いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

支援者Oさん逝く、さようなら

2010-12-23 | Weblog
 この世に生を受けてから実に様々な方々のご支援を受けて今日があることを痛感する。その支援者のお一人に田園調布にお住まいのOさんがいらっしゃる。

 Oさんと初めてお会いしたのは平成6年の頃だったと思う。当時私は大前研一氏の主宰する政策提言グループ「平成維新の会」のメンバーであり、氏が設立した政策学校「一新塾都議養成科」の塾生だった。

 Oさんは、平成維新の会東京B区(だったと思う)のリーダーとして活動されていた。お仕事は存知あげずにいたが、その見識とリーダーシップから「かなりのお立場の方」だろうと思っていた。

 一番の思い出は大森にある、いすゞ本社ビルの「ベルポート」一階で開いた「大前研一氏の講演会」だ。広い公開ホールに1000人分のパイプ椅子を用意した。メンバーみんな必死で大前氏を都知事にして、日本を変えるんだ、と頑張った。結果、見事に1000人分の椅子が埋まり、立ち席まで出る盛況ぶりだった。が、都知事選挙では大前氏は振るわず、政治の世界からは消えていかれた。

 Oさんとは、その後も親交が続き、Oさんが平成維新の会のメンバーを母体にした「道州制推進連盟」を立ち上げられ会長になられた時も、私は会員にならしていただいた。そんなご縁から、私の4回の選挙では、毎回お住まい周辺の公設掲示板へのポスター貼りを担当して頂いていた。

 ところが、ある時の私の区政報告会会場で、地元の中堅企業の社長さんがOさんを見つけてビックリしてこう言ったのだ。「社長!なんで区議の報告会にいるんですか?」Oさんは「だって友人だから」と。

 この地元の社長さんに聞くと、Oさんは、なんと元東芝常務取締役で、東芝プラント建設社長だった方だそうだ。いやはや、冷や汗ものである。東芝の常務にポスター貼りをお願いしていたのか‥

 Oさんは、そんな立場を一切出さずに、平成維新の会や道州制連盟、私の活動など、今はやりの「一兵卒」として黙々と活動されていた。実るほど頭を垂れる稲穂かな、を正に実践されていた。

 ところが、昨日奥様から「喪中ハガキ」を頂戴したのだ。12月17日に旅立たれたのだと書かれていた。84歳のお誕生日まで後10日だ。ご葬儀は終わっているだろうが、今日ご自宅にうかがったが、残念ながらお留守だった。

 Oさんはホームページや日記、著作など多くの文章を残されていたが、その中からいくつかをご紹介して追悼としたい。

「靖国問題批判に対する反論」
 まず第一に、個人と個人の間においてなら謝罪という儀礼はあり得るが、国家と国家の間では、謝罪などという行為は成り立たないという国際関係の常識を弁えていないのは頓珍漢である。国家は絶対価値であって、いかなる国も他の国の上に聳えることはなく、従って他の国の下に屈することもない、というのが現代の国家観念である。
 国家間の連帯を保つ必要が生じたり、紛争を解決しなければならない時に採択される唯一の方法は条約である。条約を結ぶ、或るは条約を破棄する、それのみが国家間の行動様式である。
 国家が国家を侮辱したり罵ることはあってはならぬことであり、ある国家が相手国に何かよからぬ遺憾の念を持った時は、正規の外交交渉の場に持ち込み、事態を理性的ニ解決すべきである。
(中略)条約が成立したあとから、昔のことを持ち出して駄々をこねているのは、日本に対しては韓国と中国だけである。
(中略)護国の英霊に対して感謝するのは、様式は各国それぞれ違うとしても、近代国家としてはごく当たり前の行為である。それに文句をつけるのは非常識ないちゃもんであり(中略)朝日新聞はじめ、中国の明らかな非常識な要求に迎合する進歩的知識人と称する反日的日本人が少なくないが(中略)近代国家としての国際常識を一刻も早く身につけることが緊急に必要である。

[結婚] 
 以前から入社5年で結婚しようと考え、相手を選ぶ選定基準も詳細に決めていた。複数のお見合い相手が集まったので書類審査し、最初にお見合いをしたの家内の○子であった。両親共にお見合いし、評価基準に達していたのでOKとした。

 
 靖国については、まったく異論がない。その他、我が国の安全保障、外交問題についても実に判りやすく、また厳しく断じられている文章は気持ちがよかった。

 結婚の部分は、流石に東大工学部出身の技術屋さんだなと思うと同時に、実は、Oさん流の照れ隠しで、奥様に「一目惚れ」だったのだと思う。

 Oさん、お疲れ様でした。どうぞ、ごゆっくり天国で我が国の行く末を見守ってください。合掌

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