いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

さあ大変だ!!!区役所お引越し大作戦!

2009-03-31 | Weblog
 明日4月1日から大田区では大規模は組織改正が行われる。それに伴って、本日から区役所内はダンボ-ルとゴミの山である。何しろ、組織改正と大掛かりな人事異動の理念は「旧政権の遺物をぶっ壊す」だから大変である。

 多くの心あるお役人が「バカじゃないの」と陰口をたたいているが、彼らも家族がある。生活があるからおおっぴらには語れず、結局は命に従っているのだ。哀れである。

 特に人事異動では、I部長を清掃一部事務組合に転出させたことにより、旧政権の要職は追い出し、残党には2年間閑職で踏み絵を踏ませ、忠誠を誓った者は今回の人事で「返り咲かせた」のが特徴的である。

 I部長の追い出しにより、なんと、旧政権での総務課長経験者は、権限のない会計管理者を残すのみとなり、全員が「大田区から追い出されて」しまった。民間でもお役所でも、総務課長というのは、それなりに「花形」である。そのほとんどが大田区から「追い出された」としたら、大田区の総務課長は「ろくなやつではなかった」ということになる。やりすぎである。

 また、組織変更も「行政の継続性」から、やりすぎである。区役所は、松原区長が落選しようが、死のうが存続する。つまり「私物」ではない。それを我が物のように変える現体制は、問題である。

 さらに、これだけ大幅に組織をいじるのなら、人をいじってはいけない。組織が大幅に変わり、担当も大幅に変わると仕事が停滞し、結局区民サ-ビスが低下するのだ。

 民間で合併などする場合は、合併後当分の間(だいたい1年)は、人事には手をつけないのが通例である。組織変更が落ち着いてから、人事異動をするのである。

 残念ながら、ラインの部長を経験せず「忠誠心」で昇任してしまった現執行部には「感情論」はあっても、「組織論」がない。首長たる区長さんも、組織で仕事をしたことがないから、それでいいと思っている。

 大変なのは、現場の職員である。どうか心ある区民の皆さんには、当分区役所には、難しい問題を持ち込まないでいただきたい。くれぐれも‥


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ありがとう!北朝鮮!金正日将軍さま!

2009-03-27 | Weblog
 最近の「サンケイ新聞」は、北朝鮮ミサイルの脅威で花盛りである。北朝鮮が大好きな「ちょうにち新聞」や毎日にはそれほど書かれていないのは、いかにわが国のマスコミが国民に正しい報道をしていないかの証でもある。

 そのサンケイ新聞や、自衛隊にいる知り合いなどの情報を総合すると、陸海空の各自衛隊は、相当高いレベルでの警戒体制に入っているようだ。それは、一触即発「戦争」を意味すると言ってもいいかもしれない。そして、政府は、本日、自衛隊法に基づき「破壊措置命令」を発令した。

 過去には、キュ-バ-危機(旧ソ連によるミサイル輸送事件)、プエブロ号拿捕事件(北朝鮮による米国情報収集艦拿捕)などの際、三自衛隊が、今回のような体制になったことがある。勿論、その際も、平和ボケの国民の皆様は、のんびりと行楽に、飲食に、何事もなく暮らしていた。

 しかし、インタ-ネット環境が整備され、国民も最近の政治の混迷が「実は、自ら招いていること」に少しずつ気づき出したようだ。その時期に、北
朝鮮の親愛なる将軍閣下が、わが国に向けて「人工衛星」を発射するご英断をされたことは、まことにありがたく、その深慮遠謀に感謝申し上げる次第だ。

 将軍閣下は、きっとわが国の現状を憂い、次のようにお考えになったに違いない。

1. 日本国民は平和ボケで、平和と水道はタダだと勘違いしている。これは、隣国として、正してあげたい。

2. お役人や国会議員にも、平和バカがいて、一般の行政庁と防衛省、自衛隊を同一視している。これでは、軍人たる自衛官が可哀想だ。

3. 日本の政策システムは、安全保障を含め「先送り」が基本だ。これは、隣国として見ていられない。即断しなければいけない訓練をさせてあげよう。

4. 時は、安全保障の何たるかを知らない民主党に政権が変わりそうだ。はたして、時期政権をこの党に渡していいのか、危機管理を試してあげようではないか。

 すばらしい、指導者ではないか。願わくば「人工衛星」は、首相官邸や、国会議事堂、あるいは民主党、社民党、共産党などの本部に「落下」させていただくと誠にありがたい。

 特に、野党3党は、屋上に「憲法9条」の条文を掲揚してあるだろうから、「落下」しても大丈夫だ、そうだ。また彼らのご主張は、海賊もミサイルも「軍事解決は駄目だ。話し合いで行え。」とおっしゃる。彼らにも、「時には力が正義」となることを、ご教示願いたい

 本当に、いい時期に発射をご決断された、将軍閣下には、日本国を憂いいる者として心より御礼申し上げる。過去のあなたの数々の愚行の中で、今回の行動はわが国にとっては最高に輝いている「善行」である。

 早く打て!!!!!基地で花見が出来んじゃないか!!!!!!

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規則どおりの対応!すばらしい!@糀谷文化センタ-

2009-03-26 | Weblog
 お役人は、規則と区民とどちらを尊重するか?我々フツ-の感覚では「区民」と答えるのだが、実は本音のところ「規則」が正解、いや、もっと正しくは「自分にとって都合のよい規則」となる。以前、車イスの老婆や松葉づえをついた女性が、区民センタ-アプリコのエレベ-タ-を使いたい、と懇願したところ「行事主催者からエレベ-タ-利用の申し込みがない」との理由で、使用を断られた、という好例を示した。その後、この施設の女性館長(大田区定年退職者)からは「常に柔軟な対応を心掛けている」という、詫びだか、言い訳だかわからない電話があった。しょせん、こんなものである。

 さて、昨日も素晴らしい「規則どおり」の対応が、区施設であったので、お役人の生態観察上で面白いのでご紹介する。

日時:3月25日午後1時 底冷えのする土砂ぶりの雨 
場所:糀谷文化センタ-・糀谷特別出張所
素晴らしい対応を受けた方:80歳を過ぎた女性区民Oさん
素晴らしい対応をした職員:上記2施設の職員

内容:Oさんは、この日、社会教育団体の総会のため、文化センタ-の和室を借りていた。ところが、総会で配布する資料のコピ-(全部で10枚)を忘れてしまった。取りに帰るのでは間に合わない。そこで、文化センタ-事務室を訪問し、事情を説明しコピ-をお願いした。ところが、応対した職員は、次のように「規則上正しい」素晴らしい対応をした。

センタ-職員「規則でコピ-はできない。紙を持ってくればコピ-してあげる。」

総会が始まっているので、あわてたOさんは隣接する、糀谷特別出張所に駆け込んで、同じ依頼をした。すると、なんと、「区民ニ-ズを理解し」もっと素晴らしい対応をしてくれた。

出張所職員「だめです。産業道路を渡ればコンビニがあるので、そこでとりなさい!」

この場所から、産業道路を渡るにはそこそこの距離だし、どしゃぶりの雨。ましてや高齢者である。

 正しい対応:

 文化センタ-職員は「本来は用紙をご持参頂くのですが、この天気ですし、今日はおとりします。後日紙をお持ち下さい。」と。

 助けを求められた、出張所では「それはお困りでしょう。本来はできないのですが、所長に確認して今回は特別にとりましょう」とやるべきだ。

 このように書くと、身内の保身こそミッションの上司は「そのような特例を認めれば、際限がなくなるので、正しい対応だった。」と言い訳するだろう。

嗚呼!!お役人様!!!

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平成21年度予算賛成(?)討論

2009-03-25 | Weblog
 改革110番は、只今上程されました、第1号議案平成21年度大田区一般会計予算ならびに、第2号から第5号にいたる各特別会計予算に賛成をいたします。
 この際、いくつか意見、要望を申し上げたいと思います。
20年間続いた、西野区政から2年前に松原新政権へと移行され、来年度予算はいよいよ「松原新政権」らしさが開花する予算となる、といささかの期待をして拝見をしておりましたが、行政の継続性と、国、都からのしばりによる義務的予算が多く、意欲を持って使える額が限定されてしまうのか、若干拍子抜けした感があるのは私だけではないはずです。
 松原区長は、いままで長い間、こちら側、つまり要望したり、追及する立場だったものが、責任を持って執行する立場、やる気になれば、それなりの施策を実行できる権限を持つ立場になられ、その職責の重さを実感されているのではないでしょうか。だからこそ、その権限の行使には慎重のうえにも慎重になり、公平なうえにも、さらに公平に、透明な水をさらに濾過するがごとき清らかさが求められるのであります。
 残念ながら、松原区長がご就任された後も、区職員の不祥事、事故、入札での疑惑などは後を絶ちません。5000名余りの職員を同じベクトルに向かわせることは、並たいていの指導力で成し遂げられることではないでしょう。
 旧政権は、北風と人事で職員のベクトルを同一の方向に向けようと努力されていました。いささか強引な面も多々見られましたが、その指導力の結果、23区中でも上位の財政力を誇ることになりました。
さて、では、新政権になって、その方向性はどうでしょうか。区長がご就任されて以来の、異常とも映る管理職の異動や、部課の新設、廃止の多さ、さらには来月1日に行われる大規模な組織変更などは、まるで「何かに取り付かれたような」感じさえ受けるのです。その何かとは、言わずもがな「旧政権」であります。
 旧政権での重鎮、要職にあったものは閑職又は、区外へ異動させ、旧政権で作られたセンタ-組織を含む部課は名称を含め、来年度から大幅に解消されることになっています。その姿を見ると、失礼ながら、第二次大戦中のナチスドイツによる「純血主義」をも彷彿させるのです。
 はたして、そのことは松原区長の、優しそうな笑顔の中から出た行動だったのでありましょうか。区庁舎内はもとより、区内各種団体等では、区役所においては松原区長は天皇陛下のようなもので、ある部長が指示役、もう一人の部長は伝言役、両副区長は区長のSP役、との言葉までマコトしやかに流れております。名指しされた部長さんの旧政権での行動を思い起こせば、それはガセとしか思えなにのですが、ぜひとも、区長におかれましては、民意により民から当選された自負をお忘れにならずに、お役人社会に振り回されないリ-ダ-シップを期待するものであります。
 私は、議会出身の松原区長が首長に就任され、さぞかし議会との関係が改善されるものと、その点は大いに期待をしておりました。ところが、残念ながら、松原区長ご当選後のお役人の議会対応は、「真の与党会派」の方々に対してはいかがか存じませんが、旧政権より疎遠となってしまったように感じます。その結果かどうか、わが国の政権与党でもある自由民主党所属議員による区議会最大会派が三分割してしまったことは、余計なお世話ながら、区政にとっては誠に残念なことでありました。
 松原区長は、代議士秘書、区議、都議とその社会人生活のすべてを政治の世界で生きてこられました。悲しいかな、政治の世界では、昨日の友は今日の敵。特に、都議会議員選挙では、実は票の取り合いは同じマ-ケットを狙っている同じ政党の候補者であることが多々あるのは、ご経験されたことでありましょう。また、前回まで熱烈支持者だった方が、敵対する陣営に鞍替えしたり、応援してくれなくなったり、ということも度々起こることです。つまり、なかなか人を信用しにくい業界で人生の大半をお過ごしになってきたとも言えるでしょう。そして、敵味方混在する区役所で、人事を行うには、まずは敵のレジスタンスを排除し、強い親衛隊を置こうとされる気持ちは、このようなご経験からもおおいに理解できます。
 しかし、多くの職員は、区長に対するロイヤリテ-で公務員になった訳ではありません。パブリックサ-バントとして、公務職場を選ばれたのではないでしょうか。ただ、長期にわたったトップダウン管理の結果、考えることをしない、言われたことしかしない管理職が多く育ってしまったことは、20年間の弊害でありました。
 さらには、新区長の衣と言葉を借りた執行部の皆さんが、区現職管理職は勿論、関係外郭団体、社会福祉法人の人事にまで踏み絵を迫っていると、とのうわさを聞くにつけ、マコトに恐ろしい思いをするのです。本日、閉庁間際には、管理職の異動内示が発令され、議会後には今年度で区を去る方々を迎えての懇談会が開催されます。風聞聞くところによれば、野田副区長が定年退職をされる方々にまで、再就職先や再雇用を示し松原区政への踏み絵を迫ったという話までマコトしやかに流れております。勿論、学生時代に「権力こそ敵」とばかり、この国を憂いて真剣に行動されていた見識高い野田副区長や、区職員の権利を執行部から守るために組合幹部として必死に活動していたご経験を持つ遠藤経営管理部長などが、そのような行為をするはずもなく、単なるウワサ話だと思われます。しかし、火のないところに煙はたたないはずです。
 学校現場や、心理療法の現場においては「DVやイジメは伝播する」と言われております。DVを犯す夫は、実は幼児期から親に虐待を受けていた、というものであります。今執行部中枢にいらっしゃる皆さんは、旧政権においてイジメとは言わないが、冷遇を受けていた時期がありました。そのことを、伝播してはなりません。自らがやられたから、お返しなどと思われたとは言いませんが、そう見られたとしたらあまりにも大人げがないではありませんか。
 古くは連合赤軍や国鉄の一部の労組、旧ソビエト連邦、中国共産党、北朝鮮労働党など、その政権や組織維持のためなら粛清という恐ろしい行為さえも行っていました。これも、ここで粛清しておかねば、いつか倒されるかもしれぬ、との脅迫観念からと思われます。私は、松原政権が、これと同じとは申しませんが、先日の予算特別委員会でも読み上げた、大田区職員さんの落書きにあったように、踏み絵で維持している政権や組織は、結局は「裏切り」で倒されることは歴史が証明しております。
 松原区長!区長に期待して投票した民意は、今のような状態を望んでいる訳ではないと思います。今一度、ご自身が最初にご当選されて感じた「お役人との違和感」「お役所でのカルチャ-ショック」を思い出していただきたいのです。そのうえで、民の常識、さらには、忠誠心ではなく、仕事で人事を行い、性急に旧政権時代のものをぶっ壊すような組織改正などには慎重になっていただきたいのです。
 大田区は、そして大田区職員は区長や一部執行部の私物ではありません。5000名の職員には、それぞれの家族がいて、それぞれの思いや人生があります。その人生観や思いを「忠誠心」という、戦国時代のような感覚できりさってはなりません。いま区長のまわりに擦り寄ってくる人々は、区長という肩書きがなくなり、松原さんになった時、はたして同じように親しく付き合ってくれる人々でしょうか。
 区長のご見識とその優しい微笑みが、すべての大田区職員に注がれ、職員が仕事で評価され明るく働ける職場であることを願っております。民間ではCSがブ-ムの感がありますが、最近ではESこそ大切とも言われております。すなわち、従業員満足度の高い職場を作ると、従業員は自然とCSお客様満足度を高くする、というものです。大田区職員の満足度が高まれば、結果として区民の満足度が高まるのではないでしょうか。

 さて、最後に、日本共産党から提出されました一般会計予算編成替えを求める動議については、その趣旨には大いに賛成するものであります。私は、区議会議員がその見識を深めるために海外に出かけることには大賛成でありますが、はたして、公費、税金を使って行く必要があるのか、甚だ疑問であり、区民納税者の理解を得られるものとは思えません。したがって、私は3期10年の間、一度もこの海外視察に参加したことはございません。
 また、問題なのは、その清算は、旅行会社から出された請求額ではなく、一律、国家公務員旅費規程に準じて執行されることです。このような理由から、それぞれの議員が、自らの費用負担でお出かけになることについては、なんら異を唱えるものではありません。
 日本共産党は、先日の予算特別委員会最終日において、様々な款においての組み替え動議を提出され否決をされました。それを、このように小出しにされるほど、先日の組み替え動議の中において、海外視察が重要課題とは思えないのであります。
 この期に及んでの海外視察予算のみの編成替えの動議提出は、自らの政党の主張の正当化に、他会派の一部議員を取り込み、来るべき各種選挙などに利用しようとする意図がみえみえであり、このような手には到底のる訳にはいかず反対です。
 以上、いくつかの意見を申し上げましたが、いよいよ来週からは、松原区政1期目の後半戦に入ります。民意が選んだ首長たる松原区長と、同じく選ばれて大田区の意思決定機関たる我々議員、議会が常にお互いを尊重しつつ、緊張感を持って、より良い区政が、また公正な予算執行が行われるよう願い、いささか辛口の賛成討論といたします。


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既存業者優遇か?大田区の入札システム

2009-03-24 | Weblog
 再三、大田区自身が「談合」に「協力」しているがごとき構図を暴露しているが、一向に改善されない。やむなく、過去のデ-タ-を公正取引委員会情報管理室にすべて提供した。ここは、公取の直接調査に入る部署ではないが、様々な疑惑案件の情報を蓄積して「いよいよ!」という量と、内容になると、しかるべき部署に引き継ぐのだ。早く「いよいよ!」が来るよう、「一部の心ある区職員」とともに願う。

 さて、本日発見した「官製談合支援システム」と思われるものは、次のようなものだ。前回の東調布、平和島プ-ル等と同様に、前年度からの業者が代わった施設には、概ね面白いスト-リ-がある。

場所:大田区大森本町複合施設(大森スポ-ツセンタ-)設備保守業務委託

発注者:大田区教育委員会社会教育課

経緯:この管理業務は、過去10年以上中央区のビルメン会社が、大田区内にワンル-ムを借りて「区内業者」として受託していたものだ。本年度も、区内、準区内ビルメン業者約12~3社の間でこの会社を「チャンピオン(落札予定業者)」とする「調整」が行われたようだ。

ところが、ある業者が「談合はだめだ。ちゃんと競争しよう!」と「調整」を拒否したので大変なことになった。当初「8000万円前半」で「チャンピオン」が落札する予定だったものが、反乱者が出たので、チャンピオンはなんとしても取るために、急遽「札」を1000万円近く下げて、7300万円とした。他の参加社の金額を見れば、当初落札予定額が8300万円程度なのは、だいたい想像がつく。が、談合反対の業者は、さらに低い6900万円で落札してしまった。

ところが、毎年「既存業者」が落札する入札に慣れている「お役人」は、さあ大変。「本当に出来るのか?」と、再三の確認を「新規落札業者」に行う。

そもそも、新規参入を想定していない下記のタイムスケジュ-ルをご覧頂きたい。

2月24日 契約仕様書配布
2月28日 現場説明会(実施したのか不明)
3月 4日 入札実施 落札業者決定
3月 6日 業者に当該施設へ勤務する職員名簿を出せ、との文書交付。
3月13日 上記書面締め切り
3月26日 新規業者による遠隔監視システムの立会い試験
3月31日 既存業者撤収
4月 1日 新規業者にて運用開始

 業者決定から、職員名の提出まで1週間、5営業日というのも異常である。通常、業者は余剰人員を抱えている訳ではなく、落札後に採用又は既存業者の社員の移籍交渉に入るものだ。

 さらに、落札から20日後には、遠隔監視システムの運用を行え、3週間で本稼動しろ!という、通常では考えられない短期での導入計画である。監視システム会社の役員に同期生がいるので確認すると、すでにシステムが出来上がっている会社でも、新たな端末設置には、大急ぎでも1ケ月以上。新規であれば、4ケ月はかかる、とのことだった。

 なぜ、こんなギリギリでなければ入札を行えないのか?なぜ、前広に昨年中とか1月に入札が出来ないのか?という「民間感覚」では「フツ-」の疑問には、管理職以下、納得できる合理的説明はなされなかった。

 印象深いのは「でも仕様書は2月24日には渡している」との説明だ。つまり、この言葉には暗に「仕様書を渡した段階で落札業者は決まっているのが常だから、そこから準備を始められるだろ」という意味が込められているとしかとれないのだ。

 ちなみに、この複合施設には、東京都のお役人が天下って施設長になっている老人ホ-ムがあるが、ここは「大田区とは関係ない」とばかり、既存業者と別個に「随意契約」で契約をしてしまった。

 結果、ひとつの建物に、二つの監視系が存在する、というなんとも不思議な構図になってしまったのだ。が、お役所のシステムは、このような新規参入の「ふとどき者」を排除するセ-フテイ-ネットたる「合法的手段」をも備えているのだ。

 上述した3月26日の稼動試験までは「契約書」を交わさないことにしている。つまり、この日に「契約書の仕様条件に不備がある」として、「契約しない」、と決定する、というウルトラ技が残されているのだ。

 すると、どうなるか。通常は2番手につけた業者(既存業者)と「新規業者と同じ額で随意契約しないか」、となる。なにしろ、新規では最低「1ケ月」準備にかかるのだから「この既存業者におすがりするしかない」との「随意契約推薦書、理由書」を書けば、一件落着!こうして血税は使われていく。

 そして、新規業者は、落札したのに契約できなかった、として「指名停止」の処分をくう、というオマケまで用意されるだろう。このように、完璧な官業の「支援システム」が構築されている。

 という、私の推理通りにならないよう、くれぐれも望む。

 越後屋!おぬしも悪やな~ハッ!ハッ!ハッ!

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泥棒様各位。ここなら盗み放題!@S急便蒲田5丁目

2009-03-23 | Weblog
 私はお役所やお役人のコンプライアンスや、インチキ暴露に熱心だ、と思われているが、実は大手各社の「クレ-マ-」でもある。一般に「クレ-マ-」というのは、理不尽は要求をしたり、ただ感情的なものであったりが多いが、私の場合は、その企業の発展を願っての「クレ-マ」であることが大きな違いである。言うなれば、正統派クレ-マ-とでも名乗ろうか。

 たとえば、NTTが分割される前の、大田116センタ-(各種受付番号)のあまりにもひどい対応には、再三苦情と改善の提言を行った。結果、島根県松江市にある「大田116センタ-」(転送されて人件費の安い島根で受けていた)の苦情担当課長とは仲良くなってしまったし、NTT出身の区議さんからは「NTT内で、あんたは有名だ」とまで、お褒め(?)の言葉をいただいた。

 日本人は「だまっていることを美徳」としているが、それは公徳心が高く、礼儀正しく、何事にも果敢に挑戦する日本古来の伝統文化が継承されていた時代のことで、「権利」だの「あなたらしければいい」などというアホな教育を受けてきた連中には、「厳しく」正しいことを示す必要があると思う。まあ、なぜ、大企業の「社員教育」を、消費者、お客がしなければいけないのか、という疑問は残るが、日本全体という目で考えれば善しとしよう。

 さて、本日の「クレ-ム」は、わが国を代表する運送会社のS急便の蒲田5丁目営業所でのことである。役所にも近く、私の事務所にも近いので、以前使っていた、ネコちゃん運送から、最近ではこちらをメインにしている。

 ところが、ネコちゃんに勝つためか、ここにはドライバ-以外の職員は配置されていない。つまり、常駐の事務員さんはいないのだ。集荷や配達に出ないドライバ-が店に「たまたま」いる、という具合なのだ。

 過去、5回ほど営業所が無人状態でドアが開けはなたれ、誰でも「お好きな荷物持ち帰り放題」の状態があった。そのたびに、担当の管理職に注意を喚起するが、その場限り。少したつとまた同じことの繰り返し。これでは、恐ろしくて「貴重品」は預けられない。

 今日も、夕方、荷物を預けに立ち寄ったところ、さらに状態がひどくなっていた。なんと、開け放たれたドアには、見えやすく次のように書かれているではないか。

ただ今配達中ですので、下記にご連絡ください。03-5762-●●●●

 すばらしいCS(お客様満足)意識である。何度も苦情があったので、考えたのだろう。が、鍵を閉めればよかったネ!これでは、「今、誰もいませんから、泥棒さんは、安心してご自由にお持ち帰りください。」と、宣言しているようなものだ。

 この会社のモット-は「飛脚の心」らしい。お客様からお預かりした荷物に対する「責任感」のかけらも感じられない、この光景を見ると、なんとも虚しいモット-である。意識改革と事務所体制の大改善を促す意味で画像を敢えて公開する。

 2度とこのようなことがないように祈るが、どうか蒲田周辺の窃盗団の皆さんは、一度お試し願いたい。貴重品やパソコンなど山積み、取り放題である。
トラックを横付けして「堂々と」獲っても場所柄、誰も怪しまない。

 がんばれS急便!現場は悪くない。人手不足だ。常駐事務員を配置せよ!

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町会といえども罰金20万円?資源ゴミ抜き取り

2009-03-21 | Weblog
各自治体では資源ゴミの回収を積極的に推進しているところだが、この集積所から、収集前に抜き取る不届き者(業者だったり、ホ-ムレスさんだったり)が後をたたない。お隣、世田谷区では早々に罰則規定を盛り込んだ条例を作り、刑事告発を行った。

 わが大田区でも、昨年罰金付で抜き取り防止条例を可決した。正確には、すでにある「大田区廃棄物の減量及び適正処理に関する条例」の一部を下記のように改正し、集積所にある資源ゴミの所有権は「大田区」にあることを明記し、すでにあった罰金条項を適用し、20万円を徴収できるようにしたのだ。

第33条の2 一般廃棄物処理計画で定める所定の場所に持ち出された資源物の所有権は、大田区に帰属する。
2 一般廃棄物処理計画において区長が指定する者以外の者は、前項の資源物を収集し、又は運搬してはならない。
3 区長は、一般廃棄物処理計画において区長が指定する者以外の者が前項の規定に違反して、資源物を収集し、又は運搬したときは、その者に対し、これらの行為を行わないよう命ずることができる。

 さて、これには一部の町会が困惑した。大田区では資源ゴミの一部につき「集団回収」をしている団体に補助金を支給している。そこで、多くの町会が、資源を回収し、その補助金を町会の活動資金にしている。

 この回収には通常、町会会館など、大田区の資源回収場所とは違う場所が使われ、違う曜日にしている町会が多いが、あえて同じ日にして、同じ集積場所にしている町会もある。すると、集積場所にある資源ゴミは「大田区の所有」と定められ「区長が指定する者(回収業者)」ではない町会が、その資源を持ち去ると「抜き取り」として、罰金20万円が課せられることになる。

 これでは、資源回収が出来ない、とおっしゃるのだ。ただ、法理論から言って、これは筋が違う。そもそも、大田区の回収日に、区の集積場に「町会の資源回収」をすること自体が、言い方は失礼だが「確信犯」だからだ。他の日にされればいい話だが、そうすると「収集量が減る」そうである。そりゃそうだと思う。

 清掃事務所を通じ、善後策の協議をお願いしたが、議員や首長(特別区では区長)、行政は「町会」には、極めて弱い。議員や首長は「票」の、行政は日ごろ「下請け」に使っている、それぞれ弱みがあるからだ。

 4月1日から、早朝から民間委託による「抜き取りパトロ-ル」が開始される。はたして落としどころはあるのだろうか。名案を期待したい。


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金正日のせいで、孫に会えないじゃないか!

2009-03-19 | Weblog
 私には2歳になる孫がいる。長男は自衛官だが、女性とほとんで縁のない職場で「熾烈な競争」を勝ち抜いて結婚した。関東地方の、とある部隊に勤務していて、長男の家族に会えるのは年数回である。

 この3月には、長男、うちの奥さんがそれぞれ誕生日をむかえ、長女が大学に入学が決まった。そこで、我が家で、「3つの慶事」のお祝いをしようということになり、心待ちにしていた。

 ところが、先日、嫁からメ-ルが入った。「突然の勤務が入り、当分無理になりました。すみません。」と。年度末、年度始めに「突然の勤務」とは?なんだろう。

 長男は、自分の仕事の内容や、訓練、演習などについては、予備自衛官としては上司(階級が)である私に対しても、ほとんど語ってくれない。これは、秘密保全のうえから「極めて正しい」行為である。たとえ肉親であれ、どこから、秘密が漏れるかもしれない。嫁さんも「仕事のことは、ほとんど話さないんですよ」と言っている。

 わが国に最も欠けているのは「防諜」という考え方であろう。以前、大韓航空機がロシア領空に進入し撃墜されてしまった時、米軍から提供された情報をペラペラとマスコミに喋っていたボケ国会議員がいて、防衛庁(当時)をあわてさせたことがあった。これにより、米軍の識別能力や捕捉限界などが、ロシアにばれてしまうからだ。これらは、米軍や自衛隊は勿論のこと、各国軍隊においても最上級の「極秘」事項である。

 また、情報公開制度に基づき、防衛庁(当時)へ文書公開請求した人々の「属性」「住所」「公開文書の種類」などを同庁が一覧にしていたことが明るみに出て、陸空の幹部自衛官が懲戒処分を受けたことがある。これも笑い話だ。「軍隊」が「防諜」のため、資料を請求した人々の情報を収集するなど、当たり前のことである。それを、区役所の情報公開と同レベルで考える「事なかれ」防衛官僚には、国を守る資格はない。

 さて、上述したように、孫(正しくは長男)が当分住まいのある地区を離れられない理由は「不明」であるが、時期から言って「テポドンに対する警戒待機」と考えるのが順当だと思う。
 
 時に、反日左翼の皆さんや、エセ平和主義者の皆さんは、どうか、憲法9条の条文を「北朝鮮」にファックスでも送ってあげて欲しい。また、皆さんのご自宅の屋根に条文を貼るのも効果的かもしれない。何しろ、皆さんの主張によれば「9条があるから日本は平和」なんだそうだから。

 平和は守るべきもの。そして、それを侵そうとする不届き者がいたら「勝ち取る」ものであることは、日本以外の国では「国際常識」である。

 冗談じゃないぜ!金正日よ!ふざけんな!何が人工衛星だ。

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ビジネスか青少年育成か?@区営東調布プ-ル

2009-03-18 | Weblog
 本日は区議会予算特別委員会で「款別質疑」を行った。お役所というところは、簡単なことを、なるべく難しくしないと「お上」の威厳にかかわるのか、言葉ひとつでもわかりにく。款別というのは、簡単に書けば「科目別」となる。ようするに、教育費やら福祉費という、予算上の勘定科目のことを款と呼ぶのだ。

 そこで、本日は土木費について質問した。通常は、再三担当部局の庶務担当課長(略称ショムタン)が、朝な夕なに控え室に来たり電話攻勢で、議員の質問の「全容解明」に必死になる。心優しい多くの議員は、質問原稿を全文渡し、さらには、それに応えるように、お役人は「センセイ、答弁はこのようにしたいと思いますが如何でしょう?」などと、シナリオ作りに励む。が、私は、ほとんど言わない。最近では、お役人も「いぬぶしは教えてくれない」とあきらめ「質問内容 不明」などと書いているらしい。本日の質問要旨は以下のとおりである。

大田区では、区営プ-ルの運営のすべてを「指定管理者制度」に基づき、民間業者に委託している。今年で第1回の更新を迎えるが、なぜか、平和島、東調布のみ、既存の業者がプロポ-ザルを辞退している。

この2ケ所に共通しているのは、いずれも「2社JV(共同企業体)」であり、その「冠企業は大手」という点だ。平和島は京浜急行の子会社が冠で、ビル建物保全組合の子会社である組合商事に丸投げ。東調布は、ヤマハ発動機が冠で管理者のみ常駐させ、業務は城西企業という会社の社員で実施。

様々は話を総合すると、大田区が「指定管理者」に求めているのは、本来の趣旨である「民間活力導入」や「区民サ-ビス向上」ではなく、「区の言うことをハイハイと聞く、下請け管理」である。自主事業でプ-ルの活性化を図ろうとした、大手企業は「バカらしくてこんな田舎自治体と付き合えるか」と思って、辞退したのではないか。

業者選定はプロポ-ザルで行っているが、結果は非公開、点数も非公開では、まったくお役人の思い通りに業者が選定されてしまう。これでは「大田区のプ-ルの水はキレイだが行政は透明性がない」と言われてしまう。あなたたちは区民のほうを向いて仕事をすべきが、自分達の机しか向いていないではないか。

区民の方から、東調布のプ-ルに木曜日に行ったら団体貸切で使えなかった、との苦情が寄せられ、調査をしてみると驚くべき実態がわかった。このプ-ルを利用している団体はいくつかある。高齢者の親睦団体や、同好者が集ってコ-チを雇って行っている「普通」の団体と、団体名は4つに別けられているものの、連絡先がOさんという方に集中している幼児、小学生などの水泳教室を主宰する団体などである。

問題は、このOさん主宰(代表者は別にしてあるものもあり)の水泳教室である。この東調布プ-ルでは指定管理者の自主事業として「各種水泳教室」が開催されている。ほとんど自主事業を行っていない「管理受託型」の他のプ-ルからは際立っている。ところが、なぜか「小学生」「中学生」対象の教室がひとつもないのだ。

保護者を装って、プ-ルに電話をしてみた。
私:小学生の親ですが、小学生用はないのですか?
施設:それは、団体でやっています。
私:いえ、区でやっているのはないのですか?
施設:私達は区の指定管理者で区ではありません。区から、小学生、中学生の教室は団体が行っているので、するな、と言われています。

なんと、指定管理者の自主事業に縛りをかけて、このOさん主宰の水泳教室を支援しているのだった。さらに優遇策は続く。この水泳教室の「出席カ-ド」を見ると2008年10月から2009年の9月まで、1年間決まった曜日に教室が開かれるように「欄」が設けられている。本来、2ケ月前に申し込み、前月の5日あたりに「使用許可」を出す制度が、なぜか、この団体は1年先まで「予約済み」なのだ。

さらに問題は、この団体は、大田区教育委員会に「社会教育団体」「少年育成団体」として登録されているのだ。
社会教育団体は
営利を目的としてはいけない
各種教室のように先生(講師)が中心になって月謝を取り活動をすすめてはいけない
となっている。が、これらの団体は、Oさんが「申し込み先」「連絡先」「集金担当」「講師の調整役」「施設予約担当」となっており、明らかに上記に違反する。

また、少年育成団体として登録されると、施設利用料金の25%の減免の特典があるが、この登録要件には「指導者、世話人に謝礼・報酬が払われないこと」とある。Oさんの団体では、コ-チに90分で、5000円の謝礼と、月単位で交通費が支払われている。90分5000円は、時給換算で3333円となり、決してボランテイアと言える額ではない。

営利であるかどうか。Oさんが大田区教育委員会に届け出た入会金は2000円、実際には3000円。月会費は届出が月額2000円、実際の月謝は4500円である。毎月、保護者の郵便貯金口座から引き落とし、という徴収モレもない方法で集金される額は、団体利用実績から逆算すると以下のようになる。

東京都辰己プ-ルでの水泳教室の生徒を含め、概ね220名が会員となっていると指定される。入会金3000円X220名=66万円、月謝4500円X220名=99万円。

経費として、プ-ル貸切料で約月額13万円を差し引いても、Oさんの手許には、月66万円、年額800万円近いお金が「公共施設のおかげ」で入ってくる。(講師謝礼が、規則どおりタダだとして)

コ-チに5000円払っている実態からは、週4回で2万円、月4週で8万円の人件費が上記から差し引かれるが、それでも月50万以上の額となる。はたして、税務申告は適正に行われているののか。税務当局の調査の結果が待たれる。

これだけでも問題だが、さらに問題は、このコ-チの中に現職の大田区の係長さんがいる。この方は週1回夜間コ-チをしているが、他のコ-チの代わりに、平日の午後3時半から入ることも度々あるというのだ。最近では、11月6日3時半から、12月11日3時40分からプ-ルサイドにいたのが確認されている。

本日の午前中に、この方の所属長に同日の出勤簿から「時間休暇(公務員は1時間単位で休暇が取れる!)」を取得した者を確認したところ、12月11日には2名いるが、11月6日には時間休を取得した者はいない、との回答を得た。

時間休暇を取得してコ-チをしているとしたら、税金から休暇相当の時給を支給されながら、さらに5000円謝礼をもらっており問題である。時間休を取得せず、勤務時間中であれば、重大な法令違反となり懲戒処分の対象ともなる。いずれにせよ、公務員が所属長の許可なしに「謝礼」をもらう事は服務事故となり、さらに、それが区の施設を利用しているのだから、どうしようもない。

もっと驚きがある。なんと、この係長さんの配偶者は、このプ-ル等を管理監督する部署の大田区管理職なのだ!!現場や関係者の声を総合すると、この配偶者が、この立場に就任してから、Oさんの施設に対する要求はエスカレ-トし、恫喝と受け取れる行為もあったらしい。ただ、この配偶者たる管理職は、実に真面目な方で、多分、Oさんと配偶者たる係長に「その立場」を利用されたのだろう。それが証拠に、夫婦であることが利用者にわかった11月以降、この管理職さんは、利用者の前には現れなくなった。

さて、Oさんや係長さんの名前をインタ-ネットで検索すると驚くべきことがわかった。お二人は、ある政党の系列である「新日本スポ-ツ連盟」に所属し、辰己プ-ルでの「水泳教室名」で、この団体の主催する水泳大会の常連でもあった。

近隣区にある係長さんのご自宅の写真をネットで表示すると、フェンスには、「ある政党」の候補者のポスタ-と政策ポスタ-が並んで貼られているのを確認できた。

大田区職員組合の歴代委員長は、この政党の党員であるのは周知の事実である。まさか、このことがOさんの団体に「便宜供与」した原因ではないと思うが、不審感はつのる。

Oさんは、一昨年、水泳指導、指導者育成、施設管理を目的としてNPO団体を設立し、監事には、この大田区の係長さんも名を連ねた。このことは何ら問題はない。が、このNPOの平成20年度の事業計画書によれば、「水泳施設管理運営事業の次年度実施に向け、関係各所との折衝や人材確保の準備計画の策定を行う」とある。

これは、正に「指定管理者更新」の時期と一致し、Oさんが、団体貸切の優遇だけではなく、自ら「管理者」となることを目論んでいたことがわかる。さすがに、指定管理者の「審査」でNPO役員に大田区係長がいてはマズイと思われたのか、昨年7月1日に「4月1日に遡って」、係長さんのNPO監事退任の届出を東京都に提出している。

勿論、Oさんは、指定管理者事前説明会に参加したが、残念ながら「指定」はされなかった。新たに指定された「デイップネス」は、区内でもスポ-ツクラブを運営する「ビルメン系」ではないスポ-ツに精通した企業であることで評価はできるが、以前、この会社が管理委託を受けた東京体育館での「一部団体んの不正使用告発事件」で、都の天下り財団から「利用者を訴えるなどとんでもない」と言われ、我慢した経験を持つ。まさか、その「我慢力」が選定基準ではないだろうと、期待したいものだ。

東調布プ-ルには、他に、富裕層の師弟を対象にしたNさんが主宰するGという団体もあり、こちらは月謝8000円と高額だが、150人近い会員がいるというから、これも大したビジネスである。(この団体は、平和島でも水泳教室を開催している)

さて、このような、区民共有の財産、税金で指定管理者に管理をさせている公共施設たる区営プ-ルを、虚偽の届出で「利用料の減免」まで受けて、ビジネスに利用する行為、その中枢の大田区係長、それも、配偶者が、直接の管理職という図式は、到底、区民納税者の理解を得られない。即刻「優遇」を中止し、係長を調べよ。

 以上のような趣旨で質問をし、関係管理職から「いい訳」答弁を受けたが、若干時間が余ったので、熟慮されているのか、熟睡されていたのか「下を向いていた」遠藤久経営管理部長を名指しして答弁を求めた。

 突然の指名に面食らったのか、あわてた様子だったが、そこは部長職の頂点まで上り詰めた方であり流石である。「そのようなハレンチな行為があたとすれば、調査し善処する」と、強い決意を示された。頼むよ!

 多分、Oさんも係長さんも「水泳が大好き」な方々だと思う。そのスポ-ツを愛する純粋な気持ちで、改めて「公共施設のあり方」「公務員としてのかかわり方」「本来の社会教育団体のあり方」など再考していただき、節度をもった施設利用により、子供達の水泳指導を行っていただきたいものである。

 このことは、係長さんやOさんを糾弾することが目的ではない。プ-ルだけではない、野球場や文化センタ-など「特定の利用者」や「団体」が既得権益のように、優先的に予約して利用していることに一石を投じたいのだ。

 それぞれの団体には「区との歴史的関係」があるのだろう。だからこそ、政権交代が行われた「民間区長」が、「新たな関係」を築く必要があるのだろう。新区長の公約「地域力」とは、一部「声の大きい団体」を優遇することではないはずである。すばやい善処を期待する。


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頑張れ若き挑戦者@埼玉県某市議会議員選挙

2009-03-15 | Weblog
 昨日から、自分の住む町会の役員研修旅行で「茨城県五浦温泉」に来ている。古いタイプの議員さん達は「旅行こそ票田」とばかり、県人会だ、町会だ、なんとか会だ、と出かけていくようだが、私は「嫌いだ」。旅行が嫌いな訳ではないが、バスの車中でカラオケのサ-ビスをし、お酌をし、心にもないおべんちゃらの挨拶をする、その構図が嫌いなのだ。

 議会での活動は「やったふり!」地元活動は「真剣!」これが、選挙の必勝法であるのはわかっているが、私には出来ない。ではなぜ町会旅行に?それは「会員として」での参加だからだ。

 私は、過去小学校のPTA副会長、中学校の校外委員長、青少年対策委員会理事(現在も)、市民消火隊員(同じく現在も)などの地域活動を経験しているが、すべて「地域住民としての参加」である。従って、「多くの議員が大好きな」会合などでの挨拶もないし、一会員、一住民以上のことはしないし、それ以下でもない。

 町会員が参加費無料の会合であれば、他の議員が「会費」を持参しようが、私は一円も出さない。そのことを理解して下さり「何ら特別扱いをしない」私の住んでいる町会の旅行なのでご一緒したのだ。実は、この町会の役員さんのほとんどは、地元の古参先輩区議の後援者であるし、そうでない一部の方は、民主党でありながら「最も自民党的区議」の後援者である。つまり「票」を考えたら「極めて費用対効果」が悪いのだが「会員」として温かいお誘いを頂き、楽しく参加してきた。

 が、本日は、北朝鮮拉致問題で行動を共にし、尊敬する西村眞悟代議士の主宰する西村塾では後輩にあたるI君が埼玉県某市の市議会議員選挙に立候補をする「告示日」でもある。茨城の最も北の地から、埼玉県某市まで電車で3時間半。朝食を町会の皆さんとご一緒した後、8時には宿を出て出陣式に向かった。

 とある私鉄の駅前には、先に出陣式を行っている共産党の現職候補がいた。どうやら、民主党、I君、共産党と、同じ場所での出陣式となり、事前に調整をし、各陣営30分と取り決めたようだ。約束の30分が過ぎても、共産党の司会のおじさんは止める気配がない。予定時間を10分近くオ-バ-してやっと終わった。

 彼らには「約束」や「法律」は自分達が都合よいものだけが「正しい」のだ、という経験則をここでも学ぶことが出来た。日本全国どこでも、同じであることは「中央集権型政党」流石である。

 さて、I君の出陣式が始まった。3期の現職共産党市議と同じくらいの人が集まったが、違いは「地元がほとんどいない」ことだ。関東各地から憂国の仲間である、地方議員や支援者が駆けつけてくれたのだが、新人で地元出身ではない弱さが心配でもある。

 凄いのは、なんと、ウグイスさんが、現職の文京区と中野区の女性区議なのだ。モデルさんのようなお二人に、近隣市のイケメンの市議さん。さわやかな春の日差しを浴びて、高揚したI君に、いささかの応援演説をしたが、司会者の「一言」との言葉をよそに、喋り捲ってしまった。(反省)

 26歳の彼は、出陣式の後、さっそく市内一巡の街宣に出かけた。宣伝カ-を使った「連呼」は、投票行動にまったく結びつかない、とのデ-タ-が各種調査で明らかになっているが、相変わらず、みな、これをやってしまう。

 街宣は「陣営の結束を固める」御神輿のようなものだ。選挙期間中、何か結集する対象がないと、ダレてしまう。それが、街宣車だ。地元に応援者がいる場合は、その方々に対する「晴れ舞台」の意味もあるが、新人候補の連呼は「ウルサイ」と取られかねない。一番効果があるのは、彼自身が新興住宅地のマンションの下で「26歳!最年少!」これだけ訴えていればいい、と何回もギリギリ選挙を戦った経験からは思う。

 「拉致問題」を言いたいだろう「日教組のバカ」と語りたいだろう。しかし、当選してからいくらでも語る機会はある。残念ながら、地方議員選挙では、多くの有権者の判断基準は「いい人だから」「知り合いに頼まれたから」「知っているから」「カワイイ(女性候補)」「かっこいい(男性候補)」などである場合が多い。(一部、本当に一部には、政策や議会実績で行動して下さるマトモな方もいるが残念なことに少数である)

 であれば、50歳代の候補者の多いなか、彼の最大の優位性(弱点にもなる)は、最年少、26歳という若さである。これだけで十分戦えるだろう。

 私は、社会経験や組織での勤務経験が希薄な青年がダイレクトに政治の世界に入ってくることに否定的である。従って、彼の年齢と、社会経験にはいささか不満もあるが、落選を経験した者として、また、年長者として、あの惨めさは、彼には味あわせたくないとも思う。

 来週の日曜日には結果が出るが、この市では前回も50%を越える市民が「棄権」をしている。投票にも行かず「政治不信」だ?「政治が悪い」だ?ふざけるな!と申し上げたい。

 そんなこと言っているから、ギリギリなんだ、といつも数少ない支援者に怒られている私である。すみません!

(公職選挙法の規定に則り、選挙区、候補者名は伏せることをお許し願いたい)
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