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認知症前の資産運用会議

2014-03-23 18:03:37 | 日記・エッセイ・コラム

 我が家の資産運用レビュー会議を昨日品川の長男宅に子供達が集合してやった。以前から気になっていたことがある。認知症になる平均的日本人は、60代半ばから記憶が曖昧になり始め5年後程度で発症するという。その比率は約3割だそうだ。団塊世代が70代半ばに達する数年後には認知症患者が急増すると警告する記事を読み、その対策の一環で集まって貰った。私が認知症になったその時考えたのでは手遅れになる訳がある。

 昨年末に市が主催する予防介護の教室に参加し、先週火曜日にどのくらい記憶力があるかテストを受け次の火曜日に結果が出る予定だ。教室に参加し3か月間で実施したドリル結果から私は平均的な記憶力は維持しているだろうと予測している。しかし、平均的と評価されてどう判断していいのか分からない。つまり70半ばになったら認知症になる確率が3割あるのなら喜べない。

 投資用語に置き換えれば数年後にデフォールトする確率が30%なら投資不適格の格付けの烙印を押されるだろう。そんな私が少ないとはいえ我が家のなけなしの金融資産を運用するのはまずい、子供たちに事情をはなしいざという時に私に代わって運用して貰う準備をするのが会議の狙いだった。私はリーマンショックで退職金の大半を失ったが、その後好調な新興国経済とアベノミクスで取り戻した。その過程で私は投資の怖さも魅力も身をもって体験した。

 証券会社の担当に運用会議をする積りだと打ち明けると、良い考えだ是非やるべきと言ってくれた。背景には資産相続して経験のない子供達が運用できず休眠している投資物件が近年増えているという。私の場合も今運用を止めたら、会社勤めの子供達は時間が取れないし中途半端な知識では運用が難しいと思った。しかし、私が運が悪い平均的日本人なら数年しか残されてない。いざというときに運用代行者を指定する手続きをしておけばその証券会社は対応するという。

 子供達は最初事情を十分呑み込めないようだったが何とか理解して代行者候補を決め、私が持っている情報を共有し暫く勉強してもらうことにした。勉強といっても扱うのはお金であり、泳げない子供を水に放り込むような乱暴なことはしない積りだ。先ずはこの十年の私の投資行動を辿って失敗と成功を読み取ってもらいたい。いずれにしても退職金は家族の為、私は質素な生活で平気だ。田舎の実家や山林田畑の扱いなど残されているが、子供達がいざという時の準備の第一歩を進み始めてホッとした。■

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