かぶれの世界(新)

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歩いた隣町は他県だった

2020-12-30 11:59:55 | 日記・エッセイ・コラム
先週初めに身近な山歩きをしたく関戸橋を渡り多摩丘陵に向かったが、丘陵の上に大きなビルがあるのを見て歩く意欲を失い引き返した。だが、周辺の風景が激変しまるで別の街に来た印象を受けたのが気になり、一体どうなっているのか興味が湧き昨日もう一度歩いてみた。

今度は最短距離で府中街道を歩いて是政橋を渡り、川崎街道を横切り城山通りを直進すると大きなビルの正体が分かった。通りの左手に林立するビルは向陽台団地だった。左手は大きな城山公園で図書館やテニスコート、都心が見える展望台などがあり、その先に商店街が続いていた。

そこまで来てここは神奈川県の稲城市だと気付いた。日常生活では隣町と言えば調布とか国分寺、国立だった。だが稲城市も歩いて行ける隣の町、ただ東京ではなく神奈川県なのだ。城山公園付近はかつては何もない丘陵だった記憶がある。

都心で働く人の為の住みかとして多摩ニュータウンが延長され、更にその周辺に商店街が作られたらしい。そのせいか周辺の環境が新しくよく洒落た雰囲気だった。昔からある稲城市の中心地とは少し違った雰囲気だ。だが、私の周辺では誰からも稲城の名前が出て来たことがない。

それは多くの人の視線が東京に集中しているからだろう。働く場所としても、買い物する場所としても。結果として東京都内かどうかで地価が相当違うという。米国でもその種の話がある。ニュージャージーナンバーの車でニューヨーク市内を走ると田舎者扱いされると聞いたことがある。

だが、城山公園内で遊ぶ人たちは大人も子供も楽しそうだった。何より丘陵の地形を生かした公園を含む町造りが洒落てて羨ましかった。その横にある洒落たコーヒーショップもいい。家に帰り夕食時に家族に報告し、行ってみようと提案したが全くの無反応だった。

山歩きの元々の目的だったウォーキングとしては、歩数は13、500歩で距離は9km程度だった。少なくとも1日1万歩の目標は達成したが、なぜか達成感はない。■

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