かぶれの世界(新)

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2013年大胆占い

2013-01-03 21:15:23 | 社会・経済

明けましておめでとうございます。今年の東京の正月は穏やかな日が続いています。群馬の社会人駅伝と箱根駅伝と沿道の観客の姿をテレビで見るだけで例年よりも暖かさが伝わってくる。だが、今年の世界や日本の経済は先行き不透明だ。例によって根拠不明だが誤解を恐れぬ大胆な占いをしてみたい。とはいっても、競馬や競輪をやらない私の唯一の賭け事の元ネタなのです。

各国の連携が進む

昨年は世界各国のリーダーが代わった。東アジアでは日中韓の全てで代替わりし、その過程で領土紛争が激化した。今年は新リーダーの手腕が問われる。経済危機で揺れた欧州各国でも新リーダーが選ばれ、選挙結果は緊縮財政一辺倒の風向きを変えた。米国はオバマ大統領が再選を果した。世界的に内向きだった政治はより建設的で有志同盟・連携に転換すると予測する。

力強さに欠ける世界経済

昨年停滞した世界経済は依然として力強さを感じない。欧州は危機的な状況を脱し、今年は安定化させるための仕組が機能するか試される。米国は年越しで財政の崖をなんとか回避したが、1ヵ月後には歳出削減の高い壁が控え前向きの取り組みに迎えない。中国経済は明るさが見えてきたが、欧州危機のあおりをうけた新興国の急成長は踊り場を迎えた。

欧州次第続くが揺れ幅は減少

その意味で2013年の世界経済はやはり「欧州次第」が続くと予想する。年央に予定されている独選挙でメルケルがどう支持されるかが、EUの行方を決める象徴的な出来事になろう。私は欧州にそれ程の期待はない、またまた「欧州五段活用」的な対応になる。即ち、危機がドライブする後手の政治が続くと見る。ただ、欧州危機が世界経済に与える影響は徐々に小さくなる。

アジアの時代が来る

と言うのは今年も新興国の存在感が更に高まるからだ。特に中国・インド・アセアン諸国の成長率は他地域を圧しており、世界経済全体に占める割合が急速に高まっているからだ。欧州危機と米国の財政の危機が完全解決とは行かずズルズルと後を引く恐れがあるが、アジア経済はその穴埋めをする役割を果すことになる。この勢いは2010年代前半のトレンドになると予測する。そうやって経済の重心がアジアに移っていくだろう。

内向きから抜けられない日本

安倍政権が日本丸を嵐の中どこに向けて乗り出すのか国民はじっと見守っている。強力な金融緩和を宣言し円安・株高が進行、政権発足前から市場(外人投資家)の期待を高めた。つかみは上々だ。史上最も右よりの政権といわれるが、一方で安倍氏は現実政治と向き合うリアリストでもあるという。彼の右よりの内臓コンパスが日本丸の航路をどう変えていくか不安だ。

アジアの時代にどう取り組むかが日本経済の最重要課題であると考える。だが、内向きで時代の変化に覚悟がない世論は寧ろ増えている。自立とか競争と自己責任を大事にする気運が失われ、自己負担せず子孫に前借する(恥知らずの)社会保障で財政崩壊の瀬戸際に近づいてきた。このような趨勢から日本を守る為に、痛みを先送りしない政策を受け入れる覚悟はないと感じる。

中央銀行の役割の変化

今年注目されるのは中央銀行の役割だ。先進国は手厚い社会保障のために押なべて財政危機にある。財政危機下で景気を刺激する財政政策は限られており、中央銀行の役割が増している。本来の政治の役割である既得権益層の嫌がる規制改革には手をつけず金融政策に傾きがちだ。

安倍首相がバラマキと金融緩和に偏った政権運営をすれば早晩壁にぶつかるだろう。如何に経済を活性化するかが鍵だ。これを国内問題と捉えると判断を誤る。視点を変えると初めて見えてくる風景がある。新興国の躍進により重心が先進国からアジア等にシフトする中での立ち位置を決めることにある。

世界経済を楽観的に予測

以上の世界観を元に世界の経済成長を占う。米国は2%半ば、欧州は何とかプラス成長、中国は8%台を死守、これにより世界経済は4%台に迫るものと予測する。IMFに比べ楽観的なのは政治環境の変化がプラスに働くと予測したからだ。日本はスローだが回復する世界経済と円安・株高の資産効果と連動し1%半ばまで行くだろう。

              World  US    EURO  China   Japan  
2012
占い       (3.5)   2.0     0.2      8.5      2.0
20124
Q見直し        2.0+ ▲1.0+  8.0-    1.0‐
2013
IMF予測    3.6    2.1  0.2   8.2    1.2
2013
占い        4.0-     2.5-    0.0+     8.0+     1.5        

お楽しみ

世界に挑戦するスポーツ界の若者は今年も続くだろう。今年の野球界は難しそうな気がする。ダルビッシュは頭を使って柔軟に2年目を乗り越える。だが、移籍後に印象的な復活をしたイチローは維持にすら苦しみ、昨年活躍した青木・岩隈や今年挑戦する藤川・中島は壁に突き当たり苦悩すると予測する。MLBにフィットする柔軟さがあるかが成功の鍵のような気がする。

一方、欧州リーグに挑戦するサッカー選手たちは20代前半で伸びしろが大きい。今年も成長して活躍する若者が出てくると予想する。地域リーグからJFL、J2・J1へと昇格していく仕組が若い選手に機会を与え育てていると思う。この地域密着型の仕組そのものが効果的なビジネスモデルになっており、新たな有望な選手が来年のW杯選手候補に加わるのを期待したい。

最後に、内向きだった若者の中に外に出て行こうという気運が出て来たと先日報じられ心強く感じた。子供達が将来の為により勉強したいと言い始め、海外留学が再び増え始めたと言う。海外で力を試し成長したいというのはスポーツ選手だけではない。スポーツ選手の活躍は後に続く若者を元気づける。私は既に中年だったが、米国赴任中に野茂選手の活躍に力づけられた。■

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