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登別で知里幸恵フォーラム開かれ「アイヌ神謡集」学ぶ

2015-09-23 | アイヌ民族関連
室蘭民報 【2015年9月20日(日)朝刊】
 NPO法人知里森舎(横山むつみ理事長)主催の知里幸恵フォーラム'15in登別が19日、登別市中央町のホテル平安で開かれ、来場者が「アイヌ神謡集」について理解を深め、アイヌ伝統の歌や踊りを楽しんだ。
 幸恵の功績を後世に伝え、アイヌ文化について理解を深めてもらおうと、2000年(平成12年)から毎年開催、16回目になる。東京外国語大学大学院非常勤講師で、アイヌ語やアイヌ文学が専門の志賀雪湖さんが「『アイヌ神謡集』を読む」と題して講演した。
 約120人が来場。志賀さんは「アイヌ神謡集はアイヌ文学を学んだ者にとって謎の多い物語。アイヌの物語は普通、論理的整合性を追求、つまりつじつまが合うように展開しているが少し違う」と説明。
 「また第1編については、アイヌ人と倭人が日本という一つの国の中で、どう関わっていったらよいかを示した物語と解釈することもできる」などと、持論を展開した。
 続いて平取アイヌ文化保存会のメンバーがアイヌ民族の歌舞を披露し、来場者と交流した。
 横山理事長は冒頭「本日で知里幸恵銀のしずく記念館開館から丸5年。多くの支えがあり、運営に手応えをつかんでいます。今後は若い皆さんにも来てもらえるよう、声を掛けていきたい」とあいさつした。
(鞠子理人)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2015/09/20/20150920m_05.html


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