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2020米大統領選展望(2)

2020-08-19 12:24:16 | 国際・政治
久しぶりに米国大統領選について素人予測をしてみたい。日本のマスコミは殆ど米国大統領選について報じないが、投票日が近づくにつれてバイデン元副大統領が優勢という米国からの報道を見て心が安らいでいた。だが、残り3か月を切って必ずしも楽観できない情勢にあると感じている。

副大統領候補にハリス上院議員を選んだ時は選挙対策として正しいと思った。彼女はリアリストでサンダース候補のような過激な主張をせず、民主共和両党の中間派の票を集めることが出来るからだ。年々比率を増す黒人票とヒスパニック票を確保し、後はどれだけ中間層の支持を得られるかだ。米国民の人口比率を見れば勝利の方程式に乗っかていると思った。

実際、世論調査は一貫してバイデン氏が優勢だった。主な調査によればバイデン氏が二桁リードと報じられていた。だが、民主党の支持者は投票所に行かない比率が高いと不安視さている。今朝の日本経済新聞では経済的に苦境にある若者世代(ミレニアル世代24-39歳)は穏健なハリス氏を積極的に支持せず、投票率が低下するとの予測を報じた。いわゆる消極的バイデン支持だ。

トランプ大統領はそこに付け込み郵便投票を制約して投票率を下げさせるとか、事実に反する偽情報をネットにばらまく。私から見るとえげつない手を次々と打ってきた。「えっ、こんなの許されるの!」思わず叫んでしまうような手口だ。だが、彼の支持者たちはこういう情報ではびくともしない、驚くばかりに固い支持層がいて投票率も圧倒的に高いという。

この記事を書いている間にNHKラジオがニュース速報で、民主党大会でバイデン氏を正式に大統領候補に選出したと報じた。引き続いて正式にハリス氏を副大統領候補に選ぶ予定だという。ここにきてクリントンやオバマ元大統領を始め民主党の大立者が次々にバイデン支持を表明した。

驚くのは共和党の大物の中にもバイデン支持者がいた。言い換えるとトランプ以降の共和党はもはや昔の共和党とは違う、変質したと私は感じる。メインは議員選挙の洗礼を受ける人たちだ。それでも強固なトランプ支持者は揺らいでいない。

このような最新の状況を踏まえて、現時点で私は次のように予測する。今回の大統領選は実は4年後の米国大統領に誰を選ぶか。バイデン氏が勝てばそれは即ちハリス氏を米国初の女性大統領に選ぶことを意味する。それを受け入れるかどうかが問われていると思う。加州の友人に意見を聞いてみると、返事はハリス氏には触れずトランプは絶対変わって欲しい、消極的バイデン支持だった・・・

私は4年後にアジア系黒人のハリス女史が米国大統領になるのを生きて見てみたい。もしトランプ氏が2期目も大統領を務めることになれば、私はそれだけでアメリカ人を軽蔑する。多分世界からも軽蔑され、米国の衰退の始まりを歴史に刻むことになるだろう。その時は「(アメリカ)かぶれの世界」のブログ名称を返上したいと思う。■

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