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長い1日(3)帰郷編

2019-07-27 21:10:40 | 旅行
3週間前に帰京時のトラブルで「長い1日」だったと記事を投稿した時は、まさかその続編を書くことになるとは夢にも思わなかった。だが、一昨日今度は田舎に行く時に又もや酷い目に遭った。今度は成田空港を飛び立ったが、途中で機体の異常で30分後に引き返す事態になった。

一昨日朝起きたのは家内に起こされた朝5時半過ぎ、何時ものように血圧を測った。その後ベッドを片付けテレビ体操をスキップして朝食、6時半過ぎに家を出て新宿行きの特急電車に乗った。この時間帯は通勤時間帯の1時間前だが、既に満員電車状態で旅行の初端から疲れた。

大崎で下車し成田行きリムジンバスに乗った。直前に行ったトイレが長い1日の前触れだった。男子トイレの大が塞がっていた。ドアが開いている後ろ側に向かうと中年女性と出会い変な目で見られ気まずくなった。女子トイレだったがはっきりした仕切りが無かったので気が付かなかった。

予定通り成田に着き、松山行きフライトもやや遅れ程度ほぼ定刻10:25に滑走し始めた。私は通路側、窓際に新婚夫婦と後ろに家族が座り気軽に会話を始め、楽しいフライトのはずだった。ところが離陸30分後に成田に引き返すと放送、横に座った彼が後方で何個か酸素マスクが降りたと教えてくれた。何故か乗客からは悲鳴もため息も聞こえて来なかった。

初めての経験だったが私も怖いとは思わなかった。単なる酸素マスクの異常と説明したからかも知れない。成田には12時に戻ると放送されその通りに着陸した。この日唯一守られた時刻だった。暫くして同じフライトで再飛行するのでチェックイン不用、1:55に出発予定だと放送があった。

だが、実際は交換予定の機体の到着が遅れ、搭乗後動き始めたのは2時半前、成田空港が混雑して飛んだのは3時頃だった。機長は飛行時間は1時間7分と放送したが、実際松山に着いたのは5時過ぎで実家に行く都合の良いリムジンを逃した。がっかりの連続だった。

他に地元のバス会社が幾つかあるので、松山JR駅から松山市駅に向かうバスに飛び乗った。このバスは市内をノロノロ走るバスだった。これが私の失敗、一旦このバスに乗ると松山駅に行きJRを利用する以外別の選択肢が無くなった。バスの出発点は松山市駅なのだ。

やっとJR松山駅に着くと八幡浜行きの各停汽車の出発間際だった。SUICAは使えず考える暇もなく適当に切符を買い、長いホームを慌てて走り飛び乗った。この汽車は予讃線下りの海周り線で、乗って運転手に聞いて初めて分かった。景色は良いが遠回りで遅く、最寄りの駅から実家までかなり歩く。

五郎駅に着いたのは7時半過ぎ、実家に着いてテレビを見るともうすぐ8時だった。何時も家内と見る番組「ブレバト」(TBS)の最後のシーンで、誰が俳句チャンピオンになったか見届けた。その後台所を覗くと水回りがカビだらけで、汗水たらしてカビを拭き取りシャワーを浴びた。

9時過ぎに冷凍野菜とウィンナーを炒め焼酎のお湯割りを軽く飲んで10時過ぎに寝た。本当に長い一日だった。翌朝、つまり昨日の朝体重計に乗ると体重が1kg以上減って、今までどうしても達成できなかった64kg台になっていた。長い1日は減量するには良かったかも。

今日、利用したLCCからメールが届き、「他の人に利用を勧めるか」聞くアンケートだった。これを見た瞬間にさすがにカッとなった。でも実は絶対に勧められなくはない。良い事もあったのだ。昔から旅は道連れという。私もそう言う機会に恵まれた。それは又、エピソード編で。■

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