かぶれの世界(新)

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函館家族旅行(4)

2024-03-07 11:35:56 | 旅行記
前出の大沼公園へ向かう前に五稜郭に立ち寄り、五稜郭タワーに登り展望室を一周して雪の五稜郭と函館市の全体像を眺めた。更に展望室の内側を一巡りすると戊辰戦争の歴史を細かく説明したパネルがあり、家内は外側の風景より歴史の方に興味があったようで熱心に見てた。

私は例によって女性事務員を見つけると、何やかやとからかいながら雑談に熱中した。戊辰戦争のヒーロー的役割を果たした土方歳三の像の前で、「歳ちゃん」呼ばわりをしてきっかけを作り彼女に声をかけた。実は旧甲州街道の調布から府中にかけて新選組に係る記念物が幾つかある。

私は「我が家の直ぐ近くに歳ちゃんの先祖がいたよ」と話しかけ楽しく(少なくとも私は)雑談を交わした。彼女によると土方歳三」は日野市生まれだと答えたので、引っかかったとばかりに私は府中に住んでいて日野は隣町だよと調子よく答えた。全く好い加減なジーサンだ。

タワーを降りて家族3人で五稜郭内の箱館奉行所(昔は箱館と呼称した)を散歩した。五稜郭は元々は防衛上の目的で作られたものだったらしい。私は戊辰戦争の中心的な戦地だったとばかり思っていた。五稜郭の中を歩くと現在は意外に広い公園といった感じだった。

それから大沼公園に立ち寄ったが雪の公園道を歩いただけで何もせず、再びバスで函館北斗駅に戻り新幹線で東京に戻った。帰りは家族3人が一列に座れたが、窓の外は夜中の真っ暗だった。家内が買って来たお握りやビール等を食べ、大宮で下車し武蔵野線経由で自宅に戻ると10時過ぎ、急いで風呂を浴びお酒を飲んで12時過ぎにベッドについた。

実は後追いツアーをしたのは我々だけではなかった。前日と初日の早朝に地震が襲った千葉から参加した中年女性二人も、電車が遅れて東京駅発の新幹線に間に合わず遅れて函館に着いたという。彼女達は妙に仲間感を持って旅行中私と何度も話しをした。我々はJR在来線の電車が遅れたのが原因だが、彼女達は地震が遅れの原因だ。払い戻しがあれば、多分違いが出ると思う。

函館旅行に出掛ける前は北島三郎の銅像を見物するかと思ったが、一度もそんな話すら出なかった。私の単純な発想を家族に言ったのが恥ずかしい。旅行中は切符を無くして家族に迷惑をかけたりで、後期高齢者の衰えぶりを実感した。帰宅翌日と翌々日は疲労感が取れなかった。■
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