かぶれの世界(新)

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家族のキズナ

2019-07-08 19:11:45 | 日記
八王子の小高い丘にある鉄板焼きの店に家族が集合し、長男夫婦の結婚10周年を祝った。10年前に食事会をやって以来で、長男の嫁さんの希望で同じ店でパーティをやることにした。当時は丘の上の一軒家という感じだったが、今回はあちこちに家が建ち洒落た住宅街になっていた。

何よりも離れて住む家族が集まる機会を作るのが目的だった。時に会って近況を確かめ贈物を交換する家族の姿を見るのが楽しい。何かにつけて家族が集まる機会を作るというのが、今回田舎の実家から上京した理由だ。こういう機会を続けることにより家族のキズナを強くしたいと思う。

特に孫達の成長ぶりには毎度驚かされる。幼子が急に大人の言葉を喋るのを聞き驚く。今回は小3の男の子が映画の子役の様な洒落たシャツを着こなし、口も利かず贈物の本に熱中するする姿を見て心底驚いた。この子は神童か、それとも親の欲目か?生きている間にどっちか分かるだろう。

それに比べて周りからあまり注目されず目立たないのが真ん中の子だ。長男は周りから何かと注目される、いつも赤ちゃん扱いで可愛がられる末の子、真ん中はどちらかも取り残された感じになる。それは写真の数を見ればよく分かると家内といつも話す。しかし、それも子供の頃の話で、大きくなれば夫々の特徴がよく表れ本人次第になって来る。そう言う姿を見るのも楽しみだ。

夫々の父親は会社勤めで、幹部になり異なる環境にある。子供ほどざっくばらんであけすけに話せなくなる。私が見る限り親しくする中でも具体的な仕事の話にならない様に微妙に距離が生じる。娘の夫君は外資系の幹部に昇進したらしいがそれ以上聞かなかった。そんな時もある。

3月末に六本木のステーキハウスに集まり食べた肉は量が多い上にメチャメチャ硬くて歯が壊れそうだった(娘によるとNYの本店は凄く美味しかったのが推薦理由)が、今回は柔らかい黒毛和牛のお店で量も半分以下だった。目の前の大きな鉄板の上で料理人と素材や料理法を聞きながら楽しく頂いた。A5肉で作った子供用のハンバーグも美味しかったそうだ。

皮肉なことに私にとってはメインディッシュよりも、最初に出されたアピタイザーが滅茶美味しかった。そう言うことがよくある。料理音痴の私には材料が何でどんな料理か知らないし、あまり興味もない。ただ美味しいかどうかだけ。なんだかんだ言っても最後にお金を払うのも私だ。だが、それが家族の為なら良いとケチな私も気にしない。■
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西日本豪雨 不動産屋の罪

2019-07-08 14:46:32 | ニュース
西日本豪雨1周年を機に各被災地の復興状況、被災者の声などを伝える報道があった。温暖化による気候変動など自然現象変化の解説をよく見かける。実家のある愛媛県大洲市で被害が大きかったのは、東大洲と言われる国道56号線沿いの新興商店街だった。豪雨と対応のまずさがの組合せで昭和18年来と言わる水害を受けた。

温暖化に加えて上流のダムの不適切な放流基準が、町を流れる肱川と支流の合流点で逆流が起こり、そこで堤防を越えて水が流れ東大洲が水浸しになった。先月、放流基準見直しと合流点の堤防を高くし川底を深くする工事が終わった。だが、他に被災者の掘り下げが無かったのは不十分だった。

越流で東大洲のほぼ全域が冠水した。幸いにも新興商店街は多くがフランチャイズ店で復興は早かった。だが、その周辺に新しい住宅群が点在し同様に浸水の被害を受けた。その辺りの家の土台の高さにバラツキがあり、高さによって危うく浸水の被害を免れたところ、床下浸水で済んだところ等の差が見られた。皮肉にも移転した警察署は1階の天井まで浸水したという。

そして市内全域にわたって水害の直接の影響を受けなかったのは、私の実家の様に江戸時代からその地に住み何処が安全か知っている人達の家だ。勿論ごく少ない例外もある。問題はそのような自然災害の歴史が引っ越してきて新しく家を作った人達との間に共有されてないことだ。

実家のある集落内でも移り住んだ人達の家は被災した家がある。岡山や広島の情報を良く知る東京郊外のバドミントンクラブの仲間によると、中国地方の被災地でも事情は同じ傾向だったと聞いた。そこでも越してきた人達に、土地や家の売買仲介をした不動産屋が何も伝えなかったようだ。

東京の府中市に家を建てた時面倒を見てくれた父の友人の不動産屋は、候補地の災害歴史を100年以上に亘って調べてくれて購入を最終決定した。今頃になって彼のしてくれたことの意味を身に沁みて感じた。聞くところによると今回の被災者の為に仲介に当たった不動産屋は、売買に不利な情報を隠していたか知らなかったかで、伝えなかった。

更には、こういう不動産の不適切な販売状況を、自治体は目を瞑り結果的に手を貸した。不動産販売の営業に差し障るとか、不動産価値の低下といった理由が以前にも指摘されていた。市民の命を守るのが最優先のはずなのにだ。手遅れも良い所だが、今頃になってハザードマップを作り市民に配布した。やらないよりマシだが、それにも問題がある。それは又の機会に。■
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