元!吹奏楽部顧問の日常 

顧問を離れて早数年。今やただの音楽&ラグビー大好き親父です。

10月6日

2021年10月06日 | いろいろ
感想あれこれ↓

①読了!



マエストロ、ようこそ(広渡 勲)

中身を大して吟味もせず買った本だったが、読み終えて大満足!
日本のオペラ・バレエ界を牽引してきた裏方(海外団体の招聘・制作・舞台技術他)の元締めみたいな方の回顧録だった。

著者の広渡さんは長年にわたって、海外の歌劇場・バレエ団の引っ越し公演を実務面で支えてこられて来た方で、
あのクライバーと個人的に親しく(驚)、マネージャー業務までやっていたことがあるという!?さらにはバレンボイムやメータとも長い付き合いで、さらにはかのモーリス・ベジャールとも親交があった由。

手がけた引っ越し公演は数知れず、スカラ座、ウィーン歌劇場、MET、ロイヤル・オペラ、バイエルン国立歌劇場・・・、枚挙に暇がない。
さらには東京バレエ団の海外公演やベジャールの20世紀バレエ団の引っ越し公演も担当していたと言うから、これはもう生き字引のような方!


オペラやバレエの裏話が非常に楽しいが、何と言っても白眉はやはりクライバーだろう。カラヤンが亡くなった直後に東京でマゼールと密かに会食していたとか、伝説的な'94年の『ばらの騎士』公演@ウィーン国立歌劇場が実は舞台裏ではハラハラドキドキの連続だったなど、とてもここには書き切れない。

先日、1967年の大阪国際フェスティバルでの『トリスタン』(ブーレーズ&N響他)の音源を聴いたばかりだが、これからも様々なオペラのライブの記録を聴くたびに広渡さんのことを思い出すだろう、きっと。
何度でも読み返したくなる本に出会えて、幸せな気分(^^)。


②昨日聴き終わった音源



グールド:協奏曲集(LvB:皇帝、JSB:イタリア協奏曲 他)

安かったから買った音源だったが、グールドの『皇帝』にビックリ。
ベートーヴェンとがっぷり四つに組み、全くエキセントリックなところのない堂々たる演奏。どうしてもバッハのイメージが強かっただけに、いい意味で期待を裏切られた感じ(苦笑)。

他にも色々グールドの音源を探してみるとするか。


PS 今聴いているのがこちら↓



ベッリーニ:夢遊病の女(カラス 他/ボット&スカラ座管 他/ライブ録音)

まだ一幕の途中だけれど、既に大ブラボーの嵐が飛び交っている(苦笑)。
これは凄い演奏の記録。

カラス、どんだけ声が出るの!!??

ラストは一体どんなだろう(^^;)?


コメント
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