熊本地震は1週間経ち前例のない数の強い余震が続いているが、徐々に命にかかわる緊急事態への対応から復旧モードに入って来た。新幹線は一部復旧、JR鹿児島線は全線復旧、空港ビルが一部運用再開といった前向きのニュースが聞かれ始めた。一方、避難者数はNHKによると10万以上で長期化する可能性が高いという。
毎日地震関連のニュースに接して全く理解に苦しむのが、熊本県の県知事を含め自治体の長の姿が全く報じられないことだ。つまり報じる価値のある仕事をしていないということだろう。地震が発生した地元にいた訳ではないので良くは分からないが、東京や愛媛で見たマスコミ報道では県知事や市長の存在感はゼロだった。
彼等は先頭に立って被災者を支援する決定を下し、活躍を地元民にアピールする絶好の機会ではないのか。これでは無能ですと宣言しているようなものだ。熊本県民は何の為に自治体の長を選んだのか。これまで全国をカバーするマスコミ報道では、東京にいる首相や大臣と気象庁などの専門家の発言ばかりだった。
私の知る限り大災害の時これ程存在感が無い自治体の長はいなかった。東日本大地震の時は政府だけでなく県から市町村まで発言が報じられた。良くも悪くも存在感があった。規模は小さくても伊豆大三島の大雨では、自治体の長が不在で対応が遅れたと責任を追及する声が上がり、自治体の長は逃げずに疑問に受けて答えた。
今回も多くの自治体の職員が自ら被災者になりながら、住民の支援に取り組んでいると報じられている。全国からも支援が寄せられている。こういう時、自治体の長は舞台裏で頑張ってますではいけない。今であれば責任者として復旧活動の全面に出て舵取りをし、疑問に答え発言していくリーダーの姿を見せなければ、一体他に誰がやるのだ。失敗や非難を恐れて舞台裏に隠れるならリーダーを返上すべきだ。■
毎日地震関連のニュースに接して全く理解に苦しむのが、熊本県の県知事を含め自治体の長の姿が全く報じられないことだ。つまり報じる価値のある仕事をしていないということだろう。地震が発生した地元にいた訳ではないので良くは分からないが、東京や愛媛で見たマスコミ報道では県知事や市長の存在感はゼロだった。
彼等は先頭に立って被災者を支援する決定を下し、活躍を地元民にアピールする絶好の機会ではないのか。これでは無能ですと宣言しているようなものだ。熊本県民は何の為に自治体の長を選んだのか。これまで全国をカバーするマスコミ報道では、東京にいる首相や大臣と気象庁などの専門家の発言ばかりだった。
私の知る限り大災害の時これ程存在感が無い自治体の長はいなかった。東日本大地震の時は政府だけでなく県から市町村まで発言が報じられた。良くも悪くも存在感があった。規模は小さくても伊豆大三島の大雨では、自治体の長が不在で対応が遅れたと責任を追及する声が上がり、自治体の長は逃げずに疑問に受けて答えた。
今回も多くの自治体の職員が自ら被災者になりながら、住民の支援に取り組んでいると報じられている。全国からも支援が寄せられている。こういう時、自治体の長は舞台裏で頑張ってますではいけない。今であれば責任者として復旧活動の全面に出て舵取りをし、疑問に答え発言していくリーダーの姿を見せなければ、一体他に誰がやるのだ。失敗や非難を恐れて舞台裏に隠れるならリーダーを返上すべきだ。■