2024 6月7日

色々まとめて。

①GMマラソン＠レニー＆NYP（12枚組）完走！



印象に残ったのは6番と9番。

6番はスタジオ録音とは思えぬライブ感。
9番は、BPh盤から聴こえて来た狂おしいほどの激情は感じられなかったものの、レニーがGMと殆ど一体化してしまったのではないかと思わせるほどの没入ぶりには参った。
特に終楽章のアダージョは、単なる空気振動にしか過ぎない筈のものに、なぜこれほど心が揺さぶられるのかを考えさせられた演奏でもあった。

この全集をベストと言い切れるかどうかは分からない。
しかし、´60年代にこの全集が発売されたことの意義がさぞや大きかっただろうことは容易に想像できる。
レニーは紛れもないGM教の使徒の一人だった訳だな。

8番がLSOで、『大地の歌』が全集に含まれていなかったのは残念だが、それにしてもNYPの演奏には素晴らしいものが多かったと思う。
ベイカー（Fl）、H.ゴンバーグ（Ob）、ドラッカー（Cl）、ヴァッキャーノ（Tp）、チェンバーズ（Hr）ら、往年の名プレーヤー達も勿論凄かった。


そういえば、楽しみにしていた7番のインパクトが今イチと感じたのだが、CD棚をよく見たら7番だけは別売りで既に持っていたことを思い出した（苦笑）。

次の大物は、カイルベルトの『指輪』か、はたまたカラス＠ヴェルディBoxかｗ！？

②読了↓



史上初の『指輪』全曲録音という偉業を成し遂げたデッカの名プロデューサー、カルショーの『指輪』制作ドキュメンタリー。
完成に至るまでにどれほどの難行苦行があったのか、実感としてよく伝わってきた。

とても面白く、また興味深い内容だったので、これはもう音源とメイキング映像を観ない訳には行かんｗ！！

既にAmazonのカートには入れてあるので、近日中に購入予定。
カイルベルトも控えてるんだけどなあ...。


③昨日は凄く久しぶりの全日有休。観てきた映画がこちら↓



前作『MM・怒りのデスロード』をBS録画で観たらすごく面白かったので、これは観ずばなるまいと思った次第。
実際、こちらも十分に面白かった。

主役のアニャ・テイラー＝ジョイの目力が半端なく強力で惹きつけられた。
今後注目していきたい女優さん。


④長丁場に渡ったＧＭマラソンの後は、全然違う路線で。




最近のＬＳＯも名手が揃っているらしい。
特にＯｂは印象的だった。


次はこちらを鑑賞中↓