いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

忙しい師走の土曜日

2010-12-11 | Weblog
 区議会議員には土日という感覚はない。いや、土日こそが地域の方々と情報交換の出来る機会であるとも言える。ただ、その情報交換が「御用聞き」になるのか、「政策提案」になるのかで議員の資質が問われる。

 さて、今日は、朝からお隣の町会の年末一斉清掃に参加した。ここは「準超町会員」扱いなので、とても気楽に参加できる。5名ほどの班にわかれて町内を清掃するのだが、日ごろ、なんとなく歩いている地元に起こった様々な事件(?)などをうかがいながら回るのは楽しい。

 町内清掃が終わると、背広にお色直しをして、ある企業の事務所へ。区内でのまちづくりのために、この会社の協力が必要だとの情報があり、旧知の社長さんと意見交換。さらに、次は老人福祉施設へ向かった。この施設の新たな計画をうかがうためだ。

 午前の部が終わって、その近所の「何の変哲もない」普通の蕎麦屋さんに入った。が、「素晴らしい」蕎麦屋さんだった。蕎麦だけでなく、とにかくメニューが豊富で安い。同行した知人が「お得なセットメニュー」750円なりを注文したので、私も同じものを頼んだ。写真をご覧いただきたい。ハンバーグ、コロッケ、鯖の味噌漬け、お蕎麦、ご飯。恐ろしい量だった。商店街の衰退が叫ばれるなか、ご主人のご苦労と工夫があふれ出る、すてきなお店だ。


 夕方からは、妻と「親バカ」で娘の大学に向かった。学校のグリークラブの副将を務める長女のコンサートを聞きにである。学校の荘厳なチャペルで開催された演奏会の副題は「イタリア初期バロックの名作オラトリオとミサ曲」とある。歌声はキレイだが、歌詞はすべてイタリア語だかラテン語で、訳文を追っかけても、いつの間にかわからなくなる。いやはや、どうも文化的素養が欠落しているようだ。


 次の会合があるため、妻だけ残して地元へ。地元町会の神輿会の忘年会に参加したが、遅れて参加したため宴は最高潮。大騒ぎの中での挨拶、そして車座での政治談議となった。自営業者が多いメンバーからは「政権はどうでもいいから、景気をよくして欲しい」との悲痛な訴えが多かった。人災とも言える「民主党不況」を変えるパワーがいずれの政党にも欠けている。情けない状況は、救国再編しかあるまい。

 盛り上がっているうちに、もう一軒の忘年会の終了時間が近づいた。あわてて自転車で、次の会場に行くも「真っ暗」。あちゃ~やっちまった。止む無く、神輿会の会場に戻り、後片付けをお手伝いして帰宅。

 まあ、この程度なら年末にしては会合の少ない一日である。多分、自民党や一部、地元活動に熱心な民主党の区議は、この数倍の忙しさだと思う。まだまだ呑める??

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なかのひと


「会費」と書かれていれば合法?いいえNO!東京都選管

2010-12-10 | Weblog
 忘年会、新年会のシーズンとなったが、一番困るのが「会費の明示」のない会合である。例えば、町会役員は「参加費無料」などというものだ。組織に所属している人達は「無料」であっても、よそ者である議員は、それなりの費用を負担しなければいけないだろう、と普通は思う。

 受付の方たちも「会費なら大丈夫だろ」と、アドバイスまでくださる。長年議員をやっている人ですら、そう信じていて「会費」と印刷した封筒を持参している。

 ところが、これが「寄付行為」にあたり罰則をもって禁止されているのだ。
以下、東京都選挙管理委員会のQ&Aである。

Q:政治家が選挙区内で開催される会費制ではない会合に招待されたとき、提供される飲食物に見合う実費相当額を出すことはできるか?

A:実費相当額であっても会費のような債務の履行ではないので、禁止された寄附にあたる。

Q:選挙区内で開催される会費制の会合に政治家が無料招待されたとき、主催者の了解のもと無料招待を辞退し、正規の会費を払って参加することはできるか?

A:他の参加者と同額の会費であれば寄附にはあたらないので、会費を払って参加することは問題ない。

Q:政治家が氏子や檀家となっている選挙区内にある社寺の修復のために寄進をすることは出来るか?

A:罰則(50万円以下の罰金)をもって禁止される。社寺の修復のために氏子や檀家が寄進をすることは、半ば強制的との考え方が一般的ではある。しかし、他の氏子や檀家がみな寄進するという場合であっても、債務の履行でない限り、政治家がそれを行うと罰則の対象になる。

 と、とにかく社会人としての常識の範囲であっても、法律では厳しく禁止されているのだ。どうか、これから忘年会、新年会のご招待状をくださる皆様にお願いである。無粋なヤツだとお思いでしょうが、「会費」の明示をお願いいたしたい。

 ただし「某組合」のように議員だけ「会費15000円」というのは、寄附の強要にも抵触するのでアウトである。

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給食費払わないと一品減らすぞ!by区立小学校長

2010-12-09 | Weblog
 全国的に給食費の未払いが問題になっているが、大田区教育委員会は「大田区には未払いは存在しない。すべて年度末までには処理している」との答弁を繰り返す。本当だろうか?「談合は一切ない」との答弁と同様、これとて信用できない。

 新しい自治体と住民の信頼関係の基本は、あらゆる情報の公開と共有であろう。その意味では、大田区は大変後進自治体であると言える。情報は出来るだけ出さないよう、公文書開示請求でやむなく出す場合でも法定期限ぎりぎりの2週間後。

 そんな自治体では、とにかく暴露が重要である。暴露して議論を始めること、それによって情報は出さねばバレる、正しいことをしないと叩かれる、という良循環を役所の文化にすることが大切だ。

 さて、地方公務員たる大田区調理員が年収700万円以上を得て年109回「お昼ご飯」を作る学校給食も、私のシツコイ追求と時代の流れで、中学校全校が民間委託となり、小学校でも「退職不補充(増員しない)」で、民間委託がすすんでいる。

 区立小学校の給食で、民間委託か公務員が作っているか、簡単な識別法をお知らせしよう。お子さんに聞いてほしい。週のうち、ほとんどの給食が「お皿」3枚以上だったら、その学校は「民間委託校」であり、4枚使うことがあれば絶対に民間委託である。ところが、普段はお皿は2枚、つまり丼物やカレ-系、たまには3枚使うという小学校は、公務員の調理員が作っている。バナナやミカンを皿に入れて出して3枚という学校は、絶対に公務員調理員である。理由は、大田区職員労働組合にでも聞いていただきたい。

 さて、そんな現場で、面白い報告を聞いた。10月に行われたある区立小学校の保護者給食試食会の席で学校長が、次のような趣旨の発言をしたというのだ。

本校の給食費の未納が100万円近くになった。このままでは、給食の品目を一品減らさなければいけない。

 え~え!!!なんということを言うんじゃい。正しく給食費を支払っている子供たちが、払っていない親のせいで、給食を減らされるとは。事実関係を確認すべく教育委員会に連絡すると、以下のような調査結果がもたらされた。

当該校の学校長はPTA会長とともに給食費未納問題の解決に努めていた。そこで、ついつい「愚痴」のような形で話してしまったもので、決して本気で一品減らそうと思った訳ではない。

 政権中枢にいらっしゃる皆さんのたまげる発言の事例や、学校現場での教員の「失言」など、我が国国民の言葉に対する感覚がおかしくなっているのではないだろうか。言葉は言霊である。校長センセイ!お気をつけあそばせ。

 さて、よくこのような議論になると某党の諸君は「低所得で払えない」などとおっしゃるが、それは違う。生活保護世帯や保護世帯ではない低所得世帯は、給食費相当額を公費から支給されているのだ。問題は中間層の方々である。ついつい払い忘れ、その額が多くなると、いよいよ払えなくなる。さらに悪質なのは「義務教育だからタダにしろ」とういう確信犯である。

 いずれにしてもお金というのは「うるさい所」から先に払う、という原則がある。例えは悪いが、給食費よりも国保、国保より税金、地方税より国税、税金よりサラ金、サラ金よりヤミ金には先に払うという順番があろう。したがって、未納問題解決の基本は、1ケ月未納になったら「払うまで」何度でも連絡することだ。

 多忙を極める教務の合間に教員に「取り立て」をさせる現在の制度も問題である。給食費は私費会計なので公金ではない、というのが大田区の考え方である。条例により給食費の収納を公金として、支出も公金の歳出扱いにすれば、実に簡単だ。未払いがあれば公費で補てん。取り立ては、収納担当の大田区本庁舎の専門職員があたり、多額になれば、国税徴収法に基づいて強制的な扱いもできる。

 まあ、23区中22区がそのようにしないと、後進自治体たる大田区はしないだろう。なにしろ国際化が主要課題だから…

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今日は開戦記念日!日本を考える二つの集会

2010-12-08 | Weblog
 今日は、大東亜戦争(太平洋戦争)の開戦記念日である。昭和16年12月8日午前3時19分、日本軍が真珠湾のアメリカ軍基地を奇襲攻撃し、3年6箇月に及ぶ大東亜戦争(太平洋戦争)が始まったのだ。

 先の大戦の結果、我が国は負け、負けた故の様々な弊害が今日まで我が国国民の精神構造まで病んでしまっている。戦勝国の連合国とりわけ米国は、二度と日本が連合国に襲いかからないよう弱体化する作戦を企てた。

 ひとつは、あの戦争で「国民は悪くない」「悪いのは軍であり財閥である」との刷り込みである。その作戦の頂点が極東軍事裁判というインチキな法廷での「戦犯作り」だった。法理論の基礎である「罪刑法定主義」を無視したリンチ裁判であった。これにより、「悪者は軍隊の指揮者」との認識を国民に与えた。

 さらには、財閥解体、昭和20年12月10日発布の「ウオーギルトインホメーション(日本悪者心理作戦)」により、全国紙は、事前検閲により「日本は悪い国だった」と書かせられたのだ。

 また、この作戦を成功させたのは、学校教育を牛耳った日教組を中心とあいた左翼教員だった。旧帝国大学においても、左翼の学長、教授が輩出され、「学べば学ぶほど日本が嫌いになる」システムが、GHQ主導のもと進められていった。その効果は、いまの日本に見事に開花しているではないか。

 さて、その開戦記念日に二つの会合に出席した。1件目は、明治記念館で開かれた第三回「真の近現代史観」懸賞論文受賞記念パーテイだ。これは、アパグループ代表である元谷外志雄氏の提唱により始まったもので、今回で3回目だ。



 私がなぜご招待を受けたのかといえば、7年程前だろうか李登輝氏が提唱された「台湾正名運動」の10万人集会に台湾に出かけた時、元谷代表、奥様、ご長男と同じバスに乗り合わせ、昼食をご一緒したご縁である。それ以来、様々なお誘いを受けるようになった。

 第一回の受賞者は、田母神俊雄航空幕僚長(当時)である。田母神氏は、この懸賞論文の「日本はいい国だった」というい趣旨により、航空幕僚長の職をおわれた、世界でまれに見る空軍参謀長となった。つまり、自分の国がいい国だと言ってはいけない軍の最高指揮官が、世界のどこにいるのだろうか。結果、氏は講演に執筆活動に超多忙な日々を過ごされており、普通に退官されるより、余程有意義な生き方をされていると思う。

 さて、今回の最優秀賞は、佐波優子さん。実は、彼女は西村真悟前代議士が主宰する「西村塾」の塾生であり、私もメンバーでよく存じ上げている方だ。
学生時代に読んだ日本軍将兵の遺書がきっかけで、遺骨収集をされた体験を書かれた。以下は、佐波さんが読んだ遺書の要旨である。

『武もとうとうお役に立つ時が参りました。生をうけて二十余年、ただの一度もお心を安ませることなく過ごして来たことをお詫び致します。
今思いますに人一倍子煩悩の父上にとって、この遺書を読まれればどんなであるか推し量ることが出来ます。
でもこの皇國危急の時、私達の涙は隠されねばなりません。
私の肉体はここで朽つるとも、私達の後を、私達の屍を乗り越えて、私達を礎として立ち上ってくるこれから生まれてくる子供達や孫達のことを思えば、またこれらの人々の中に私達の赤き血潮が受け継がれていると思えば、決して私達の死も嘆くには当たらないと思います。
どうぞ私のことを笑って誉めて下さい、武も笑って散ります。さようなら。武より』

 31歳の美しい佐波さんが記念講演で語る遺骨収集の現場での、凄惨な光景のお話には何度目頭を拭いただろうか。最後に彼女はこう結んだ。

これからの私たちは、一柱でも多くのご遺骨をお迎えすることも大事ですが、それと同じぐらい、ご遺骨が帰って来られた時に「帰ってきて良かった」と思っていただける日本を再建することが大切ではないでしょうか。

 まったく、その通りだ。240万人の将兵が死亡し、いまだ115万柱が戦地に取り残されているそうである。私の伯父、犬伏寛男海軍少佐も南方洋の深海に眠っている。機会を見つけて遺骨収集に参加したいと思う。

 次は、文京区民会館で行われた「靖国神社の御霊に感謝し安寧を護る」国民集会である。平日の夜なのに会場には全国から訪れた人々が集い、それぞれに想いを発表された。

 特に、昨年来日し靖国神社の社殿の入り込もうとした高金素梅については、「絶対に参道から入れない」との決意を共有した。

 靖国問題は、国家観の問題で宗教問題ではない。国家の為に殉じた方々をいかに手厚く祀るか、という問題で諸外国から文句を言われる筋合いではない。我が国の国民を苦しめた米国軍人が葬られているアーリントン墓地に、米国大統領が赴くことに我が国が文句を言ったことがあるだろうか。靖国神社に行ったこともない多くの我が国首相が、アーリントン墓地には花を捧げるではにか。

 開戦記念の日、あらためて英霊に恥ない日本の再建をせねばと誓った。


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二連ポスターが街を汚す?

2010-12-07 | Weblog
 様々な選挙で共通の景色が告示日(公示日)の6ケ月前を過ぎると、候補者名ともう一人誰かの名前の入った、通称二連ポスターが街のいたるところに貼りだされる。

 そもそも、選挙前の6ケ月には「候補者名」を類推される文書図画の類の頒布を制限し、お金をかけないようにしよう、というのが公職選挙法の趣旨だと思うが、いつのまにか2連ポスターが認められてしまった。

 遡ること20年。多摩地区で日本共産党の関係者が「確信犯」で、3連ポスターを貼りだしたところ「お咎め」がなかった。そこで、こn3連が全国に広まり、止む無く総務省も追認した、という歴史がある。

 当初は、3名の弁士の記載が必要であったが、現在では2名となり、残り1/3は党名又は党代表の写真、講演会の告知にあてなければならない、されたのだ。

 ただ、街中に貼られているポスターの多くが「違反」であることは、一般の方々には判りづらい。簡単に見分ける「違反」は次の3点である。

1.統一地方選挙(区長、区議)候補者本人の写真、名前だけが書かれたポスターが11月以降に掲出されている場合

2.候補者名と弁士名(国会議員など)の写真や色使いを変えて、明らかに候補者が目立つようにしてあるポスター(氏名の色は同一、同じ大きさでなければならない)

3.無人の駐車場、廃屋にヤケに多く貼ってあるポスター(通称:無断張り)

 はたして、いかほどの効果があるのか、各陣営共疑心暗鬼のなか、陣取り合戦が繰り広げらている。

 かく言う私も、地元の強力な支援者に連れられて先週の土曜日に町内を一巡して「ポスター貼り」をさせて頂いた。いぬぶしなんか知らないけれど、○○さんに頼まれたら嫌と言えない方々が圧倒的であったが、お蔭様で、その地区の路地は、レトロ映画のような私のポスターだらけになった。

 ありがとうございました!


↑正しい?ポスター


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いぬぶし棄権続出は議員として失格?by議員必携

2010-12-06 | Weblog
 今日は、平成22年大田区議会第四回定例会最終日である。本定例会に上程され、各委員会で審査された議案が、あらためて本会議の場に戻り、委員会の判断を議会全体として是とするか否とするのかの判断(採決)を行う。

 一般的には、委員会で可決されたものは、本会議でも可決されることになる。パワーポリテイックが民主主義の基本であるが、それに安住しているお役人と、お役人から提出された議案は「すべて正しい」がごとき行動をとる、与党会派の行動原則(?)には、いささか残念である。我々議会が議決機関である、との誇りをすて、地元の陳情のために首長やお役人に擦り寄る姿は、情けない。

 さて、本日は27本の議案が上程された。これに対する私の態度は以下のとおりである。

賛成:13本、反対:2本、退席:12本

 反対の2本は次の理由による。

共産党提出(元社民も同調)の高齢者医療費助成条例は、先日の日記に書いたように「選挙目当て」の感があり、拙速なこと、財源の裏づけがないことなどにより反対。

97号議案大田区立羽田中学校校舎取り壊し工事請負契約は、事前の談合情報通りの共同企業体が落札しており、断じて許せないため反対。

94号から98号(97号を除く)の契約議案については、極めて談合の疑いが濃いが、残念ながらその確証がないため、賛否を示せないため退席。(棄権)

9つある特別養護老人ホームの施設長、その運営法人の理事長、事務局長がすべて大田区管理職またはOBで占められている社会福祉法人池上長寿園に、さらに指定管理者として指定したいとの第101号議案他7件の「指定管理者の再指定」の議案については、「再指定の手続きは間違っていない」との資料しか、「議決機関の議会」に提出しない「執行機関たるお役人」に抗議の意味で退席(棄権)をした。

 民間会社の取締役会で「この取引先の選定手続きは、社内規定により適切だったので承認願いたい」と、部長級が説明したとしたら「選定過程における資料を出せ」と、当たり前のように言われるだろう。出さなければ、部長さんは次の異動で「僻地」か?

 ところが、大田区では、何とか「具体的資料を出さずに逃げ切ると」評価され、地方自治法上正しい選択として「資料を出してしまうと」めでたく「僻地(飯田橋)行き」となる。

 飯田橋とは、区政会館という豪華な23区共有の建物があり、様々な特別区関係団体が入居している。特に、東京23区清掃一部事務組合には、現政権から疎んじられている極めて優秀な大田区管理職が多く重責に就いている。

 参考までに清掃一部事務組合の「大田区出身の重鎮の方々」を記載する。

施設管理部長、総務部長、世田谷清掃工場長、監査事務局長、計画推進担当部長、目黒清掃工場長、多摩川清掃工場長、大田清掃工場副工場長、労務研修担当課長(一部は、疎んじられた方ではなく通常の派遣の管理職も含まれる)

 さて、このように多くの退席(棄権)は、「議員必携」という書物によれば「厳に慎まなければならない行為である」そうだ。

 では、議案の意味や深い問題点については気にせず、なんでも「賛成」してしまう諮問機関や追認機関とも思しき行為は「是」なのだろうか。

 なんとか、なんねえのか~この体たらくな状態!!!!!


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修士論文、目次だけできた!@放送大学大学院

2010-12-05 | Weblog
 今日は、地元町会のモチつきに参加した後、横浜にある放送大学神奈川学習センターにむかった。月1回の大学院のゼミに出席するためだ。普段アカデミックな世界からは縁遠い生活を送っていると、月1回「勉強漬け」の5時間(午後すべてゼミ!)は、リフレッシュできる楽しい時間である。

 今日は、少し遅刻して参加。一年先輩の8期生は、いよいよ10日後が修士論文審査の締め切りである。われわれ9期生は、来年2月までに、修士論文の基礎となる研究レポートを提出しなければならない。

 ゼミでは、各自が論文の進捗状況を発表し、先輩や教授、講師からアドバイスを頂く。以下、本日の、私のレジュメである。9名いる同期生のなかでは、もう一人とブービーを争っている進捗である。反省!

基礎的自治体における首長と議会の関係についての一考察

                放送大学大学院 
                文化科学研究科 社会経営科学プログラム 
                天川ゼミ 9期生 犬伏 秀一
はじめに
1.首長と地方議会の現状と課題
2.大田区における区長と区議会の現状と課題
3.本稿の目的

第一章 二元代表制に関する先行研究
1.先行研究の概観
2.先行研究の方法、結論
3.先行研究の問題点

第二章 問題の提起
1.首長は大統領か総理大臣か
2.地方議会に与党と野党が理論上ありえるのか
3.地方議会は必要なのか(機能しているのか)

第三章 首長、地方議会に関する資料
1.入札落札率
2.予算、決算特別委員会審査時間、委員数
3.与党会派率
4.首長の出自、当選回数
5.専決件数
6.投票率

第四章 仮説の検証
上記の数値と、議会が機能しているかどうかの相関関係

第五章 結論

おわりに 首長と地方議会の適切な関係構築にむけて


(修士論文作成の現状報告)

大田区議会では、区長提案議案は必ず原案通り可決されてしまう。決算も認定、予算も原案通り可決。専決も承認。幹事長会に理事者が説明すれば、それで議案審査が終わり、というような現状が、はたして議会と言えるのだろうか。また、区民、有権者の無責任ぶりも問題である。区長、区議会選挙の投票率は5割をきるのだ。少なくとも大田区においては、二元代表制は機能していないことを痛感している。では、なぜ機能しないのか、他の自治体ではどうなのか、これが本研究の動議づけである。

このような現状の首長と議会は、はたして、全国的にあたりまえなのか。きっとそうであろう。では、それを、どう「普遍的結論」として導き出すのか。

そこで、入札落札率・予算、決算特別委員会審査時間、委員数・与党会派率・首長の出自、当選回数・専決件数・投票率などに注目して見ることにした。

仮説としては、落札率が高い(談合が疑われる95%以上)自治体は、議会が機能してないだろう。等、上記の各数値が、議会の無機能化となんらかの相関関係があるのではないかと考える。

そのうえで、地方議会の機能化のために、会派解消、起立採決の廃止(無記名電子投票)などの提案を行う。

しかしながら、地方議会は機能していない、ということにつき普遍性を証明し、客観的事実と根拠を示す方法で、頓挫しているのが実情である。

なんらかの形で活かしてみたい、と思っているのが阿久根市、名古屋市、大阪府の事例である。阿久根は議会を無視した市長に対して、住民がノーという審判をつきつけたもの。名古屋市は、首長の言うことを聞かない議会を首長がリコールの先頭にたったというもの。大阪府の橋下知事は、地域政党「大阪維新の会」を作り「翼賛議会」を作ろうとしている。民主主義と二元代表制を、より形骸化する好事例である。

参考文献
政治指標と財政支出:647市の計量分析(1985 飽戸弘・佐藤誠三郎)
革新自治体の終焉と政策変化(2001 曽我謙悟・待鳥聡史 年報行政研究)
地方議員の研究:日本的風土の主役たち(1986 村松岐夫・伊藤光利 日本経済新聞社)
分権時代の地方議会改革(2008 東京財団政策研究部)
地方政府の政策決定における政治的要因(砂原庸介 第62回財政学会)

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大森記念病院閉鎖事件、その後

2010-12-04 | Weblog
 大森記念病院閉鎖事件(?)について、その後の展開をご報告する。

 放漫経営で破綻した大森記念病院である。理事長のバブル期の投資や、愛人への利益供与などにより米国ハゲタカファンドである「ローンスター」により診療報酬を差し押さえられ、本年6月10日に閉院。(都には休院と届出)93名の入院患者は転院を余儀なくされ、うち4名の方が転院作業中もしくは、転院直後にお亡くなりになった。

 また、職員130人分の給与が最大4ケ月も支払われないなど、被害が広がっていた。ところが、当の経営陣である理事長、その妻、娘は病院最上階に陣取り、アワビだ寿司だ、ウナギだ、と出前三昧。

 労働基準監督署の未払い立替も遅遅としてすすまず、従業員さんたちの怒りは頂点に達していた。そこで「優先債権」である「労働債権(給与)」などを確保するため、従業員さんたちが選んだ手段は「第三者破産申し立て」である。

 その結果、9月24日付で東京地裁から破産手続きの開始決定を受けることが出来たのだ。帝国データバンクに調べによれば、負債額は2009年3月期末時点で約16億3100万円。

 そして今日、元従業員さんから嬉しい電話があった。

「破産管財人から連絡があり、来週にも未払い賃金の全額が支払われることになりました。」やった~!!!!退職金も減額はされるものの支給されるとのこと。年末年始を前にして、元従業員さんには最高のクリスマスプレゼントとなったようだ。

 それにしても、労働基準監督署、東京都、大田区、と行政がほとんど救済の力になれなかったことを、少しでも関わった者として申し訳なく、また残念である。

 
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たちあがれ日本街頭演説会@有楽町

2010-12-03 | Weblog
 相変わらずの亡国民主党さん、またやってくれました!11月28日の米韓共同軍事演習開始の日のこと。北朝鮮による韓国砲撃の際のあきれた対応を反省したのか、菅総理は全閣僚に都外への禁足令を出した。その日に、長島昭久前防衛政務官(外務委員会筆頭理事)、笠浩史(りゅうひろふみ)文部科学政務官、山岡賢次党副代表の4名が、な、なんと、こともあろうか中国大使館主催のゴルフコンペに栃木県まで出かけていたというのだ。

 さらに、在日中国大使を含む9名分のコンペの費用は、すべて中国大使館が支払ったとある。ところが、事が表ざたになったところ、あわてて3名の議員がコンペ代金を山岡事務所に届けたそうだが、山岡事務所が中国大使館に支払ったかどうかは定かではない。

 キャバクラ嬢出身の太田議員や山岡副代表はともかく、民主党内保守系の期待の星だった長島昭久、笠浩史両氏が参加したことは、真に残念だし、その軽率な行動には抗議したい。

 さて、このような国難のときこそ、保守が頑張らねばならない。今日は、15時から有楽町イトシア前で、たちあがれ日本街頭演説会に参加した。他の区議会がすべて議会中といういことで、司会をおおせつかったのだ。


 たちあがれ日本には、衆参6名の国会議員が所属しているが、本日は、平沼代表、園田幹事長、中山恭子参議院議員、藤井孝雄参議院議員の4名の参加だった。

 駅のキオスクには、「小沢新党、与謝野馨合流か?」といった夕刊紙の広告が出されていた。所用があったのだろうが、このような時期だからこそ、与謝野共同代表にもお越しいただきたかった。

 また、藤井参議院議員は「民主党から助けてくれ、というならば力あるわが党が国のために力を貸す」という趣旨の発言をされ、いささかびっくりした。わが党の結党の理念の大きな柱のひとつが「打倒民主党」であり、政界再編の礎になることだ。

 はたして、その目的からして今の民主党に「手を貸すことは」どうだろうか。宣伝カーの下で司会用マイクを持ちながら「?????」だった。

 家に帰ると、長女から誕生日プレゼント。親父の性格をよく知りぬいた彼女らしいプレゼントに感激!親バカでした。





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駅周辺災害時滞留者対策訓練@お誕生日

2010-12-02 | Weblog
 今日は、朝から「蒲田駅前災害時滞留者対策訓練」に参加(見学?)した。これは、大地震などで鉄道が停止すると駅周辺に帰宅できない大量の滞留者が発生することに対処するもので、都、区、警察、消防、自衛隊、ホテル、鉄道、町会、学校等57の団体で構成される対策協議会主催で開催された。


 協議会参加企業などからの、想定滞留者が駅前に集まりだし、地元町会などの「運営者」により隊列を組み、整然と移動するといいう訓練内容だ。参加者1300名という大きな訓練でも注目されていたのは東京消防庁の無人放水機である。1セット1億円近くするおの器材は東京都内で3台しかなく、そのうち1台が、我が大田区に配備してあるそうだ。多くの工場や空港の所在する当区にとっては心強い存在である。


 さらに、終了後の大人気は、陸上自衛隊第一普通科連隊第一中隊(大田区が警備担当区域)によるトン汁の炊き出しだ。新潟や阪神における震災でも、陸自による、温かな食事とお風呂の支援は被災者に大変喜ばれたそうだ。400名分用意したトン汁は、あっという間に「売り切れ(無料)御免」。


 訓練が終わって区役所に戻ろうとすると、通り道にある顔なじみの韓国料理屋の女将さんが声をかけてきた。「いぬぶしさん!今日はお誕生日でしょ。席と生ビールの樽用意して待っているからね」と。昨年、誰も祝ってくれない自分の誕生日を、勝手にこの店に陣取って行ったのだ。まず、知人と数人で着席。それから、誰かまわず電話をして呼び出す、という大変迷惑な誕生日だった。予期もしないお客に、料理屋さんの生ビールの樽が底をつき、ご近所の安売りの酒屋さんまで、私が樽を買いに行った、という珍事だ。

 「そうか!期待されているんじゃ、今年もやらなくては」今日は、真面目に帰宅しようと思っていたので、妻にメールで連絡すると「我が家の誕生日パーテイは来年までなし!」と、返信があった。すまん!

 さて、当日の午後に無理やり呼び出された仲間は10人余り。先日、結婚したばかりの鈴木隆之区議会議員も哀れな被害者だった。先約があるのに、わざわざ自宅に戻り、抱えきれないほどの花束を持ってきて頂いた。(家業がお花屋さん)


 どさくさで、ご連絡できなかった皆様。来年も12月2日(金)18時から実施予定なので、今から手帳に入れておいて頂きたい。

 ご参加いただいた皆様、心より感謝!!!

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