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鉱物の部屋へのいざない

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化石5

2012-03-25 12:43:44 | 日記・エッセイ・コラム

ようやくアンモナイトです。

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↑Tulear,Madagascar産 ジュラ紀のアンモナイト(ペリスフィンクテス)

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↑Satatov,Russia産 ジュラ紀のアンモナイト(クラスペディテス ノディガー)

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↑マダガスカル産アンモナイト

アンモナイトの魅力は何と言ってもその美しい幾何学的な螺旋です。さらにその質感です。あるものは黄金色に輝く黄鉄鉱に、あるものは虹色に輝くアンモライトという宝石に、あるものは煌く真珠光沢に、あるものは光沢のある大理石に、等々、その質感は多様性があります。そして、縫合線というフラクタルな幾何学模様も魅了的です。

そのような生物が太古の海に生きていたのです。そしてその環境には様々なドラマがあったと思います。

アンモナイトも三葉虫と同じ様に地球史的に地球を代表する生物だったと思います。そしてやはり示準化石でもあり、多品種です。

アンモナイトの化石は石好きの人たちを魅惑する美とロマンを兼ね備えていると思います。

実は、私は第一回東京国際ミネラルフェア(新宿ショー)に行っています。25年前の事になりますが、その頃はまだ本格的な鉱物趣味に染まってはいませんでした。ただ、何となく気になって、会場に行き、黄鉄鉱とアンモナイトの化石を買った記憶があります。

アンモナイトの化石は石好きの人とその予備軍的な人にも魅力的な石なのだと思います。

おすすめの本を一冊挙げます。それはその名も「アンモナイト」(2009年 著者:ニール・L・ラースン 発行所:アンモライト研究所)です。何がおすすめかと言うと、載っている標本が美しいのです。写真もきれいです。多様なアンモナイトもそれぞれ詳しく解説してあります。写真を見ているだけでも楽しい時間を過ごせると思います。

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