一昨日届いたDVD↓
久しぶりに習志野高校吹奏楽部の演奏を鑑賞した。
勢いで、最初のDVDも引っ張り出したりして(^^;)。
新妻先生率いる習志野高校の演奏は、透明感溢れる響きが一番の魅力。
ラベルやドビュッシーを奏でるのに相応しい音を、先生ご自身が求めて作り上げたものだろう。
前にも書いたことがあるが、1992年の関東大会(当時)、茨城県民会館で聴いた『ダフニス』は今でも鮮明に覚えている。
パントマイムの、繊細に織り上げられた響きと演奏は衝撃以外の何物でもなかった。
21Cに入って顧問が石津谷先生に交代され、バンドも当然モデルチェンジした。
R.シュトラウス、ブルックナー&マーラー、あるいはロシア音楽など、力強さと燃焼度が格段にUPした演奏に。
指導者の求めるもので、バンドの音と演奏がこれほど変わり得るのかと、まざまざと見せつけられた感あり。
2002年の『ドン・ファン』は普門館で聴いたが、(カットはさておき)とてもいい演奏だった。
演奏直前、最前列のObだかFlの女子が石津谷先生にニッコリ微笑むのが客席から見えて、印象深い。
(※ロビーで偶然新妻先生にお目にかかった際、「いい演奏だったでしょう」と、とてもうれしそうに語られたのを良く覚えている。)
DVDに収録され、また習志野文化ホールで実際に聴いた演奏だが、2005年の定期演奏会で新妻先生が指揮された『海』(第3楽章)も思い出深い。
前後の演奏は紛れもなく石津谷先生が求める音だったのに、新妻先生が振ると、往年の習志野高校の音に様変わりしていたのだった(驚)。
現在は、3代目顧問の織戸弘和先生が指導されていると聞く。
以前、習志野高校がよく歌う『筑後川』より‘河口’(團伊久磨)の楽譜を見せて頂いたとき、編曲者のところに「織戸弘和」と言う名前が書いてあったのを
覚えている。
今度はどんな音&どんな演奏に変わっていくのだろう(^^)?