6月後半に田舎に来て直ぐに腰痛が再発し、その後直ぐに通風が出て難儀をした。市立病院で診察を受け三高(高血圧、高コレステロール、高尿酸)を指摘され、大元の原因は食生活にありと診断を受けた。先生の指示で減塩の食事指導を受け、以来徹底して減塩に努め3ヶ月経過したので経過観察を兼ね診察を受けた。生化学指標がかなり改善しているだろうと期待した。
血液検査の結果、血圧は異常に高かった前回から140-90に下がったものの、悪玉コレステロールと尿酸値は基準値を大幅に上回って悪化していた。掛付け医に警告を受けていた腎機能低下についてはコメントがなかった。前回先生に言われた減塩を徹底してやったのに残念というと、先生は気分を害したようだった。コレステロールと尿酸の問題があると言っただろうと、カルテに書き込んだ診察結果を見せて先生は反論した。
私の聞き違いだったろうか。カルテは見て無いが、診察後先生に指示を受けた栄養士の食事指導は減塩だけだった。それより何より先生の「減塩」を強調する医者には珍しい断定口調に、私自身疑いを持ちながらも新鮮さを感じ徹底して減塩をやった。この先生は人の話を聞かない傾向があり、先生の性格に合わせて受け答えした方が良いと思った。私が夏場に血圧が上がる体質だといくら説明をしても信用せず一般論を繰り返すので私は途中で黙った。議論してもしょうがない。
だが、先生の指示した減塩自体は悪いことではないし、今回出された処方も投薬よりも「先ずは体重を65kg以下に減らせ」という内容は経験から十分納得できるものだった。この10年、血圧と体重の推移を記録して65kgが体調を分ける境界線だった気がする。私も生活習慣を変えて何とか健康にいたいと常々思っている。素直に分かりましたと返事し、「東京に戻り掛付け医に報告し、来年田舎に来た時に再度先生に診て頂きます」と言うと、機嫌良い肯定が返ってきた。
聞き違いかどうかは別にして、「減塩が全て」は甘かった。私は医者では無いが常識でそんな事はありえないと勘違いを修正すべきだった。減塩すれば何を食べても良い訳ではないし、食べる量もコントロールしなければならなかった。私は減塩を理由にしてそれまで節制していた食生活が緩んだと思う。そんなうまい話はないと云う事だ。昨夜、ベッドの横のエアロバイクのほこりを払い久し振りに600kcalのエクササイズをした。65kgに向かう第一歩だ。■