いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

地方自治経営学会研究大会@陸前高田市

2011-10-28 | Weblog
 昨日に続き、本日も地方自治経営学会研究大会である。今日は、被災地視察で300名余りの参加者が、釜石市、大槌町、陸前高田市の三班に分かれバスで復興の進捗、被害の状況などを視察した。

 私は割り振りで陸前高田市になり、5月~6月の「東京都医療救護班」の一員として訪問してから5ケ月ぶりの再訪問となった。はたして復興は進んでいるのだろうか。

 朝7時20分、宿泊しているホテルを出発。陸前高田市へ向かった。参加した議員のなかには、昨晩の背広姿から自治体名の入った防災服に着替えた者もいたが、写真用のパフオーマンスにしか見えず私には違和感があった。

 陸前高田市入口の高台にあるプレハブの仮設市役所から担当の部長さん、係長さんがバスに乗車して案内をして下さった。復興事業で多忙の中大変申し訳ない。


(↑市役所正面玄関)

 最初の説明場所は、被災した陸前高田市役所だ。市役所正面玄関には「東日本大震災被災者乃霊」と書かれた位牌と焼香台が置かれていた。鉄筋3階建て一部4階建ての庁舎の、なんと3階屋上部分まで津波が押し寄せ、4階部分の屋上に避難して職員、市民は助かった、と階段を津波につかりながら逃げた恐怖を部長さんが語ってくれた。


(↑右側の屋上で助かった)

 市役所近くの高田幹部交番では所長の高橋俊一警視(60)が、最後まで交番を守り津波で殉職されたそうだ。定年を4日後にひかえての殉職だった。

 また、防災無線や放送設備のある防災センターは庁舎2階にあり、無線機などが水没して機能しなかったそうだ。いまさらだが、津波の危険のある地域でなぜ防災センターを2階にしたのか、と思った。わが大田区でも新築予定の仲六郷庁舎の機械室を、震災後に設計しているのに、相変わらず地下に置くバカさである。少しは考えろよ。多摩川に近いんだから。


(↑教育庁舎で記念撮影)

 市庁舎正面に建っている教育庁舎では、痛ましいことに市民、正規職員、非常勤職員など100名を超える方が津波に襲われて亡くなった。その惨事の起こった場所で、観光地よろしく写真撮影にいそしむ地方議員が多数見られたことは、とても情けないし、人としての感覚を疑ってしまった。この惨状、この場所で自分自身を入れた写真を撮る神経は「並みはずれ」ている。


(↑市役所正面でも記念撮影)

 海岸では若い係長さんが説明してくださったが、彼は12月19日に住宅ローンを組んで新築の戸建てを市役所近くに建てて被災。家屋は跡形もなくなったそうだ。「もう同じ場所には住みたくない」と悲しそうに話された姿が印象的だった。後で聞けば、津波でお子さんとお母様を亡くされたそうで、言葉につまってしまった。


(↑右側上のクレーンの場所が堤防)

 遠く海の中に防波堤のようなものが見えるが、実はこれは堤防で、震災前の海はこの堤防のさらに100m海側だったそうだ。今は、取りあえず台風などの被害を防ぐ高さ3m程度の防波堤の建設を急いでいるとのこと。

 説明役の係長さんに女性議員が「いま私達が出来る一番の支援は何ですか」と聞いた。彼は「この景色を忘れないでください」と応じた。そして、部長さんが別れ際にバスで挨拶をされた。「どうか忘れないでください。風化させないでください。」同じ言葉だった。喉元過ぎれば…との言葉がある。この景色を、そして、多くの善意で復興に向かっている街があることを、亡くなった家族の悲痛な声があったことを、後世まで語り継いでいかなければと思った。


(↑頑張って!)

 道中立ち寄った道の駅には「元気になります。心からありがとう」との横断幕があった。そして、そこの売店で買った「ありがとう自衛隊」を帰りの新幹線で読んだが、東京到着まで泣き通しだった。被災地での壮絶な「戦い」、被災者との自衛官の心のふれあい等、隣で缶ビールを飲んでいるオヤジに不審な顔をされるぐらい泣いた。

 東京に戻れば、被災地とは無縁の景色が広がっている。いつか、この地も大震災が起き、この景色がガレキとなるのだろうか、そんな想いを持ちつつ、蒲田の居酒屋へ直行。「すみません!生大ジョッキで」ダメじゃん。

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地方自治経営学会研究大会@岩手県遠野市

2011-10-27 | Weblog
 今日から、所属している地方自治経営学会の研究大会が岩手県遠野市で開催される。この学会の研究大会は、春が東京、秋は地方開催でなおかつ開催都市の地方自治体と共催となる。今回は、被災地支援の最前線拠点として大活躍をされた岩手県遠野市で開催することで、少しでも東北地方の活性化に寄与しようという趣旨だ。

 開会が朝9時50分。一番の新幹線でも間に合わないが、昨晩はたちあがれ日本の党大会があったため、前泊ができなかった。やむなく遅刻承知で出発した。地元の京浜急行の駅を午前5時25分に出発。東京駅発6時4分、新花巻から単線の釜石線に乗り換え、小さな遠野駅についたのは10時9分。


 こんなに遠いのだから、参加者は少ないだろうなと思いつつ会場に入り仰天した。なんと、この小さな街には不釣合いな大会場が満席なのだ。机も足りず、椅子だけの席も満員。かろうじて最前列に席を見つけて着席した。

 最初の講師は当学会の会長でもある片山善博慶応大学法学部教授(前総務大臣・元鳥取県知事)だ。片山教授の話し方は実に心地よく、この方の話だけでこの学会に参加する意義があるとさえ思える。以下、講演のエポック。


防災訓練の日に防災服を着てシナリオ通りの訓練を皆さんの自治体で行っていないか?シナリオ通りの訓練は「文字が読めるか」の訓練だ。

財務省主導の民主党政権は財源がつかなければ復興の補正予算を組まないと言っている。復興構想会議でも「財源だ、増税だ」とやっている。おかしい。今、手術しなければ死んでしまう患者を前にして、家族が医療費弁済計画書を持参するまで手術をしない救急病院があるか。やるべきことは財源があろうがなかろうが、やる、それが政治主導のはずだ。

 第二講は、北海道大学山口二郎教授による「新しい政局とその地方分権」である。

なぜ民主党政権は短命なのか?それは、民主党における政権交代が、自己目的化してしまっていて、政権交代をはたしたらやることがないからである。また、緊急避難(消去法)としての野田政権にも「総理になりたい」という理念があっても、テーマ性が欠落している。平穏無事から問題対応型に変わらねばいけない。

民主政治にとっては、市民に好かれることが政治家にととって重要である。その結果、大衆迎合(ポピュリズム)という問題がおきる。リーダーと市民の適切な距離が求められる。

官僚や役人の陥る落とし穴として擬似目的と本来目的の置き換えがある。例えば教育の本来目的は「子供の発達」であるはずが、擬似目的として「学力テストの点数をあげる」等となってしまう。そして、官僚主義は擬似目的に奉仕する。

大震災の復興支援には地方分権が需要な鍵になる。野田政権が震災復興と地方分権をどのように位置づけるか注目したい。

 まったく納得。地方議員の目的は「住民の最大幸福」のはずが、いつの間にか「選挙に当選する」ことが擬似目的いや自己目的化してしまっている。さらに、議会も「議論」することが求められているはずなのに、「シナリオ通りすすめる」ことが目的になってしまっている。


 次は開催地の本田敏秋市長による「遠野市の沿岸被災地後方支援」。

遠野市は内陸部にあり、地盤も固いため今回の地震での被害が沿岸部に比べて少なかった。そこで、震災直後から以前より国に提案していた後方支援拠点として活動を開始した。震災後14分後(すばらしい!)に遠野運動公園の開門を指示。夕方には岩手県警機動隊、陸上自衛隊など1900名がこの場に集結。

17時52分には第一回災害対策本部会議(警察、東北電力、自衛隊、郵便局参加)を開催。同日深夜、隣町の大槌高校に500名が避難し孤立。食料、寝具がない、との報をもって男性が本部に駆け込んできた。早朝4時50分消防隊員が大槌高校に向け、乾パン500食、毛布250枚を持って出発。

被災後50日間で、遠野市が行って救援物資の主な支援は以下のとおり。

おにぎり(ボランテイアがにぎった)14万食、燃料3500缶、衣類、寝具12万5千枚、米3800袋、水、飲料10万6千本、食料11万箱

 遠野市自らも被災しながらの支援はすばらしい。それにしても、沿岸自治体や遠野市から「後方支援施設」の建設要請の提案書を3年も前に受け取っていながら、放置していた政府の怠慢はなんだ!

 そして最後は、偶然にも8月に視察に行った葛巻町の鈴木重男町長による「再生エネルギー開発先進自治体、葛巻町」だ。内容はすでに視察でうかがっており、この日記でも書いたので省略する。

 懇親会を同じ会場で行うために、しばし別会場で「語り部」と「神楽」を見せていただく。せっかくなら最前列でとずうずうしく空いている席に座ると、なんとお隣は片山前総務大臣(元鳥取県知事)だった。

 そこでさっそく自己紹介(自衛隊生徒4年生の時に、鳥取県美保基地にいた)と名刺交換をし「先生が常々おっしゃっている地方議会はほとんど八百長だ、というフレーズはいつも使わせていただいています」と話かけた。

 すると片山前大臣は以下のように応じられた。

そうなんです、シナリオ通り仰々しく行うことが議会だと勘違いしている事務局や議員が多すぎるのです。先日、被災地に出かけたら、ある役人が「議場が崩壊して議会が開けない」と嘆いていてびっくりしました。

体育館でも、学校の教室でも、どこでも議論は出来るはずなのに、議場という非日常の空間がないと議会ができない、という感覚がだめなんです。

 おおいに納得。そのとおりである。この瞬間だけでも遠野に来た価値がある。



 そして懇親会。いつもながら、まったく知らない全国の市長、町長、自治体幹部、議員と知り合える楽しい時間だ。今回は、福井県高浜町のイケメン町長さんととても親しくなった。ぜひ、町役場をお訪ねしたいものだ。

 宿泊場所が遠野に確保できなかったため、二次会はなしで花巻市内のホテルまで移動。真面目に寝ることにする。明日は7時から被災地、陸前高田に半年振りに向かう。

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たちあがれ日本 躍進の集い開催@ニューオータニ

2011-10-26 | Weblog
 昨年4月に結党された「たちあがれ日本」も結党1年半が経過した。そこで、本日ホテルニューオータニにおいて躍進の会(党大会)を開催した。週半ば水曜日の18時開催で人は集まるのか?カスカスだったら格好悪いな、などと気にしながらの開催だったが、なんのなんの、ニューオータニ最大の宴会場がギュウギュウだった。また、我が大田区第一支部からは、80名もの支援者が応援に駆けつけてくださった。


 平沼赳夫代表に続き、石原慎太郎東京都知事が応援団長として挨拶をされ、谷垣自民党総裁と続いた。谷垣総裁は「首班指名でたちあがれの皆さんは私の名前を書いてくださった借りがある」と述べられた。そこで、私はヤジった。(すみません!)「だったら、こっちへおいでよ!」と。さらに続いて、山口公明党代表、新党改革桝添代表と続くが、さすがに、民主党城島幹事長代理の挨拶には拍手がまばらだった。(敵を来賓で呼ぶとは度量が広い!)

 議場だったら「帰れ」とやじるところだが、来賓として来てくれたことへの謝意でだまっていた。


 乾杯の後、各支部長の紹介があったが、会場からの拍手声援は西村真悟先生の次に私が多かったと思うのは自信過剰だろうか?(本当に拍手多かったのだが)

 ニューオータニの高級料理(焼きそば等)がお口に合わなかったのか、みなさん三々五々地元大田区のお店で二次会のようだった。あっという間に料理がなくなってごめんなさい!

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大田区立嶺町小学校改築工事談合情報その後

2011-10-24 | Weblog
 様々な談合情報が私宛に寄せられる。お役人や業界筋でも、まだ良識が残っている証拠である。頂いた談合情報は、大田区経理管財課長、公正取引委員会審査局、しかるべき官憲(名は伏せる)などに提供している。

 先般届いた談合情報は、大田区立嶺町小学校改築工事についてのものだった。まだ入札そのものが公示もされていないのに、チャンピオン(落札予定業者)が決まったとの内容だった。役所をなめきった業界の体質に「ふざけるな」と、談合情報を公開した。

 建築はY、電設はM、機械設備はS、所謂業界の重鎮企業が落札するとの内容だった。それから1ケ月。業界内、役所内でも様々なハレーションが起こった。政・菅・業・と言われるわが国の談合体質に鉄拳を下すのは誰か?いずれにしてもいいことである。

 その結果、電設業界は区内の某所で調整会議を行い、当初のMではない別のイニシャルMが落札することに決定。また建築業界は紛糾して調整がつかず、「まともな入札」が行われ、大田区の設定した最低制限価格(ロアリミット)ギリギリの価格でのつばぜり合いが展開されることが確定的になったようだ。これこそ、大田区執行部が答弁している「適正な競争」である。

 仲良しの機械設備の業界は波風立たず、既定路線、というのが事情通の見方である。

 経理管財課長や区執行部は、これほどの情報を提供していても「大田区の入札では談合はない」と、言い張る。それこそ仲間ではないかと思うほど頑なまでに否定する。

 業界の皆さん、もう一度調整して、建築以外も大田区予定価格の85%ぐらいで落札してみてごらん。信用してあげるから。くれぐれも、何度入札しても最安値の会社が同じという「談合原則」や、落札率99%なんてのだけは、もうやめてね!

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全国ろう高齢者ゲートボール大会応援に

2011-10-22 | Weblog
 何事も継続が苦手な私が、珍しく続けていることが三つある。一つはこの日記だ。すでに書き始めて9年半になる。この継続の原動力は、延べ200万人にもなる読者である。少しばかりサボっていると街で「最近更新がないですね」と言われる。この無言のプレッシャーが継続の源である。

 もう一つは、大学院の修士論文だ。12月16日までに仕上げなければいけないのだが、いやはや「能書き」は得意なのだが、研究となると聊か趣がかわる。何度辞めようかと思ったか。

 しかし、蒲田まで「押しかけて」指導して下さる厳しい指導教官と、ゼミの後の夜間部(呑み会)での同期生、先輩の「温かい」励ましに支えられ、これもなんとか続けている。

 そして、最後の一つが「手話講習会」である。あるきっかけで手話講習会に毎週木曜日の夜2時間手話講習会に通うようになって半年。30名程いる同級生の中で「最劣等生」だと思う。ほとんどが女性で、すでに手話をある程度学ばれた方も多い。やはり語学系は女性が強いと痛感する。

 日本語を手話で出すだけ、と甘い考えで始めてみたが、まったく間違いだった。違う「言語」を学ぶという決意で必要だった。私の周辺でも「選挙が終わったらやめるだろう」と思っていたらしく、いまだ続いているのは驚きのようだ。

 この手話が続いているのは、最前列に陣取っている「劣等生」の私を、まず最初に指名する優しい「愛のムチ」を下さる講師のI先生と、助手のKさん、Sさん、さらには優秀な同級生の皆さんである。一年間がんばって次は中級、さらに1年、上級を目指せと、「劣等生」の尻をたたく。

 そして、今日は助手のKさんが駒沢オリンピック競技場で行われる「全国ろう高齢者ゲートボール大会」に東京都代表で出場するというので、応援に出かけた。

 会場の受付で「すみません、大田区の選手はどこですか?」と聞くと、「私はろうです」の手話が戻ってきた。えええええ!!!必死に手話を思い出し「大田区」「応援」「来た」「どこ?」と、知っている手話を出してみた。

 「それなら、下でプログラムをもらって見たら」との意味(多分)の手話が戻ってきた。観覧席に一人座っていると、会場下のコートから役員らしき人が手話で何か話しかける。こんな時、手話は便利だ。どんなに遠くても「見えれば」会話が成り立つ。但し、理解できればだが‥


 そのうち、Kさんと、私を手話の世界に誘って下さったIさんを見つけた。お二人とも私を見ると大変喜んでくださり、ルール等を一生懸命説明してくれる。

 大きな室内競技場には全国各都道府県の代表選手が何百人といるのに、「声」がしない。まったく言葉が通じない異国に一人で旅に来たような不安感というか、不思議な想いだった。

 しばらくすると、大田区の聴覚障害の女性の方も選手として来られた。この方は、とてもお話好きなようで、プログラムを示しながら、様々なことを教えてくださる。想像を含めて、半分ぐらいしか理解できなかったが、先ほど感じた「不安」は消え、この環境(音声のない)を楽しめる感じになった。

 言語の上達の早道は、その言語の中にどっぷり浸かる事だと思う。多分、手話もそうだろう。これからも、もっともっと手話を使う機会に自分自身を置いてみようと決意して会場を後にした。

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日本の国家戦略には防衛がない?ばかじゃん!

2011-10-19 | Weblog
 わが国は、昭和20年12月10日のGHQ「心理作戦(ウオーギルトインフォメーション)」開始により、「国家を守る」という国として最も重要な課題について「考えてはいけない」刷り込みをされてしまった。

 この情報作戦にうまく乗せられた、共産党を中心とする左翼反日勢力や、権利の主張ばかりする日教組の教員らが、街や学校で「日本は悪い悪い国だ」「軍隊は悪だ」「自衛隊は憲法違反」だ、と援護射撃をしたものだから、「一億総○○」が得意の日本人は、みんな国は守らなくていい、と勘違いしてしまった。

 長い間、日本の防衛の中枢が「庁」だったことからもそれがわかるし、最高位の叙勲は軍人に、という世界の常識を無視し、自衛官には勲一等は授与されない。(在日米軍司令官には授与されるのだ!)

 さて、自民党政権時代から続いてきた「国防意識の欠落」は、寄せ集め左翼政権民主党にも引き継がれてしまった。昨日、政府は内外の重要政策の司令塔たる「国家戦略会議」の構成員13名を発表した。

 な、なんと、その中には防衛大臣が入っていないではないか。防衛は内外の重要政策ではないと言うのか!なんという情けない国に成り下がったのか。以下、構成員である。

野田総理(議長)、国家戦略・経済財政相、官房長官、財務相、総務相、経済産業相、外相、日本銀行総裁、経団連会長、経済同友会代表幹事、連合会長、JICA理事長、日本経済研究センター理事長

 日教組や官公労の親分である連合会長など入れなくていいから、防衛大臣を入れるべきだった。さぞかし、野田総理の父上(元陸上自衛官)も嘆いておられるだろう。

 誰だ、こんな情けない国にしてしまったのは!


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催事山盛り、秋の日曜日

2011-10-16 | Weblog
 議員にとって、平日は議会活動や調査活動に費やす時間が多いが、土日祝日は圧倒的に「ドサ回り」に費やすことが多い。そのなかでも秋と夏、年末年始はけた違いだ。今日の日曜日も盛りだくさんだった。

 朝8時、青少年対策委員会主催のデイキャンプの設営に平和島キャンプ場に向かう。これは、小学生を対象に、ボースカウトの協力を得て、飯盒炊爨やアスレチックを楽しんでもらう企画で、今年で21回目となる。私は、娘が小学生のころから関わってきた。

 午前9時半から開会式に臨み、子供たちを会場に誘導し、私は自家用車の中へ。車内に準備したスーツに着替える。ズボンを脱いでいるところを目撃されたらアウトで、周囲を注視しながらの狭い車内での作業は大変だ。

 次は、区民ホールアプリコで行われる「しょうがい者の集い」開会式だ。午前10時半から10時45分。さらに、近隣の消費者生活センターで開催されている「生活展」を一巡。

 その次は蒲田駅西口で行われている、姉妹都市の物産展へ。秋田県美郷町とは、同町に私の地元である六郷という地名があることから、町長さん以下多くの知己がある。会場のテントには、たくさんの顔見知りの方がいて、11月に行われる大田フェスタでの「叩き売り」(例年、私の役目)での再会をお約束した。


 徒歩で、産業プラザに向かい、「六郷用水400年」のパネル展示と「観光あきない展」をぐるり。なかなか賑やかだが、飲食のブースが花盛りで「観光」より「あきない」のイメージだった。

 昼もまわったので、馴染みのラーメン屋さんで昼食。従業員は中国人だが、今日はお客さんも中国人の団体。中国語の飛び交う店内は、日本とは思えない騒がしさだった。

 さて本日最後のイベントは「しょうがい舎の集い」会場での「手話コーラス」である。いったい、声を出さないでどうやって歌うのか不思議に思いながら会場へ。

 会場では、聴覚障害者団体の方々が手話で話しかけてくる。必死に知っている手話で「がんばってください」などと応じる。(もっと勉強しければと、反省!)


 手話コーラスとは、音楽は普通に流れる。それにあわせて手話を出し「歌う」のだ。歌うと言うよりは踊ると言った方がイメージとしては正しいかもしれない。

 聴覚障害の方のために、OHPを使って歌詞や会話を「要約筆記」もされる。音を出さないので、これなら自他共に認める「音痴」の私でも出来そうである。

 以上、忙しい秋の日曜日だった。

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議会軽視の放射性物質含有汚泥受け入れ決定by大田区長

2011-10-14 | Weblog
 12日の本会議終了の「区長挨拶」にはたまげた!多摩地区で発生した放射性物質を含む下水汚泥を大田区内の施設に受け入れることとした、と簡単に説明するのだから。隣席の議員からは「だから都議出身の区長はだめだ。都のいいなりだ!」とのヤジが出た。

 議会の最終日の、それも「挨拶」で発表するような簡単な内容ではない。自治体の意思決定機関たる議会に諮り判断すべき、極めて重要な内容であることをわかっていないのかしら?「挨拶原稿」を書いた職員も当の区長自身も。議会軽視のこんな決定をよそに、区議会議員25名は放射能とは関係のない海外へ出発。だめじゃん!!

 以下「いい訳」のため各議員に送られて来たメールである。何が「区民の安全・安心の確保のため」だよ!笑わせるな。「東京都様のご意向のまま」
と書けよ!

大田区議会議員各位

平成23年10月12日

本日、以下の内容をプレスリリースいたします。

多摩地域の下水汚泥焼却灰を大田区内で中間処理した後、中央防波堤埋立処分場で埋立処分する計画案についてやむを得ないものと判断した。

(経過)

9月2日、東京都流域下水道本部より、放射性物質を含む多摩地域の下水汚泥の焼却灰を、中央防波堤埋立処分場で埋立処分したいと説明があった。具体的には、焼却灰を、城南島にある東京都下水道局南部スラッジプラントに持ち込み、同施設で飛散防止措置を施した後、中央防波堤埋立処分場へ運ぶという内容であった。

大田区としては、区民の安心・安全確保を第一に考え、慎重に判断していくこととしてきた。

(区として判断)

10月11日、東京都流域下水道本部長から、焼却灰は8,000ベクレル以下で南部スラッジプラントに搬入すること、運搬車両周囲で放射線測定や車体洗浄水の処理等、区民の安全確保を十分に考慮した運搬・作業方法とするとの方針が示された。

区としては、改めてこの方針が確実に履行されるよう、しっかりとした対応を求めるとともに、早期に多摩地域内で処理ができるよう要請し、緊急措置としてやむを得ないものと伝えた。

(区として提案)

また、中央防波堤埋立処分場での放射性物質の埋立処分については、埋立地に隣接する自治体としてその処分状況を注視するとともに、埋立地の今後についても影響が想定されることから、関係区・関係行政機関(江東区・東京都・清掃一部事務組合)による情報共有・連絡調整の場が必要と考え、そのような場の設置を呼びかけた。

今後も、区民の安全・安心の確保のため、時機を逸することなく、適切に対処していく。

(問合先)環境保全課長
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税金で海外へ25名が出発!by大田区議会

2011-10-13 | Weblog
 昨日大田区議会第三回定例会で、二つの議案に反対した。それは、区議会議員の海外旅行いえ、海外親善訪問調査についてである。

 大田区議会では、いつのころか知らないが、議員の任期中4年の間に、ヨーロッパに1回、中国か米国セーラム市に1回、合計2回の海外視察または親善訪問が予算化されている。ヨーロッパの「視察」に毎回参加するのは、自民党、民主党のみだったが、今回から名称を「視察」から「親善訪問調査」に変えた為か、今年から公明党も参加するようになった。

 区議会議員が「見聞を広める」ことに異議はない。しかし、はたして、税金80万円以上を費やして、毎年ヨーロッパに出かける必然性は何か?姉妹都市訪問として、毎年セーラム市や中北京市朝陽区を訪問する必要があるのか?私には理解できない。行きたかったら各議員に支給されている政務調査費を使っていけばいいと思うのだが‥

 ちなみに、23区においては大田区を含めて4区が「予算化」をしているが、実施するのは我が大田区だけである。東日本大震災の復興支援に、大田区職員やボランテイアが被災地で活動し、いまだ自宅に戻れない避難民がいる今、大田区の議員がヨーロッパに出かけて、美味しい食事をしてべワインを空ける絵図らは、決して良識ある区民の理解を得れないだろう。

 以下、参加される「勇気ある区議」のお名前を記載するので、近隣、お知り合いの議員に帰国後その成果を聞いていただきたい。みなさんの税金約1500万円を使って行くのだから。(敬称略)

中国北京市・上海市・大連市 10月24日~29日

水井達興、伊藤和弘、海老澤圭介、伊佐治剛(以上自民党)、岡元由美、勝亦聡(以上公明党)、岡高志(民主党)、柳瀬吉助(みんなの党)

米国セーラム市・ニューヨーク市・ワシントンDC 11月4日~11日

田中一吉、高瀬三徳、押見隆太、長野元祐(以上自民党)、松本洋之、広川恵美子、秋成靖(以上公明党)、森 愛(民主党)

ドイツ ブレーメン市・スペイン バルセロナ市 12月12日~20日

松原秀典、安藤充、岸田哲治、大森昭彦、松原茂登樹、塩野目正樹、
深川幹祐(以上自民党)飯田茂(公明党)、黒川仁(民主党)

以上、参加者は自民党15名(所属議員数16名)、公明党6名(所属議員数12名)、民主党3名(所属議員数6名)、みんなの党1名(所属議員数2名)合計25名(全議員50名中)

 親善訪問に反対した議員は以下のとおり。

共産党9名、生活者ネットワーク2名、無所属1名、緑の党1名、私、
民主党の元大手旅行会社社員馬橋区議は採決にあたり「退席」

 また、当初、議会事務局に「賛成」の意向を伝えていた荒木秀樹議員は、討論などを聞き、議場で態度を変更。反対にまわった。あっぱれ荒木議員!!いいぞ!!

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平成22年度決算賛成討論 「寝るな~!」

2011-10-12 | Weblog
 たちあがれ日本は、ただいま上程されました第53号議案、平成22年度大田区一般会計歳入歳出決算ならびに第54号から57号にいたる各特別会計歳入歳出決算を認定することに「渋々」賛成する立場から討論いたしますが、その前に一言文句を申しあげます。

 この場は、各会派からの決算に対する意見・要望を開陳する場であります。ところが、ご自分の答弁がないためか、先ほど13時35分現在、つまり私が「寝るな!」と怒鳴った少し前ですが、左側は19名中10名、右側は11名中6名、合計30名中16名の理事者のみなさんが「お休み」になっているように見受けられました。お前も寝ていただろう、という反論もあろうと思いますが、議員は4年に1回選挙という洗礼を受けますが、理事者は寝ていても定年まで安泰です。

 私は、決して西野前区政に対し諸手をあげて好意を抱いていた訳ではありませんが、少なくとも、西野前区長がこの場にいらっしゃる時には、この程「お休み」になっている姿は見られませんでした。松原区長は、区議、都議と経験されたのですから、リーダーとして厳しく指導をお願いしたいものです。

 このような緊張感のない議会対応が、財政規律の乱れを招いたと言ったら言い過ぎでしょうか。誰の為に、何の為にこの議会を開催しているのか、理事者の皆さんにはよく考えていただきたいものです。

 それでは討論に入ります。私は補正予算審査の際にも、基金の取り崩しに頼る予算編成の危うさを度々指摘しておりますが、本決算でも86億8879万円余りの基金を取り崩して歳入に充当しています。また、国民健康保険特別会計では、財源不足による一般会計繰入金として76億6790万円余を歳入とし、20億2202万円余を不納欠損、すなわち取りっぱぐれとして処理するなど問題です。
 
 国保会計では収入の10.2%が財源不足、そして2.7%が取りっぱぐれという散々たる状態で、到底、独立会計としての「保険」という名に値しない歳入状況であります。

 次年度予算編成にあたっては、このような点を反省し、また、選挙対策とも揶揄されるばら撒きを見直すべきです。区内各業界団体からの要望・陳情による予算付け、各種区民団体、自治会町会に対する際限のないばら撒きなどは、一度すべてリセットしたうえで改めて、必要なものの精査が求められます。今年度の新規事業で、たった一回だけ行われた「犬のしつけ方教室」などは、笑い話のような好例でしょう。獣医師会への胡麻すりにしか思えません。

 大田区長選挙、区議会議員選挙には6割の区民が投票しません。投票しないヤツが悪いという考えもありましょうが、区内業界でもない、自治会町会関係者ではない一般の区民を顧みないとも思える予算編成では、ますます多くの区民は区政に失望をしていくでしょう。

 次に歳出の抑制という面からは、大型工事案件の談合防止措置を講じるべきです。再三申し上げているのでおわかりと思いますが、大田区予定価格の99%を超える神業のような高い落札率や、様々な談合情報など、区内業界に大田区がバカにされているのか、又は、同じ穴のムジナなのか、いずれかと思われても反論できない入札が続いていることは大問題です。

 松原区長は「入札改革」を掲げておられますが、残念ながら1期4年の間に、実効性ある改革案は示されませんでした。一部業界団体の利益のためではない、区民の財産たる税金を1円たりとも無駄に使わせない具体的な改革案をそろそろお示しになる時期だと思います。業界団体との長い歴史、議会との様々な軋轢など乗り越えるべきハードルはあるでしょうが、1期目在職中に法学の府、明治大学大学院において修士号をお取りになった松原区長なら、このハードルを見事超えられるものとご期待申し上げます。

 さて、3月11日の大震災、尖閣諸島での中国漁船の巡視船への突撃事件など、最近では国家という存在に対する国民的関心が高まってきたことは、その事案の善し悪しは別にして、日本国にとっては大切なことであろうと思います。

 日頃、「憲法9条」だ、「派兵反対」だと、国際常識では理解できない戯言を叫んでいた人々も、あの大震災の地で、身を呈して被災者の捜索、支援にあたる自衛官の姿を見て、さぞかし「国家」のありがたさを痛感したに違いありません。

 国民の生命財産を守るためには、国家に強さが求められます。市民運動家の理想論では、激動の国際社会で、国家国民を守ることは困難なことは、あの最低の宰相菅直人さんが示してくださいました。あの方は、北朝鮮を支援する「市民の党」で市民運動をしながら、お遍路さんでもするのがせいいっぱいだったのでしょう。

 ところで、この市民の党の代表者は昭和57年、田英夫・元社民連代表や宇都宮徳馬・元衆院議員らと政治団体「MPD・平和と民主運動」を立ち上げたことは有名な話です。そして、田、宇都宮両氏とともに、北朝鮮や中国にシンパシーを抱いていたことも明らかになっています。松原区長は大学ご卒業後、宇都宮徳馬氏の秘書として政治の世界に入られました。
宇都宮氏のご薫陶を様々な場面で受けられて、今日の地位まで昇りつめられたのでしょう。しかし、そのご薫陶のなかで、北朝鮮や中国に対するシンパシーだけは、69万区民の生命財産を預かる身となった今こそ捨てていただきたいのです。

 私は、さきの決算特別委員会で、1991年9月7日、区議であった松原区長が区議会訪朝団の一員として北朝鮮の首都ピョンヤンにおいて「金日成主席へのお土産パソコン贈呈式」に臨まれた写真アルバムをお示しいたしました。さらに、このアルバムには「世界に広がれ主体(チュチュ)思想」とまで、金日成主席を褒めたたえる言葉がならんでいました。このころから、大田区は北朝鮮への支援を深めていったのではないでしょうか。

 同じピョンヤンでの朝鮮労働党幹部との懇談会の写真には、北朝鮮側から「千鳥町の朝鮮学校への大田区の支援」に対する北朝鮮側の謝辞が書かれていました。

 松原区長は国際化をキワードにされています。結構なことです。しかし、国際化とは、一方的に相手国に諂うことではありません。お互いの違いを理解し、相互に主権を尊重し、信頼関係のもとに成り立つものであります。

 その意味で、現在の中国、北朝鮮の我が国に対する態度は、決して友好的なものではなく、それどころか敵対的と言ってもいいぐらいです。そのようななか、区長自らが中国に再三渡航し、大田区幹部、区民、区議会議員が毎年中国詣でをする姿は、国際化とは程遠いものであり疑問が残ります。

 また、朝鮮学校の保護者助成として毎月一人あたり、11000円、60名へ年額800万円弱、千鳥町にある朝鮮第6初級学校への振興事業として年額100万円合計900万円弱の区民の税金が北朝鮮支援に使われています。朝鮮学校の保護者には罪はないと言われるかもしれませんが、これらの補助金は保護者に直接支給されず、朝鮮学校の学校長が受領しています。朝鮮労働党ならびにその傘下の朝鮮総連の管理下にある朝鮮学校に渡した補助金が、金正日のデイナーに使われていない保証はありません。

 このような、23区でも異例な補助金は即刻廃止すべきです。横田めぐみさんをはじめ多くの拉致被害者が無事帰国し、北朝鮮が真の民主的国家に生まれ変わったときには、喜んで再開すればいいのです。どうか、来年度予算では中止を強く求めるものであります。

 また、無用な中国詣でも来年度からは実施されないよう、国際都市の名に恥じぬ誇りをもって区政運営に取り組まれますよう強く、強く望むものであります。

 以上、渋々賛成をするにあたり「渋々」につき何点か申し述べました。地方分権のながれのなか、基礎的自治体たる大田区が真に区民の信を得るために、決算特別委員会での様々な意見要望に真摯に耳を傾けられ、大田区に本来の二元代表制の復活を願い私の賛成討論といたします。(どこが賛成だ!のヤジあり)


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