こんにちは、国立消防団第一分団に所属している石井伸之です。
本日は午前9時より国立市役所3階会議室にて、普通救命講習を受けました。ちなみにこの講習は救命技術の維持向上に向けて3年に一度受けることとなっており、私は前回平成20年に受講したことから、今回受講することになっております。
まずは立川消防署の方より、応急手当ての必要性についての話を聞き、テキストの中にある「カーラーの救命曲線」によると、心臓停止状態になると約3分で死亡率が50%となり、約7分で死亡率が100%となるそうです。呼吸停止では10分で死亡率50%、30分で死亡率100%となり、多量出欠の場合は30分で死亡率50%、約一時間で死亡率100%になるそうです。
救急車の平均到着時間が6分~7分ということを考えると、心臓停止時に救急車が到着するまでに心肺蘇生ができるかどうかが大変重要であると言われました。
成人が突然死する原因の双璧と言えるのが心筋梗塞と脳卒中であり、心筋梗塞は心臓付近の血管が血栓によって詰まり、心臓周辺の筋肉が壊死することによって発症するそうです。脳卒中の中には脳梗塞(脳の血管が血栓などで詰まり、脳細胞が壊死することによって発症します)と、くも膜下出血があり、後者は今まで経験がしたことの無いような、バットで後頭部を激しく叩かれたかのような衝撃があると言われております。
練習中に亡くなられた巨人の木村コーチの場合は、前日から激しい頭痛に襲われていたことから、もしも激しい頭痛の際には病院へ行くことをお勧めいたします。
次に子供の突然死にも触れられ、子供は大人が想像している想定外の原因で不慮の事故に襲われる可能性があると言われておりました。例えば、浴槽の中や洗濯機で水の事故に遭う危険性について説明されました。詳しい説明は割愛させていただきますが、小さな子供から目を離さないことが大切であると感じました。
我が家でも、ハイハイができるようになったばかりの長女が、廊下から玄関に転落して大泣きしていたことがありました。
その後は、人工呼吸や心臓マッサージ、AEDの使い方についての実地訓練があり、AEDは機械自体が音声で使い方を伝えてくれますので、大変分かりやすくなっております。心肺停止状態の方を発見した場合は、一刻一秒を争いますので、一刻も早い人工呼吸とAEDの活用が必要であると感じました。
是非とも市民の皆様には、職場などで行われている救命講習を積極的に受講していただき、いざという時に他人を助けられる知識を得ていただければと思います。
AED講習前に並べられたAEDと体験用の人形です。
人工呼吸用の衛生器具を取り付けて、人工呼吸の練習をしています。鼻をつまみ、大きく2回相手の口全体を覆うように息を吹き込みます。
心臓マッサージ中です。30回ワンセットで行うこととなっており、これが意外と疲れます。
続いて、AEDが届いたとの想定でAEDを動かし、電気ショックを与えます。
AEDの指示に従って、心臓マッサージと人工呼吸を行います。
訓練用のAEDです。
消防団では、市民の皆様を守ることが出来るように、救命技術の向上に向け、様々な訓練を行っております。
本日は午前9時より国立市役所3階会議室にて、普通救命講習を受けました。ちなみにこの講習は救命技術の維持向上に向けて3年に一度受けることとなっており、私は前回平成20年に受講したことから、今回受講することになっております。
まずは立川消防署の方より、応急手当ての必要性についての話を聞き、テキストの中にある「カーラーの救命曲線」によると、心臓停止状態になると約3分で死亡率が50%となり、約7分で死亡率が100%となるそうです。呼吸停止では10分で死亡率50%、30分で死亡率100%となり、多量出欠の場合は30分で死亡率50%、約一時間で死亡率100%になるそうです。
救急車の平均到着時間が6分~7分ということを考えると、心臓停止時に救急車が到着するまでに心肺蘇生ができるかどうかが大変重要であると言われました。
成人が突然死する原因の双璧と言えるのが心筋梗塞と脳卒中であり、心筋梗塞は心臓付近の血管が血栓によって詰まり、心臓周辺の筋肉が壊死することによって発症するそうです。脳卒中の中には脳梗塞(脳の血管が血栓などで詰まり、脳細胞が壊死することによって発症します)と、くも膜下出血があり、後者は今まで経験がしたことの無いような、バットで後頭部を激しく叩かれたかのような衝撃があると言われております。
練習中に亡くなられた巨人の木村コーチの場合は、前日から激しい頭痛に襲われていたことから、もしも激しい頭痛の際には病院へ行くことをお勧めいたします。
次に子供の突然死にも触れられ、子供は大人が想像している想定外の原因で不慮の事故に襲われる可能性があると言われておりました。例えば、浴槽の中や洗濯機で水の事故に遭う危険性について説明されました。詳しい説明は割愛させていただきますが、小さな子供から目を離さないことが大切であると感じました。
我が家でも、ハイハイができるようになったばかりの長女が、廊下から玄関に転落して大泣きしていたことがありました。
その後は、人工呼吸や心臓マッサージ、AEDの使い方についての実地訓練があり、AEDは機械自体が音声で使い方を伝えてくれますので、大変分かりやすくなっております。心肺停止状態の方を発見した場合は、一刻一秒を争いますので、一刻も早い人工呼吸とAEDの活用が必要であると感じました。
是非とも市民の皆様には、職場などで行われている救命講習を積極的に受講していただき、いざという時に他人を助けられる知識を得ていただければと思います。
AED講習前に並べられたAEDと体験用の人形です。
人工呼吸用の衛生器具を取り付けて、人工呼吸の練習をしています。鼻をつまみ、大きく2回相手の口全体を覆うように息を吹き込みます。
心臓マッサージ中です。30回ワンセットで行うこととなっており、これが意外と疲れます。
続いて、AEDが届いたとの想定でAEDを動かし、電気ショックを与えます。
AEDの指示に従って、心臓マッサージと人工呼吸を行います。
訓練用のAEDです。
消防団では、市民の皆様を守ることが出来るように、救命技術の向上に向け、様々な訓練を行っております。