元!吹奏楽部顧問の日常 

顧問を離れて早数年。今やただの音楽&ラグビー大好き親父です。

5日前、そしてバーチ

2008年06月24日 | Weblog
ホール練習から、もう2日経ちました。

諸事情で、最後まで全員メンバーが揃わなかったり、
客席で客観的に聴いてもらいたかったアドバイザーの都合が悪かったり、
あるいは、またまた私のセッティングミスで録音が今イチ不調だったり(^^;)と、
色々ありましたが、
なかなか充実した内容になりました。
(午前中『フェスティーヴォ』の練習も出来たし。)


とにかく課題がはっきり見えてきました。
何とかしなければならない部分はたくさんあります。
一方、昨年よりも地力がかなりついてきたことも確認できました。
(もちろんまだまだ下手ではあるのですが・・・。)


音が寄ってきた分、まとまり切れていない部分が目立ちます。
特に、『ルーマニア』の左手パートの音程が・・・(涙)。


昨日今日とクラスマッチ、明日が芸術鑑賞と変則日程が続くので、
前半3日間は生徒主体の分奏です。
昨日はホール練の録音を聴いてからコンサート用の物品借用に出かけ、
今日は今日とて成績処理に追われっぱなしでした。

生徒達が自力で音楽に立ち向かってくれていることを期待します(^^)。




車では、

■ショスタコーヴィチ:『女ひとり』全曲

■宮本文昭:Ob作品集

と、再びクラシック路線。


『女ひとり』、やはりただの映画音楽ではありません。
途中、Ob/E.Hr/Fg/C.Fg(!)の長ーいどソロが置かれ、
そしてテルミンも合奏に加わる!

いったいどんな場面やら、想像もつかん(笑)。


一方ミヤモト盤は30年前の録音。
音も演奏も、若々しく、瑞々しい。
やっぱり、世界に通用したプレイヤー、いや音楽家だったんですなあ。





最後になりましたが、
ネットで、元NHK交響楽団首席Hr奏者、千葉馨先生ご逝去のニュースを知りました。
御歳80歳とか。

中学校の時、B♭のシングルホルンで『惑星』の‘金星’の短いソロを
朗々と吹いていたのをテレビで観たのが最初だったように思います。
背筋がしゃんと伸び、ベルを高々と構える姿が印象的でした。


大学3年の春、九州への演奏旅行でモーツァルトの3番を吹いていただきました。
何度か、ご自宅の新年会にもお邪魔したこともあります。

ホルン吹き、と言うよりは、偉大な音楽家だったと思います。
そして、楽隊肌の豪快な親分、「バーチ」でもありました。


一つの時代の終わり、ですね。
謹んでご冥福をお祈りします。


後で、最近買ったブラームスのトリオを聴き直してみよう。

コメント
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