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筒香提案に高野連は真面目に取組め

2019-02-01 18:57:10 | スポーツ
高野連が今年の夏の全国高校野球から休養日を1日増やして2日とする、涼しい時間帯に開始時間を繰り上げると決めたことが一昨日報じられた。高野連の決定は良い事だと思うが、余りにも遅くかつこれだけでは不十分だと私は思う。その後のマスコミ報道を注目したが殆ど反応がなかった。

子供の頃から60年間にわたり野球ファンだった私は、若い選手が酷使され肩を壊した姿(ニュース)を何度も見て来た。かつてはプロ野球界でも酷使されて選手生命を縮めた選手もいた。彼等の一部は例外的にプロ野球界に残り監督や解説者になったが、殆どは野球界から去って行った。近年のプロ野球界はスポーツ科学が進み十分休養をとってゲームに臨むようになった。

以前から大リーグでスポーツ科学を取り入れた起用法が長いシーズンを勝ち抜く必須条件だった。2006年から始まった世界一を争うワールド・ベースボール・クラシックが球数や連投の厳しい制限があるというのに、近年まで日本の高校生以下の野球大会について何の施策も取られなかった。

このような状況と最近の子供の「野球離れ」を憂い、DeNAの筒香選手が「指導者の勝利至上主義」、「指導者の顔を見てプレーする子供」、「子供の指示待ち行動」等の問題と対策を提案したと報じられた。私は至極尤もで勇気ある提案で、高校野球に是非とも取り入れるべき内容だと思った。

冒頭の高野連の決定もこの提案を一部取り入れたと思うが、先進的なスポーツ科学的を取り入れた米国のやり方から見ると全く物足りないと私は思う。同時にあるべき姿を問うべきメディア、特に主催者である朝日新聞が指導的立場をとらなかったのは不思議だ。

若者の健康や夢を壊しかねない大会の運営を長年にわたり主催して来たのは、新聞社の役割から考えれば大袈裟だが犯罪的だ。自社の利益の為に口をつぐんで来たかのように感じるのは私だけだろうか。今からでも遅くない、世界レベルの大会運営ルールを日本の高校野球にも取り入れるよう働いて欲しい。新聞社の立場として出来ないなら主催者を降りて主張すべきだと考えるが如何?■

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