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鉱物の部屋へのいざない

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化石4

2012-03-24 11:20:02 | 日記・エッセイ・コラム

今日はいよいよ古生代の主役である三葉虫です。

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↑モロッコ産のデボン紀の三葉虫(プロエタス)

写真は古生代を代表する三葉虫の化石です。三葉虫の化石は人気があります。実際、ミネラルショー等で見かける三葉虫の化石には、非常に美しい標本が沢山あります。保存状態が良く、見た目にも美しい形態をしているものも多くあります。ヨーロッパの中世ではそれが何だか不明のまま装飾品とされていた事もあったようです。

三葉虫の形態も様々あり、中には角が生えているものとか、宇宙船のような形のものもあります。

そういえば、高価な角付きの標本を買って、梱包を開ける時にその角を折ってしまった、という話を聞いた事があります。大切な標本を買って、それを楽しみに開ける瞬間に傷つける事、その傷は心の傷と同時に残ってしまうでしょう。私も鉱物結晶で同じ様な経験があります。 フラジャイルな感覚、それでこそ貴重なのかも知れません。

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↑モロッコ産のオルドビス紀の三葉虫(デアカリメネオーズレグイ)

いわゆる三葉虫と言われる典型的な形をしている標本です。三葉虫は古生代で絶滅しますが、全地球史を考えると地球を代表する生物のようにも思えます。それは示準化石にもなっていて、広く世界中から産出します。種類も多く時代を特定する事も出来る貴重な化石です。

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↑アメリカ オハイオ州産 オルドビス紀の三葉虫(フレキシカリメネミーキー)

この写真は丸まったまま化石になったものです。不思議な形をしています。三葉虫の面白さはその形態のヴァリーションかも知れません。

私はこの標本を初めて見た時は何かモダンデザインのように感じました。実際にはあまり似ていないのですが、小松市の郊外にある小松ドームの形状を連想してしまいました。そういえば小松ドームも何となく三葉虫的な形をしているように思います。

三葉虫の様々な形はWeb検索でも沢山見れます。形態ヴァリエーションを楽しんで下さい。

コメント
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