かぶれの世界(新)

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残高ゼロの危機

2013-10-30 22:21:30 | 日記・エッセイ・コラム

2週間前に農協に行き母の預金残高を調べると殆どゼロになっていた。実家の支払いは全て母の農協の預金口座から引き落とされている。支払い金額のうち母がお世話になっている施設の入居料が大半を占めている。母が必要なサービスがある施設であり、田舎では立派で高価だ。母は地元銀行にも預金しており、そこから農協に振り込んで残高を適宜調整してきた。

実はその前に銀行で引き落とそうとした時、新しく赴任したらしき支店長代理から引き落とし額は決まりで100万円以下と言われていた。近年振り込めサギ対策で本人以外の預金引き出しの制限を厳しくしたようだ。その時は黙って引き下がった。

だがその後集会所の改築費の分担金など不測の費用が発生した。加えて今迄3ヶ月周期で東京と田舎を行き来していたが、これから半年周期に変更する積りだ。簡単なシミュレーションで4ヶ月後に残高がマイナスになると分かった。

実はこういう日が来るのを予期して数年前の母が元気な時、当時の支店長代理と担当の方に実家に来てもらい母の意志を直接確認してもらっていた。にもかかわらず今頃になって突然ルール変更だからと引き落とし額に制限をつけられても困る。今後、必ず半年毎に田舎に戻るかどうかも分からない。かといって母の口座をオンライン処理できない。

対応に困り口座解約し全て農協に移したいと支店の馴染みの担当に連絡した。ルールを厳しくしたのは理解できる。だが、私の事情を話しこれではお金を預けておく目的に合わないと。ついでに、そうなったら私自身の口座も解約すると。折り返し支店長代理から電話が入り、事情は分かったから何が出来るか調べて、私が東京に戻る前までに連絡すると彼女は答えた。

10日後の昨日、支店長代理から電話が入り従来どおりに対応する、つまり解約しないでくれ、というのが結論だった。今日の午後、早速母の銀行定期を一部解約し農協の母の口座に振り込んだ。これで半年余りは支払いが滞るみっともない事態にはならないだろう。私は10日間の空白が気になって挨拶に来た支店長代理に聞いてみた。

行内ルールに反する特例の了解をとったのかと聞くと、支店の判断でやるという。という事は大して厳しいルールじゃなさそうだ。当時の支店長代理・担当(辞めたらしい)に事情を確認して決めたという。人事異動時に引き継ぐ約束だったのだが。彼女の口ぶりでは、新宿支店に私のことを確認したようだ。どうやら、以前の了解確認より私の事を調べて決めたようだ。ともあれ、お金を引き落とし農協の営業時間ギリギリに飛び込んだ。見慣れた窓口嬢を見てホッとした。一件落着。■

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