元!吹奏楽部顧問の日常 

顧問を離れて早数年。今やただの音楽&ラグビー大好き親父です。

2024 2月5日

2024年02月05日 | 吹奏楽
この時期になると聴こえてくる吹奏楽コンクールの課題曲。
昨日動画サイトで一通り聴いてみたが、特に印象に残る作品はなかったな。


先日何ということもなく、東京佼成WOの邦人作品シリーズの一枚を手に取って聴いてみた。



ぐるりよざ(邦人作品シリーズvol.2/小野田宏之&TKWO)

・マーチ『カタロニアの栄光』(間宮芳生)
・ウィンドオーケストラのためのムーブメントII/サバンナ(石原忠興)
・響宴I(保科洋)
・大阪俗謡による幻想曲(大栗裕)
・フルバンドのための「パレード」I〜V(青島広志)
・吹奏楽のための交響詩「ぐるりよざ」(伊藤康英)

どれも水準の高い、レパートリーとして取り上げられる価値のある作品だと感じた。
しかし、実際にはどうか?
今の若い世代は大栗作品以外は殆ど、いや全くと言っていいほどこれらの作品を知らないのではないかしら?

勿体ない、いや実に勿体ない。


この音源が録音されてもう30年以上が経過しているが、その間日本の吹奏楽は発展したといえるのだろうか?
相変わらずコンクール一辺倒で、しかも優れた作品の殆どは忘れ去られているのではないか???


ということでもう一枚チョイス。



飛天の舞(同シリーズvol.8/山下一史&TKWO)

1. 伊藤康英: 交響曲(1990)
2. 田村文生: 饗応夫人(1994)(オリジナル・ヴァージョン)
3. 上岡洋一: 行進曲「秋空に」(1976)
4. 團伊玖磨: 行進曲「希望」(1988)
5. 真島俊夫: 三つのジャポニスム(2001)
6. 松下功: 飛天の舞(2002)

こちらも面白い。
『秋空に』、とてもいいマーチ!
『三つのジャポニズム』は久しくコンクールバージョンしか聴いてこなかったので、オリジナル版がいたく新鮮(苦笑)。

タイトル曲の『飛天の舞』も力作。
来季オオサカ・シオンWOが定期演奏会で松下さんの作品をまとめて取り上げるらしいが、聴いてみたくなったりしてw。


そしてその後さらにもう一枚。


能面(同シリーズvol.3/小野田宏之&TKWO)

1) 間宮芳生:吹奏楽のための序曲
2) 名取吾朗:吹奏楽のための詩曲「永訣の詩」
3) 三善 晃:スターズ・アトランピック'96
4) 稲垣卓三:三つの日本民謡
5) 伊東 乾:宇宙樹の森-三群の奏者と声のための舞楽、朗詠(初演)
6) 小山清茂:吹奏楽のための組曲「能面」(全曲版初演)


自国の作品は大事にすべき。
強くそう思っている。
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