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僕、据え膳は遠慮なく頂きます

2021-02-26 20:29:56 | ニュース
山田内閣広報官が菅首相の長男等から豪華接待を受けたと、マスコミで大騒ぎとなり国会でも追及を受けている。その中で彼女を有名にした言葉「飲み会を絶対に断らない女」を聞き、私はその理由が「出会うチャンスを広げるため」と聞いて「それ好いじゃん」と思った。

だが、当時彼女は総務省にいて接待した相手が所管する放送業界の東北新社だった為に、ややこしいことになり野党やマスコミの追及を受けることになった。彼女は約30回にも及んだ接待にただ一度参加しただけだが、内閣広報官という立場から追及の標的になっているようだ。

もう一人の標的が接待に参加した同社で働く首相長男で、報じ方は接待主の社長はじめ責任者より首相がらみの長男に向かっている。同時に起こったのが農水省の贈収賄事件だが、関係者が首相から遠い為に扱いは小さくなっている。この不公平さはマスコミのターゲットが明らかに首相だからだ。

詳しいことは分からないが、マスコミ報道を見る限り山田女史に対する追求ばかりが目立ち私には「いじめ」の印象を受ける。先ずは何が重要かとその責任者を明確にしキチンと処分と対策を求めるべきだ。日頃のスキャンダル大好きな性向が見え隠れし、本筋を間違うことになると懸念する。

だが、私には本件について議論する資格はない。90年頃に図らずも国内最大の資材購入部門の技術責任者になった私は内外の取引会社から接待を受けた。まだバブルの影響が色濃く残っていた時代で、前任者に習い躊躇いながら徐々に接待を受けるようになった。当時の金額は半端なかったと思う。

そのうち平日は飲み会、週末はゴルフ接待の連続で、「僕、据え膳は遠慮せず頂きます」とばかりに取引先とお付き合いした。そうしなければ取引会社との円滑な関係にヒビが入ると思っていた。だが、言い訳すれば接待の有無にかかわらず正しく技術判断したと思う。30年後に反省することはない。

今回の事件の背景にも所管する官と民の関係を密にして業界事情を理解することが必須であるというところから始まり、それが民が官を接待するという昔からの習慣が続いた、もしくは再開したようだ。接待を除けば非難されるいわれはない。

既に東北新社は社長が退任し関係者処分され、総務省の処分も報じられた。残りはマスコミのターゲットの山田女史と首相だが、私的には山田さんへの集中攻撃はこの辺で終わりにして欲しい。他に報じることがあるだろうと言いたい。■

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