かぶれの世界(新)

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厚生省は「業界保護省」

2015-03-05 23:48:29 | 国際・政治
昼食後いつもの散歩を終えて自宅に帰らず散髪に行った。理容師は一人だったがお客も一人だけで、殆ど待ち時間なしにやって貰えた。前の若いお客は生え際を刈り上げ、その上は昔のマッシュルームカットみたいな髪形だったので気になって聞いてみた。

質問に彼女は気軽に答えてくれた。髪型は「ツーブロック」と言って数年前に流行ったもので、今の若い子の好みは再び長髪に戻ったという。ツーブロックは30才前後の人達がやるのだそうだ。私の子供は30代だがそういう髪型をしたのを見たことが無い。

彼女との会話が弾んだところで、昨日から始まった日本経済新聞のコラムで岩盤規制の紹介があり、美容と理容の間で厳しい線引きがあるという記事について聞いてみた。彼女の話はとても興味深かった。美容師と理容師の資格は別物だが、違いは顔剃りがあるかどうかだという。

両方の資格を取ると便利じゃないかと聞くと、「そういう人もいるけどお店に都合よく使われるだけなので私は両方の資格を取るつもりはない」という。「自分でお店を持つと便利かもね」と聞くと、「そうだけど」と余り乗り気じゃない返事が返って来た。

というのは、やはり規制で理容院と美容院は別のお店じゃないといけないらしい。おやまあ、厚生省も業界の言いなりだな、と話を聞いてて思った。以前から指摘されている様に訪問看護ステーション開設や混診医療の制限とか、保育園の条件とか厚生省がらみの岩盤規制は実に多い。その下に天下りポストがある。

消費者保護の名前を借りた見え見えで恥知らずの業界保護だ。名前を「業界保護省」と変えた方がいいと言うと返事が無かった。こんな質問をされたことが無く戸惑ったようだ。しかし規制される方もしたたかだ。彼女によるとこのお店は美容院と理容院の届けを頻繁に変えているのだそうだ。今このお店は美容院なんですよと言われ驚いた。顔剃りが無いので全然問題ないという。ふーん、成程ね。■
コメント
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