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鉱物の部屋へのいざない

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鉱物が登場する映画3

2012-03-09 10:53:29 | 日記・エッセイ・コラム

鉱物が登場する映画3で話題にするのは「クロス・エレメント」(1996年アメリカ映画)です。知っている人は少ないと思います。

「クロス・エレメント」は劇場未公開でビデオのみのB級SF映画です。ただ、B級映画だと言っても主役はルトガー・ハウアー(「ブレードランナー」の悪役レプリカント役)で、クリスタルが関係する異次元もののSF作品です。私は最初は期待してレンタルビデオ屋さんで借りて見ました。

映画の出来は話題に出すほどの作品ではないのですが、ただ、その中で出てくるシーンが衝撃的でした。その衝撃的なシーンとは鉱物マニアなら目を覆いたくなるシーンです。

そのシーンとは、どこか外国の博物館の鉱物標本展示室がその舞台です。その展示室には数多くの大型の美しい結晶鉱物がガラスケースの中で並んでいます。その展示室の中で何と!乱闘が始まるのです。それも中世の甲冑を纏った騎士との戦いです。剣を振り回し、ガラスケースは粉々に割れ飛び散っています。展示されている鉱物標本も無傷ではいられません。

何というシーンでしょうか!ただでさえ大切に扱わなければならない結晶鉱物の置いてある所での乱闘シーンです。その製作意図は何なのでしょうか?神経を疑います。と同時にそのようなシーンも撮れてしまう文化的な許容度の高さも感じてしまいました。

これはカルャーショックでした。

私はこの「クロス・エレメント」はレンタルビデオ屋さんに返し、すぐに忘れていました。

今手元に、この「クロス・エレメント」のビデオがあります。数年前に名古屋大須の中古ビデオ販売のお店で発見しそれを入手しました。なぜこんなものを入手したのか、と言うと、この作品も鉱物が登場する映画に違いないからです。

欧米の自然史系の博物館では鉱物展示室は当たり前のようにあるようです。有名なところではアメリカのスミソニアン博物館がありますし、イギリスの大英博物館やフランスの自然史博物館も有名です。気になっている博物館としてはウィーン自然史博物館もあります。それらの博物館の様子はWeb上でも垣間見れますが、やはり実際に行ってみたいものです。

「クロス・エレメント」に出てくる博物館はどこの博物館だったのでしょうか?

私はまだその疑問の答えを見出してはいません。

コメント
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