いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

自衛官の名前がない春の叙勲発表

2008-04-29 | Weblog
 本日、昭和天皇のお誕生日に『春の叙勲』が発表された。各界で活躍された方々のご苦労を、国家として天皇陛下のお名前をもって御礼しよう、という叙勲の意味は甚だ大きいと思う。

 たかが賞状とバッチだろう、という輩が多くなってきたことは、我が国の教育を労働組合と労働者に任せた結果であろう。権威や、伝統文化を否定することにより、自らの優位性を保とうとする集団が教員でいることは、国家の不幸ですらある。

 さて、その多くの人々の名前の中に、必ず散見される陸海空自衛官OB、事務方の名前が今回は一切見当たらない。改めて見直したが、やはり、ない。

 最近の不祥事や『あたご』の事故で、防衛大臣からかゴマすり官僚からか『辞退』の申し出でもしたのだろうか。だとしたら、現場の自衛官に大変申し訳ない処置である。

 24時間、生命を賭して我が国民の生命財産を護る自衛官は、国を護るという『名誉』だけが、大きなモチベーションである。独身隊員は、24時間プライバシ-の無い隊舎(内務班)で暮らす。

 食事も風呂も消灯時間までも管理され、生活する部屋はベットとロッカーだけがある大部屋。海上艦艇の乗員であれば、自分専用のベットすらない、という生活環境だ。

 それでも、国民のために働いている、という自負があるから、このストレスに打ち勝てるのだ。問題隊員が、災害派遣を経験して、優秀隊員に変身した事例は山ほど聞く。

 同じ今日の産経新聞には、全国の自衛隊基地などのゴルフ場の存在が報じられ、国民の感覚から乖離する、と述べられていた。航空基地や駐屯地の遊休地に隊員の私費で芝生を整備し、課業外(勤務時間外)や休日に利用することが、そんなに問題だろうか。

 であるとしたら、『国民の感覚と乖離』した生活環境も整備せねば、割りが合わない。

 先進諸国の軍人に対する恩恵、厚遇は『国家を護ってくれている』行為に対する御礼だと、概ね理解されている。我が国ではどうだろうか。職業に貴賎はないと言いつつも、自衛官や消防官、警察官、海上保安官など、生命を賭けて職務を遂行する公務員に対する処遇は事務方のそれに比べて低すぎる。

 身内びいきと思われるだろうが、2段ベットの12人部屋、外出は土日だけ、それも制服で、という青春時代を過ごした者としては一言申し上げたい。

 制服が仕事をしやすい環境を作るのが官僚、事務方の仕事であるはずなのに、今の仕組みは、現場を知らない官僚や政治家が、自衛官の仕事をしにくくしているとしか映らない。

 頑張れ防衛大臣!!




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鈴木隆之議員!君は男だ!!!エライ!!!

2008-04-28 | Weblog
 先日の自民党大田区議団の幹事長選挙で、地元有力者などが『ある方』からの依頼と思われる言動で、3名の1年生議員に圧力を加えたらしい、とのウワサを書いた。

 そして、その『ご意向』に沿わない投票行動をした、久が原地区選出の鈴木隆之議員には、卑劣な仕打ちが待っていた。なんと、各有力者などのご自宅に掲出してある『後援会事務所』の看板をはずせ、という連絡が入ったらしいのだ。

 これは、議員、候補者1人あたり後援会事務所、個人事務所各6枚づつ区内に掲出が許可されているもので、議員や候補者にとっては、最も重要な拠点に掲出するものだ。それを撤去しろというのは『絶縁宣言』に等しい。

 何も知らずに『誰か』に踊らされている、久が原地域の有力者と言われる方々らの行為はあまりにも『有力者』と言うには哀しい。そして、北朝鮮国民のように、無条件に言論を封殺しようとするこの地域の有力者の方々に比べて、素晴らしいのは鈴木議員の行動である。

 はずせと言われ、自らペンチを持参して看板を撤去したそうである。この行動は、まさに男である。

 こそこそ、街の有力者を使って、1年生議員に圧力を加える小物とは、まったく違った勇気ある行為である。

 さらに、たまげたのは、日曜日に行われた彼の区政報告会だ。松原忠義区長は、随分前から出席の予定で、祝辞も式次第で用意されていた。事前に自民党幹事長が確認もしている。ところがだ!当日、突然のキャンセル。

 会場を埋め尽くす150名からの後援者からは、不審の声があがったそうだ。

 いや、まさか『民間出身』の区長に限って『自分の気に入らない幹事長候補に投票した』との理由で、欠席したとは思えない。本当に急用がおありになったに違いない。しかしだ、この時期にドタキャンはまずい。誰かにそそのかされて、キャンセルしたに違いない、と邪推する輩が出ないとも限らないからである。

 私は、大将というのは、ドンと構えていなければならないと思っている。小事は部下に任せ、大らかに大局的な判断をするのが大将である。そして、ゴマすりと自己の保身昇任だけを考える小物と、職務への使命感と忠誠心のバランスが取れた賢者を見極める術も求めらる。さらには、例え対立する共産党の区議の報告会であっても、にこやかに参加し祝辞を述べるぐらいの『器』が首長たる人間には望まれるだろう。

 その意味では、再三その就任人事案件同意に『大反対』してきた教育委員会幹部が就任直後、私へ『頑張る』旨の電話を下さったことは、とても嬉しかった。

 政治屋になるか、政治家になるか? 何かを変えたくて政治家になるか、政治家になりたくて、何かを変えたフリをするか。

 例え、我々自治体議員であっても、その選択の差はとても大きい。有権者にはバレなくても、それは本人が一番知っている。

嗚呼、大揺れ大田区役所!!!!! 



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無法地帯 長野駅前

2008-04-26 | Weblog
 今日は、聖火リレーに抗議するために朝一番の新幹線に乗り長野に向かった。指定席を予約したが、自由席に乗りきれなかった中国人が指定席の通路に溢れ異様な雰囲気だった。そもそも、自由席の乗客は指定席には立ち席であっても入れないのがJRの規則であるが、中国人にはそんな規則は関係ない。途中で空いた指定席には、指定席券をもっていないのに勝手に座るなど、もはや治外法権の観すらある。

 長野駅に到着し、仲間の地方議員の部隊に合流しようとしたが、駅前の騒乱がすごい。とにかく、中国人の脱法行為が目に余るのだ。暴走族よろしく、中国国旗をかざして乗用車に箱乗り。周辺には白バイ、パトカー、制服、私服警官が多数いるのに無視。

 可哀想に普段がまじめな警察官である彼等には、政府から『無視しろ』と指示が出ているのだろう。一般市民を相手には偉そうに取り締まるのに、中国人相手にには政府のご意向で、無視とは心ある警察官はさぞかし腹立たしかったことだろうと思う。

 もはや、長野駅前は『平和の祭典』ではなく、ほとんど戦争だった。ただ、銃弾が飛ばなかっただけである。このような状況で、はたしてオリンピックを中国でやる意味があるのだろうか。人権後進国家中国は改めて、国際世論を見直す3べきだろう。

 反面、中国側はさすが中央集権型国家である。すべてが統制されていた。我々側に特攻して血だらけになる人間も指令で来ているのが明らかである。我々の仲間を襲う時も、大きな中国国旗で隠す担当、殴る担当、と相当に訓練されていると思われる仕業だった。

 またほとんどの暴力行為も逮捕されなかった。双方乱闘して流血があっても、警察官は引き離すだけ。逮捕はなかった。長野県警と警察庁の『平穏に聖火リレーが行われた』というストリーのためか、流血は本日の長野市内では『合法』だった。

 さらには、中国人の乗用車箱乗り、ペットボトル投げ入れなど通常なら検挙される事案も今日だけは大丈夫だった。事なかれ主義の福田政権、警察官僚の『国家主権放置』が明らかな長野だった。

 写真を見ていただきたい。POLICEと書かれた強化プラスチックの盾を機動隊が向けている先は、中国人ではない。同朋たる日本人である。これには私は怒った。『諸君等は、どこの警官なのだ。盾を向けるべきはシナ人にであろう!』と。

 嗚呼、情けない無能力国家ニッポン!!!!!!!!



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お待たせしました!環八踏切立体交差化

2008-04-24 | Weblog
 ここ数年続けれらている『京浜急行連続立体交差事業』の最大のポイントである、環状8号線踏切がいよいよ、5月18日(日)に片側のみ立体化する。

 これは、慢性的なこの踏切りの渋滞解消のため、取り敢えず上り線だけを『仮線』で立体化するものだ。この仮線立体化により、環八で唯一残っていた踏切が解消し、この周辺4箇所の踏切が立体化する。

 上り線だけの立体化だが、踏切遮断時間は40%ほど減少すると見られており、この場所の慢性的渋滞は解消されるだろう。車族の私としては、大いに期待しているところであう。

 ちなみに、この事業全体の予算は約1650億円。うち国が600億、都が460億、大田区が200億円、京浜急行が330億円となっている。そして、この原資は、あの道路特定財源である。

 全線立体化まで、残り4年。はたして、その時、大田区の街はどうなっているのだろうか。頑張れ、大田区の街づくり!



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まさかそんな‥!自民党幹事長選挙

2008-04-23 | Weblog
 昨日は、我が会派の存続問題で、幹事長会が延々続いたことを書いた。今、区議会内では、5月23日の臨時会に向けての、議会内人事案件が花盛りである。特に、最大会派の自民党では、議長、幹事長、監査委員、委員長、副委員長など多くの役職があるので困難を極めているようだ。

 本日、漏れ聞くところによれば、自民党次期幹事長選挙が行われたようだ。自民党会派は、現在2人の長老をトップに2つに割れている、というのが大方の見方である。

 仮にそれぞれを『虎さんチーム』と『熊さんチーム』としよう。虎さんチームは、さる衆議院選挙で『おっぱいモミ事件』で辞職離党したN前衆議院議員(すでに公人ではないのでイニシャル)を党本部決定に反して応援し、除名、離党した区議(後に復党)が核である。区長選挙でも、党推薦の現区長とは距離を置いていた感がある。

 熊さんチームは、常に党決定に従って行動し、現平衆議院議員を推し、現松原区長を応戦したグループである。相対的に富裕層が多い議員集団でもあり、当然『主流派』を標榜するが、人員的に虎さんチームに負けており、現議長、幹事長、議会運営委員会委員長という要職は、虎さんに独占されている。

 さて、そこで今日の幹事長選挙である。今年当選した新人3名を除くと、虎さんチーム8名、熊さんチーム7名での僅差で虎側優位である。ここで重要なのが、新人3名の『票』の行方である。

 そこで出たウルトラCが『地元有力者のご意思』である。昨日までに、3名の新人議員に、それぞれの地元有力者から『幹事長選挙での君の投票行動によっては、次の選挙は応援しない』との連絡が入った。

 そして『これは松原区長の意思である』との、言葉を添えられた議員もいたとの話も聞く。結果、3名のうち2名が『天の声』に従い、熊さんチーム側に投票したようで、熊さんは9票ゲット。新人の中でも言動が常にしっかりしている久が原地区選出のS議員は『そのような発言に憤りを覚える』として反発。(私が区議を辞めたら、絶対に彼の応援団になりたい!格好いい!)

 その結果、9対9の同数で、次期幹事長は決定されなかったようである。まさか、公明正大『民間出身』を標榜される松原区長に限って、このような姑息な手段を採るとは思えない。誰かが、区長の名前を語って、翻意を促したに違いない。凄い世界である。また、議会内のことに部外者である地元有力者を引きずり出す手法は、戦術としてはあまりにもシーラカンス的で哀れですらある。

 自民党幹事長選挙は、その後の議長選挙にも影響する人事案件である。議長選挙にもこのような『強要』を行うと、公職選挙法の規定が準用され、逮捕拘留を含む厳罰が加えられる。特に、現職公務員は永年楽しみにしてきた『退職金』もふいになる。各々方くれぐれもお気をつけあそばせ!

 嗚呼、怖い世界だ!大田区役所5階と10階‥‥



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会派とはなんぞや?

2008-04-22 | Weblog
 今日は、区議会の幹事長会が開催された。これは、交渉会派(所属議員3名以上)の幹事長が集まって、議会内の調整を、公の議会運営委員会の前に行うもので、非公開である。

 国会や他の自治体議会の多くで、この幹事長会での決定が、ほぼそのまま議会運営委員会の決定事項になるため、密室だとか談合政治と批判を浴びている。三重県議会では、会派代表者会議(幹事長会に相当)を、公開し、議論の過程を県民に公開している。大変結構な取り組みである。

 さて、本日の幹事長会。午前10時に始まり、休憩を挟んで、再開は午後4時。これほどロングランになったのは、我が会派の扱いが原因である。仔細は『非公開の会合』という申し合わせなので書けないが、要するに、我が3名の会派を交渉会派として認めるのかどうか、という議論である。

 我々3名は、保守系無所属の荒木議員、生活者ネットワークの奈須議員、そして私の3名で構成されている。イデオロギーでは共通する荒木、犬伏の2名。議会改革では共通する意識の奈須、犬伏。という微妙な構図の会派は、時としてなんとしても意見がわれることがある。

 どうしても調整出来ない場合は、それぞれの議員の『良識』を尊重し『党議拘束』はしない、というのが申し合わせである。ところが、これが他の会派には気に入らないようだ。

 我が会派以外の会派は、すべて国政の政党が、そのまま会派になっている。その為、比較的意見の調整がつきやすいのだろう。が、といって、ある地域的な議案について、すべての会派所属議員が賛成だったり、反対で意識が同じということは困難ではないだろうか。結局、妥協して『会派意見』として調整しているのだろう。

 とすれば、我々の『自由意志』での、会派意見の相違は、なんとしても認められない、というのが他会派の意見だ。しかし、会派の意見が常に同じでなければいけない、という規定は法、条例、規則、いずれにも見当たらない。

 結局、様々な議論の末、ソフトランデイングでやっと閉庁時間ぎりぎりでまとまった。若い頃の私だったら、机を蹴っ飛ばして出て行ったと思うが、年を重ねるに従って、辛抱強くなるものである。

 政治の世界の難しいのは、いくら一人で正論を述べても、他から支持されなければ、犬の遠吠えに終わってしまうことである。反面、ビジネスの世界では、同業者の誰が支持してくれなくても、市場(マーケット)さえ支持してくれれば、勝ち組になれる。

 そういう意味では、政治の世界は不向きかもしれない。どっと疲れた1日だった。



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産経新聞さん間違いですよ!

2008-04-21 | Weblog
 先日来書いている『区役所の文書紛失事件』が、本日の産経新聞都内版で報道された。以下、その一部を転載する。

メール便30通紛失
大田区役所 2週間把握せず

大田区役所で、区から区民に発送されるはずだった介護保険などに関する文書約30通が無くなっていたことが20日わかった。区は15日に区民から指摘を受けるまで約2週間にわたり紛失の事実に気づいていなかった。(以下略)

 私は、産経新聞こそ我が国を代表するマトモなマスコミであると信じてきたが、この報道には2点誤りがあるので訂正しておきたい。

①15日に区民から指摘されるまで‥の部分
正確には、15日の総務財政委員会で犬伏秀一区議会議員から指摘されるまで‥が正しい。確かに私は、区議であると同時に『区民』ではあるが、正しい報道という観点からは誤っている。取材した区幹部が、格好悪いので『区民』と答えたのか、または、記者のおかしな『政治的平等意識』から、あえて区議としなかったのか、いずれにしても、おかしな記事である。

②無くなっていることが20日わかった‥の部分
これも事実と相違している。20日に産経新聞の記者が知っただけの話で、遠藤久経営管理部長、伊藤勝康総務課長の両名からは総務財政委員会終了の2日後の17日には、事実を確認したこと、現在さらに調査をすすめていること、週明けには発表することなどが明らかにされている。

 記事どおり読めば、①凄い区民がいるもんだ、区幹部が知らない情報を知っていて指摘するなんて、となり②大田区役所は大したもんだ、20日は日曜日なのに出勤して、文書管理のチェックをしているのか、となってしまう。

 産経新聞さん!記事は正確に書こうネ。でないと、朝日(チョウニチ)新聞と一緒になってしまいますゾ!!

 以上、名前を書いてもらえなかった田舎議員の苦情である。



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大田区こどもガーデンパーテイ開催

2008-04-20 | Weblog
 曇天の日曜日、区内各所で第57回こどもガーデンパーテイが開催された。これは、戦後の混乱期に遊び場のない子供たちに地域と行政が一緒になって楽しい一日を過ごしてもらおうと開催されたものが、今日まで続いている一大イベントだ。
 
 各会場ごとに作られた実行委員会が主体となり、大田区から支給される少ない予算のなかで、それぞれが工夫したコーナーを運営する。私の住んでいる六郷会場では、各町会、各小中学校、都立六郷工科高校、区立幼稚園、保育園、児童館、とんび凧の会、竹細工の会、ボーイスカウト、保護司会、消防団などがコーナーを運営した。

 PTAは各学校のテントを地域の方々が所有するトラックで会場まで運んでもらう。運ばれたテントは、実行委員やその場に居合わせた町会や他校の男性たちが協力して組み立てる、という具合に、まさに地域の力の総結集というところが、このイベントの大きな意義であろう。

 お客様たる子供たちは、各町会とPTAが協力して集め、会場まで引率するのだ。ただ、残念ながら、小学校高学年や男子児童には、いささか敬遠されてしまう傾向は時代の流れだろうか。また当会場は、同じ六郷という名前がご縁で交流が始まった秋田県六郷町(現在は合併で美郷町)の6年生児童が毎年参加してくれる。今年も23名の秋田の子供たちが参加してくれた。

 さて、会場では、早朝よりそれぞれの団体が総出で準備にあたった。プログラム委員というお役を頂いた私も、人手の足りないところを見つけてはお手伝いにまわる。

 普段力仕事とは縁遠い生活をしているので、流石にきつい一日ではあったが、人々が協力して、ひとつの事に取り組む光景は、とてもすがすがしい気分になる。ただ、そのボランテイア活動の現場を『絶好の広報の機会』とばかりに、挨拶まわりに集まってくる議員の姿は、私はあまり好きではない。

 強風と曇天ながら、区内全会場への参加者はなんと5万人弱。六郷会場では区内最多の8000人余りが参加した。事故もなく、天気もなんとかもち楽しい一日だった。準備にあたった皆さん、お疲れ様でした!


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犯人探しはやめろ!@大田区役所

2008-04-18 | Weblog
  私の4月15日の総務財政委員会の質問を巡り、所管課を含め区役所は大騒ぎである。

 緊急の庶務担当課長会が開催され、オフィシアルには『他の部局では、文書紛失がないか、再度確認せよ』との指示が出されたが、水面下では『誰が犬伏に情報をリークしたのか?』との、犯人探しが行われている。

 また、同時期に読売の記事になった『定年1日前の勧奨退職』についても、誰が読売に流したのか?が、主たる問題になっている。犬伏ルートはサンケイじゃないか。読売は違うだろう。と情けない議論が続いている。甘いね!!

 本来、区民から雇用されている、地方公務員たる区職員の主たる問題は、

1.なぜ文書をなくしてしまったのか?

2.定年退職1日前に勧奨退職させ、2日後に任期付き職員で採用するほどの 専門性が、当該職員にあったのか?選考は公正公平だったのか?

 ということが論点になるべきが『犯人探し』が主たる論点とは、さすがにお役人社会である。

 また。もっと笑い話なのは、区民の個人情報の掲載されている文書を紛失して、私の議会質問まで知らなかった『能天気』な執行部は、週明けの月曜日に『盗難届』を蒲田警察署に提出すという。

 昨年にも保険福祉部で区職員が、個人情報を『紛失』し、最近では宿直職員が、同様に『紛失』したが、この時から他人のせいにする『盗難届』が出されるようになった。

 今回も、自らの情報管理、危機管理を棚にあげて『紛失』ではなく『盗難』として、保身を図る精神構造は、あまりにも哀れである。

 大田区職員、特に執行部の皆さんに声を大にして申し上げる。

1.犯人探しなど、姑息なことは止めよ!

2.問題の本質的解決を図れ!

3.盗難などという、自らの恥をさらすようなことは止め、紛失の事実と責任の所在を明らかにせよ!

4.当該区民と、68万区民に誠意を持って謝罪せよ!

5.情報が漏洩した場合にどうのような被害が起きるのか想定し、対策を急  げ!

6.再発防止策を策定せよ!

 そして、それぞれの家族に胸を張って誇れる仕事をお互いしようではないか。

 お父さんは、家族のために、正しくないことも正しいといい、嫌なことにも目をつぶり、保身に走り、昇任のためにはゴマをすって頑張っているんだ‥文句あるか!

 そんな生き方で、はたして、棺おけに入るとき恥じないだろうか。私には出来ない。

 心ある職員の声、マスコミは、いくら報復人事を行っても止めることは出来ない。そして、それらの良識ある言葉によって必ず崩壊する。そのことは歴史が証明している。

 そうならないよう警告している『お友達』の言葉を、真摯に聴ける理事者はいないのか!!!嗚呼、民間区長、大田区!!!!!!!!!!!!
 



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小規模多機能型施設 ひつじ雲

2008-04-17 | Weblog
 厚生労働省の政策のダッチロールは、高齢者や障がい者の方々にとって迷惑このうえもないものだ。ビジョンがあって変更すのではなく、自らの見通しが甘く予算に困窮すると、なんだかんだと理由をつけて制度の改悪をする。

 自ら考えることを放棄し地方分権とは程遠い自治体職員は『左様ごもっとも』と、厚生労働省の『ご指導のとおり』住民や自治体議会に対して同様の『理由』を説明する。常にこの繰り返しである。

 介護保険では、このダッチロールが制度が新しいこともあって顕著である。当初、彼等は『在宅での介護が困難な状況なので、施設で介護する』と、大風呂敷を広げた。その結果、施設介護のためには、大盤振る舞いをし多くの民立民営の介護施設が建設され、建築業者には感謝されたのだった。

 ところが、この施設介護は、まず金がかかる。次に、物件費が安い地方に多く、人口の多い都市部に少ないという利用者人口とは逆転が起きた。そこで、もういらない、と政策転換。『介護は在宅と地域で』ときた。

 そこで、新たな仕組みとして出てきたのが、地域密着型の小規模多機能型居宅介護事業である。これは、施設に入れないために病院などで『社会的入院』を余儀なくされている高齢者や、在宅で家族が介護している方々を近くで見よう、という取り組みだ。

 大田区でも昨年以来、一施設1500万円の補助金を予算化したが、手をあげる事業者がない。物件費が高いこと、24時間訪問介護の体制と、月額定額利用料(通称 まるめ)のため、サービスと人件費のバランスが取りにくい、ことなどが原因として考えられる。本気で整備するのであれば、区独自の介護報酬上乗せや、経常経費の補填などを検討する必要がある。

 さて、今日は、あるNPO法人の理事さんのご紹介で、このNPOが川崎市に運営する小規模多機能型居宅介護施設『ひつじ雲』を訪問した。川崎駅西口の大規模開発地区を通り抜けると、突然、住宅街になる。その一角に、看板がなければ普通の民家と見間違うほどこじんまりとこの施設はあった。

 この業界では知る人ぞ知る理事長さんからエピソードや苦労話をうかがった。

この施設は、登録人員の上限が20名。利用定員が1日あたり通所10名、泊まり4名。登録してあるメンバーであれば、突然の利用も受け入れるし、利用時間の延長も大丈夫。その際の料金は、月額負担金に含まれているので追加は発生しない。(但し、泊まりのみ1泊1700円追加)

提供出来るマンパワー、スペースも限られているので、あるサービスを利用者で譲り合う体制になっていることがありがたい。

地域密着型の施設は、近隣の口コミが大切で、こことは別の場所にアパートを借りて、会員が会員以外の友人を誘って語れるサロンのような部屋を作った。

小規模多機能型施設が伸び悩んでいるのは、その収入構造にある。成功している施設は、他のサービスを併設している施設か、物件費、人件費の安い地方の施設である。

福祉系の人材は、どのような想いでその仕事についているか、ということが重要で、うすっぺらな気持ちで従事していると、その気持ちは利用者さんい伝わってしまう。

 そして、最後に『まあ、しばらくは赤字でいいと思って始めた』とのお話に、同席した部外の理事さんから『ずっと赤字じゃないですか』と笑って訂正が入った。赤字補填に私財を投入しての運営だとのこと。

 厚生労働省の政策ダッチロールは、現場の多くの善意と負担により支えられていることを痛感した。

 施設から帰る時、ちょうど利用者の女性と目があった。やさしそうなこの方は『あら、もうお帰りですか。』と初対面の私に淋しそうな目をされた。また来ますよ、とお答えすると職員さんが『また来てくださるって!よかったね』と。

 古い民家を改造した施設。決して豪華ではないが、ぬくもりを感じる一瞬だった。また来ますよ!




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