銅や真鍮(しんちゅう)の筒)を持ち、その表面に微細な溝や穴による模様を刻みます。回転するローラーの間に白い反物を通すと、その溝に塗った色糊(染料を混ぜたのり)が生地に移り、多色の模様を生地の両面から染めることが可能です。

 従来の型紙を使う型染では、1日に職人1人で染められるのは着物3反ほど。一方、この機械1台で広幅物800反です。その結果、1914(大正3)年頃には生産過剰に。そこで生産者と販売者とで協議を重ねますが、効果は出ません。当時の新聞はこの状況を「絣(かすり)の洪水」と書いています。

 絣織物は江戸時代後期から流行します。しかし、その模様は織る前の糸を部分的に染め分ける手間が要り、量産が困難です。その模様をローラーで生地に直接染め、大量に安く製造できたのです。

 その一つ、通称ニコニコ絣は、大正時代から第2次大戦頃まで盛んに製造されます。これは木綿の生地に細かい点で模様を両面から染めます。そのため、本物か捺染なのか、顕微鏡でのぞいて判断するほど精巧です。

 桐生市の染織コレクションの中に、その絣の切(きれ)を一部に使った台湾先住民族の衣装があります。これは日本統治時代に渡ったものと考えます。機械化に伴う生産過剰は捺染に限りません。綿糸や織物も同様で、中国や朝鮮、台湾などにその販路を求めました。

 量産の次の課題は、その布を最後まで使うことです。作る苦労を知る人たちは、小さな切でも捨てずに縫い合わせて使いました。江戸時代、近江などの商人が運んだ古着が秋田の端縫(はぬ)いの襦袢(じゅばん)やアイヌの上着などに再生されています。また、風俗史家の笹岡洋一先生は「戦前、上野や銀座にも古着屋があって見て回った」と言います。

 質屋もまた、古着の流通を担いました。その帳簿には、日付ごとに金を借りた人の名前と金額や利子、質草(預かった着物や帯など)の種類と数、返却または流れた日といった詳細を記しています。

 近年、異常気象と災害は深刻さを増しています。繊維産業が続けてきた大量生産も、その一因と考えられています。環境省の2022年度「循環型ファッションの推進方策に関する調査業務」によると、この年、推定で45万5千トンもの衣類が焼却処分されたそうです。リサイクルの動きも増えつつありますが、廃棄がはるかに多いのが現状です。

 欲求に従う私たちは手に余る量の物や機能、便利さを求めています。今、こうした生活様式を省みて、地球環境を優先する暮らし方への転換が求められています。

 【略歴】元県繊維工業試験場主任研究員。当時から国内外の染織技法やデザインを研究。2022年、米メトロポリタン美術館KIMONO STYLE展の図録を執筆。

https://www.jomo-news.co.jp/articles/-/515837


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ひとりの人類学者の登場ですべてが変わった…20世紀の学問史を塗り替えた男が発明した「とっておきの調査手法」

2024-08-16 | 先住民族関連

現代ビジネス 2024年8月15日  奥野克巳 

「人類学」という言葉を聞いて、どんなイメージを思い浮かべるだろう。聞いたことはあるけれど何をやっているのかわからない、という人も多いのではないだろうか。『はじめての人類学』では、この学問が生まれて100年の歴史を一掴みにできる「人類学のツボ」を紹介している。

※本記事は奥野克巳『はじめての人類学』から抜粋・編集したものです。

本当のことが知りたかった男

どのような分野であれ、人は何かを知りたいと思ったとき、まずはこれまで先人たちが残してきた書物を探します。そして目的のことが書かれている本や文献、資料にあたれば、たいていのことはイメージが掴めるでしょう。

しかし、それで本当に知りたいことの「すべて」が理解できるわけではありません。遠く離れた場所に住む人たちのことは、本だけでは分かりません。どうしても理解できない部分がモヤモヤと残ります。それならば実際に現地に行って、見てみることで、謎は解決に向かうはずです。

ひとりの人類学者の登場ですべてが変わった…20世紀の学問史を塗り替えた男が発明した「とっておきの調査手法」

© 現代ビジネス

そのことを人類学の中で突き詰めた人がいます。ポーランド生まれのブロニスワフ・マリノフスキです。彼はフィールドに出かけて長期間にわたって現地に住み込み、その土地の言語を身につけて調査を進めました。

マリノフスキは1884年、ポーランド南部の古都クラクフに生まれました。父は著名なスラブ語学者でしたがマリノフスキが幼い頃に亡くなり、彼は母子家庭で育ちました。若くして父を失ったマリノフスキですが、仲間たちと詩や論文を読み耽り、19世紀末のヨーロッパの文芸思想に親しむ少年時代を過ごします。

クラクフにあるヤギェウォ大学に入学したマリノフスキは、最初、物理学と数学を専攻しました。その後、次第に哲学に関心を移し、『思想の経済性についての考察』という題の卒業論文を書き上げます。そうして哲学を研究する中でフレイザーの『金枝篇』を読む機会を得て、人類学に惹かれていったのです。

マリノフスキは、ドイツのライプツィヒ大学で民族学者カール・ブリュッヘルと民族心理学者ヴィルヘルム・ヴントのもとで学んだ時期がありました。ヴントは、その頃広がっていた、文化を進化論的に見る考え方に対して批判的な姿勢をとっていました。個人の意識や心理の発達を、言語や神話、慣習などの社会の諸要素との関係の中で捉えようとしたのです。それはデュルケームの「集合表象」にも近い考え方でした。

1910年にイギリスに渡ったマリノフスキは、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスの大学院に入学します。そこで彼は、ニューギニアでの調査を終えて『英領ニューギニアのメラネシア人』を出版したばかりのチャールズ・ガブリエル・セリグマンと、幼少期にともに育った男女同士は性感情を持たなくなるという「ウェスターマーク効果」の提唱者であるエドワード・ウェスターマークから学びました。

思いがけないことが起きた

マリノフスキはウェスターマークのもとで『オーストラリア先住民の家族』という論文を書き、科学博士号を取得しています。しかしマリノフスキはこの頃から、文献だけに依拠する研究には限界があると感じるようになりました。文献でしか知らないオーストラリアの先住民に実際に会って、自身の目でその暮らしを確かめてみたいと思い、奨学金を願い出て、それが認められます。

ところがマリノフスキがオーストラリアに渡っているちょうどその時に、第一次世界大戦が勃発します。オーストリア国籍で、敵国人でもあったマリノフスキは収容される恐れがありました。そうなると研究どころではありません。ですが、彼はオーストラリア政府から保護観察処分とされます。さらに彼が望むのならば南西太平洋地域での現地調査をしてもいいとの許可を与えられ、その上資金提供まで受け取るという幸運に恵まれたのです。マリノフスキの思いがけない僥倖によって、結果として人類学が大きく進展することになりました。そう考えると、研究者の個人的事情と時代背景、学問の発展との関係は、本当に不思議なものです。

さらに連載記事〈なぜ人類は「近親相姦」を固く禁じているのか…ひとりの天才学者が考えついた「納得の理由」〉では、人類学の「ここだけ押さえておけばいい」という超重要ポイントを紹介しています。

https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/ひとりの人類学者の登場ですべてが変わった-20世紀の学問史を塗り替えた男が発明した-とっておきの調査手法/ar-AA1oSu8H?ocid=BingNewsVerp


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