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「洞爺湖有珠山」ジオパーク更新へ事前調査 推進協、来夏の審査へ準備

2022-07-29 | アイヌ民族関連
北海道新聞07/29 05:00

噴石で壊された旧とうやこ幼稚園などを視察する洞爺湖有珠山ジオパーク推進協議会と日本ジオパーク委員会の関係者
 【伊達、洞爺湖、豊浦、壮瞥】国連教育科学文化機関(ユネスコ)による4年に1度の認定審査を2023年夏に控える洞爺湖有珠山ジオパークで、日本ジオパーク委員会(東京)による事前調査が28日まで3日間行われた。洞爺湖有珠山ジオパーク推進協議会(事務局・洞爺湖町)は調査を踏まえ、再認定に向けた準備を本格化させる。
 伊達市と洞爺湖、豊浦、壮瞥の3町にまたがる地質遺産の洞爺湖有珠山ジオパークは09年、国内で初めて世界ジオパークに認定され、これまで3回更新された。来年夏にある次回審査は、洞爺湖有珠山ジオパーク推進協などが来年1月までにユネスコへ提出する報告書をもとに行われる。報告書は今回の事前調査で出された指摘を踏まえて作る。
 事前調査は26日に始まり、有珠山噴火の体験を語り継ぐガイドボランティア「洞爺湖有珠火山マイスター」らが、00年噴火で生まれた西山火口周辺など域内のジオサイト(見学場所)に日本ジオパーク委員会の調査員2人を案内。噴火による遺構を学術的な調査研究や減災教育に役立てている取り組みを説明した。
 ジオパークの認定は地質だけでなく、地域の文化遺産についても評価する。27日のプレゼンテーションでは、アイヌ文化の講座を開き、地域の伝統祭りをそれぞれの市と町の無形文化遺産に登録している取り組みを洞爺湖有珠山ジオパーク推進協が説明した。
 日本ジオパーク委員会の調査員は3日間の調査を終え、取り組みを報告書にしっかりと書き込むよう助言。洞爺湖有珠山ジオパーク推進協のスタッフは「アドバイスをもとに万全の準備をして審査に臨みたい」と話した。(山中悠介)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/711394
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