リフィル処方箋を断られた

先週土曜日に掛かり付け医に診て貰った。東京にいる間は毎月診察を受け降圧剤を処方して貰っている。今回は来週月曜日から田舎に長期滞在するので、今月導入された「リフィル処方箋」に従い半年分の薬をお願いした。驚いたことに、先生は制度が変わったことを知らなかった。

先生は看護婦さんに６カ月分の処方箋を出せると確認したが、半年も患者を診ないと健康状態が変わることがあり責任を持てないと断られた。実は７月に一旦帰京する予定なので今まで通り３か月の処方箋でも構わなかったが、掛かり付け医がどういう反応をするのか試してみたかった。悪い性格だ。

昨日の日本経済新聞によれば、全国的に医者の抵抗でリフィル処方箋の普及が進んでいないらしい。豊中市のある薬局では４月以降にリフィル処方箋の実績ゼロだそうだ。多分私の住む町でも同じだろう。背景には薬剤師の役割が大きくなることへの医師側の危機感があるという。

やっぱりそうか、というのが私の印象だ。収入源を守る為にコロナ対応を避けたりオンライン診療に抵抗する医師会系の医者達が、必死でコロナ禍に取り組む日本の医療機関全体の印象を損なった。私自身普段から健康維持のためにお世話になるのに、一方で意識せずとも金の亡者みたいに見える医者がいると思うと嫌な気持ちになった。■