いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

今日は開戦記念日!日本を考える二つの集会

2010-12-08 | Weblog
 今日は、大東亜戦争(太平洋戦争)の開戦記念日である。昭和16年12月8日午前3時19分、日本軍が真珠湾のアメリカ軍基地を奇襲攻撃し、3年6箇月に及ぶ大東亜戦争(太平洋戦争)が始まったのだ。

 先の大戦の結果、我が国は負け、負けた故の様々な弊害が今日まで我が国国民の精神構造まで病んでしまっている。戦勝国の連合国とりわけ米国は、二度と日本が連合国に襲いかからないよう弱体化する作戦を企てた。

 ひとつは、あの戦争で「国民は悪くない」「悪いのは軍であり財閥である」との刷り込みである。その作戦の頂点が極東軍事裁判というインチキな法廷での「戦犯作り」だった。法理論の基礎である「罪刑法定主義」を無視したリンチ裁判であった。これにより、「悪者は軍隊の指揮者」との認識を国民に与えた。

 さらには、財閥解体、昭和20年12月10日発布の「ウオーギルトインホメーション(日本悪者心理作戦)」により、全国紙は、事前検閲により「日本は悪い国だった」と書かせられたのだ。

 また、この作戦を成功させたのは、学校教育を牛耳った日教組を中心とあいた左翼教員だった。旧帝国大学においても、左翼の学長、教授が輩出され、「学べば学ぶほど日本が嫌いになる」システムが、GHQ主導のもと進められていった。その効果は、いまの日本に見事に開花しているではないか。

 さて、その開戦記念日に二つの会合に出席した。1件目は、明治記念館で開かれた第三回「真の近現代史観」懸賞論文受賞記念パーテイだ。これは、アパグループ代表である元谷外志雄氏の提唱により始まったもので、今回で3回目だ。



 私がなぜご招待を受けたのかといえば、7年程前だろうか李登輝氏が提唱された「台湾正名運動」の10万人集会に台湾に出かけた時、元谷代表、奥様、ご長男と同じバスに乗り合わせ、昼食をご一緒したご縁である。それ以来、様々なお誘いを受けるようになった。

 第一回の受賞者は、田母神俊雄航空幕僚長(当時)である。田母神氏は、この懸賞論文の「日本はいい国だった」というい趣旨により、航空幕僚長の職をおわれた、世界でまれに見る空軍参謀長となった。つまり、自分の国がいい国だと言ってはいけない軍の最高指揮官が、世界のどこにいるのだろうか。結果、氏は講演に執筆活動に超多忙な日々を過ごされており、普通に退官されるより、余程有意義な生き方をされていると思う。

 さて、今回の最優秀賞は、佐波優子さん。実は、彼女は西村真悟前代議士が主宰する「西村塾」の塾生であり、私もメンバーでよく存じ上げている方だ。
学生時代に読んだ日本軍将兵の遺書がきっかけで、遺骨収集をされた体験を書かれた。以下は、佐波さんが読んだ遺書の要旨である。

『武もとうとうお役に立つ時が参りました。生をうけて二十余年、ただの一度もお心を安ませることなく過ごして来たことをお詫び致します。
今思いますに人一倍子煩悩の父上にとって、この遺書を読まれればどんなであるか推し量ることが出来ます。
でもこの皇國危急の時、私達の涙は隠されねばなりません。
私の肉体はここで朽つるとも、私達の後を、私達の屍を乗り越えて、私達を礎として立ち上ってくるこれから生まれてくる子供達や孫達のことを思えば、またこれらの人々の中に私達の赤き血潮が受け継がれていると思えば、決して私達の死も嘆くには当たらないと思います。
どうぞ私のことを笑って誉めて下さい、武も笑って散ります。さようなら。武より』

 31歳の美しい佐波さんが記念講演で語る遺骨収集の現場での、凄惨な光景のお話には何度目頭を拭いただろうか。最後に彼女はこう結んだ。

これからの私たちは、一柱でも多くのご遺骨をお迎えすることも大事ですが、それと同じぐらい、ご遺骨が帰って来られた時に「帰ってきて良かった」と思っていただける日本を再建することが大切ではないでしょうか。

 まったく、その通りだ。240万人の将兵が死亡し、いまだ115万柱が戦地に取り残されているそうである。私の伯父、犬伏寛男海軍少佐も南方洋の深海に眠っている。機会を見つけて遺骨収集に参加したいと思う。

 次は、文京区民会館で行われた「靖国神社の御霊に感謝し安寧を護る」国民集会である。平日の夜なのに会場には全国から訪れた人々が集い、それぞれに想いを発表された。

 特に、昨年来日し靖国神社の社殿の入り込もうとした高金素梅については、「絶対に参道から入れない」との決意を共有した。

 靖国問題は、国家観の問題で宗教問題ではない。国家の為に殉じた方々をいかに手厚く祀るか、という問題で諸外国から文句を言われる筋合いではない。我が国の国民を苦しめた米国軍人が葬られているアーリントン墓地に、米国大統領が赴くことに我が国が文句を言ったことがあるだろうか。靖国神社に行ったこともない多くの我が国首相が、アーリントン墓地には花を捧げるではにか。

 開戦記念の日、あらためて英霊に恥ない日本の再建をせねばと誓った。


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