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四国山脈越え台風が直撃

2017-09-18 19:45:02 | ニュース
昨日朝台風18号が鹿児島に上陸した頃、小雨の中ご近所のYさん宅に伺った。以前から申し入れがあった表通り沿いの山林の売却交渉を始める為だ。奥さんは自称「母の一番の友達」と繰り返し言われるので、彼等は少なくとも私より一回り年配だと思う。昨年申し入れがあった時は母の一周忌が終わるまではと断った。

いつものことながらこの夫妻の話は中々本論に入らず雑談が続いて少しイライラが募り始めた時、Yさんがこの地(大洲市)は近年台風の被害が何故少なったかについて語り始めた。それは台風が九州から四国に向かう時、高知に上陸或いは接近しても東に向かい和歌山の方向に進むからだという。

つまり、四国山脈が盾になって台風がもたらす雨風が遮られ、大きな被害は高知が受け止め和歌山に持って行ってくれる。なので四国山脈の盾がない愛媛県最南部の宇和島市までしか被害が及ばない。確かに近年四国南部を襲った台風の通過コースは「高知から和歌山へ」が多かった気がする。

最初から九州北部に直撃した場合はどうだろうか。記憶に新しい熊本・大分を襲い甚大な被害を与えた豪雨はそこで水分を使い切った。愛媛県の鼻の先にある対岸の大分県が豪雨なのに愛媛県の雨の被害はそれ程でもなかった。今回の台風18号の場合は太平洋岸沿いに動くよう祈った。だが、高知県宿毛市に上陸した台風は北東に向かい四国山脈を乗り越え兵庫県に上陸、愛媛県から香川県の瀬戸内海沿岸の町々を痛撃した。

Yさんの説の通り台風被害のキーワードは「四国山脈越え」だったようだ。夕方頃から雨足が激しくなり近隣の町にも避難準備や土砂災害警報が発令された。そして夜8時過ぎ我家にも土砂災害警報と避難準備の有線放送が鳴り響いた。幸運にもその1時間後に警報は解除された。2階から見ると冠水して光っている表通りが見えた。

その後は雨音が収まったので気のもしなかったが、山間部に降った雨が時間をかけて流れ更に状況は悪化し表通りから集落に繋がる道の途中まで冠水していた。台風一過の秋空が広がる夕方、久し振りにジョギングに行く途中ご近所の方々に聞くと家庭菜園や倉庫が冠水したと聞いて驚いた。ジョギング途中肱川河川敷の広大な畑はほぼ全滅していた。四国山脈越え台風のインパクトは意外に大きかった。■

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