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西島松5遺跡出土品、重文指定へ 喜びに沸く恵庭の関係者 「しっかり保存活用する」

2024-03-16 | アイヌ民族関連

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北海道新聞2024年3月15日 0:00(3月15日 23:48更新)

文化審議会が重要文化財に指定するよう答申した「西島松5遺跡出土品」(恵庭市郷土資料館提供)

 【恵庭】国の文化審議会が15日、市の「西島松5遺跡出土品」を重要文化財(重文)に指定するよう答申したことを受け、地元の関係者らは喜びに沸いた。市は貴重な文化資源として、保存により一層力を入れながら、地域文化を活用したまちづくりを推進していく考えだ。

 同遺跡は市内を流れる柏木川沿岸の台地に位置する。遊水地建設工事に伴い、道埋蔵文化財センターが2000~05年に敷地約2万1千平方メートルを発掘調査したところ、7~8世紀の土坑墓と8~9世紀の周溝墓の計90基が見つかった。墓からは当時の漆製品や金属製品など167万点が出土している。

 文化審議会はこのうち、土器、金属製品など218点を指定するよう答申。本州で製作されたとみられる装飾付き大刀(たち)や蕨(わらび)手刀(てとう)などの金属製品が170点以上出土し、道内で見つかった同時期の金属製品の4分の1を占めていることなどから、当時の石狩低地帯と本州との交流を考える上で「極めて重要な考古資料」と評価した。

 重文になれば、市内では06年に指定された「カリンバ遺跡出土品」に次いで2例目となる。答申を受け、市郷土資料館の長町章弘学芸員(53)は「貴重な資料にしてもらい、うれしい限り。これからは一層しっかりと保存活用していく必要があり、身が引き締まる思い」と決意を新たにする。

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https://www.hokkaido-np.co.jp/article/988218/

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