いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

いぬぶし棄権続出は議員として失格?by議員必携

2010-12-06 | Weblog
 今日は、平成22年大田区議会第四回定例会最終日である。本定例会に上程され、各委員会で審査された議案が、あらためて本会議の場に戻り、委員会の判断を議会全体として是とするか否とするのかの判断(採決)を行う。

 一般的には、委員会で可決されたものは、本会議でも可決されることになる。パワーポリテイックが民主主義の基本であるが、それに安住しているお役人と、お役人から提出された議案は「すべて正しい」がごとき行動をとる、与党会派の行動原則(?)には、いささか残念である。我々議会が議決機関である、との誇りをすて、地元の陳情のために首長やお役人に擦り寄る姿は、情けない。

 さて、本日は27本の議案が上程された。これに対する私の態度は以下のとおりである。

賛成:13本、反対:2本、退席:12本

 反対の2本は次の理由による。

共産党提出(元社民も同調)の高齢者医療費助成条例は、先日の日記に書いたように「選挙目当て」の感があり、拙速なこと、財源の裏づけがないことなどにより反対。

97号議案大田区立羽田中学校校舎取り壊し工事請負契約は、事前の談合情報通りの共同企業体が落札しており、断じて許せないため反対。

94号から98号(97号を除く)の契約議案については、極めて談合の疑いが濃いが、残念ながらその確証がないため、賛否を示せないため退席。(棄権)

9つある特別養護老人ホームの施設長、その運営法人の理事長、事務局長がすべて大田区管理職またはOBで占められている社会福祉法人池上長寿園に、さらに指定管理者として指定したいとの第101号議案他7件の「指定管理者の再指定」の議案については、「再指定の手続きは間違っていない」との資料しか、「議決機関の議会」に提出しない「執行機関たるお役人」に抗議の意味で退席(棄権)をした。

 民間会社の取締役会で「この取引先の選定手続きは、社内規定により適切だったので承認願いたい」と、部長級が説明したとしたら「選定過程における資料を出せ」と、当たり前のように言われるだろう。出さなければ、部長さんは次の異動で「僻地」か?

 ところが、大田区では、何とか「具体的資料を出さずに逃げ切ると」評価され、地方自治法上正しい選択として「資料を出してしまうと」めでたく「僻地(飯田橋)行き」となる。

 飯田橋とは、区政会館という豪華な23区共有の建物があり、様々な特別区関係団体が入居している。特に、東京23区清掃一部事務組合には、現政権から疎んじられている極めて優秀な大田区管理職が多く重責に就いている。

 参考までに清掃一部事務組合の「大田区出身の重鎮の方々」を記載する。

施設管理部長、総務部長、世田谷清掃工場長、監査事務局長、計画推進担当部長、目黒清掃工場長、多摩川清掃工場長、大田清掃工場副工場長、労務研修担当課長(一部は、疎んじられた方ではなく通常の派遣の管理職も含まれる)

 さて、このように多くの退席(棄権)は、「議員必携」という書物によれば「厳に慎まなければならない行為である」そうだ。

 では、議案の意味や深い問題点については気にせず、なんでも「賛成」してしまう諮問機関や追認機関とも思しき行為は「是」なのだろうか。

 なんとか、なんねえのか~この体たらくな状態!!!!!


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