かぶれの世界(新)

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三菱自不祥事の深刻度

2016-04-22 18:42:40 | ニュース
三菱自動車はリコール隠しから10年経過して、再び燃費データ改ざんの不祥事を起こしたと報じられている。不祥事を再発させると会社の存続にかかわると分かっていたはずなのに、会社を潰す恐れがあるような不正を何故やってしまったのだろうか。

今迄のところ担当部長の指示でデータを偽装したと報じられているが、私は疑わしいと思う。何かまだ隠されていることがあるかも知れない。詳細は未確認だが、データ改ざんはタイヤの空気圧条件を変えただけで、海外の基準によっては大差ないという。フォルクスワーゲン(VW)の様に意図してインチキ設計をした訳ではない。測定の条件を誤魔化しただけのようだ。だが不正は不正だ。

最も痛恨事だったのは不正は取引先の日産自動車から指摘されて初めて露見したことだ。つまり、三菱自社内の誰一人として不正を許せないと思って内部告発しなかったことだ。三菱自の全社員が知らないか、知っていても目を瞑った、つまり腐っていたかのどちらかだ。会社の信頼は商品も人も全て失われた。

あの東芝だって内部告発があった。全て腐っていた訳ではなかった。歴代社長などトップは腐っていたが、社員全員が腐っていた訳ではなかった。三菱自は今後どのようにして顧客の信頼を取り戻し再建していくか、再建する価値があるかが問われる。しかし、全部が腐っていたら再建する価値を一体何に求めるのだろうか。これでは救いがない様に私には思える。■
コメント
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