かぶれの世界(新)

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介護録11秋(1)

2011-09-28 22:48:45 | 健康・病気

3ヶ月ぶりに見た母に変りは見られなかった。10日前に実家に帰った翌日、とりあえず家の内外を人が住める状態にした。その翌日松山にある施設を訪問した。私の顔を見て最初母の反応がなかったが、私が喋り始めると手を振って遮った。その場にいた介護士は慰めてくれたが、その日は最初からご機嫌斜めムードだった。

その後看護婦・介護士等の話を聞くかぎりでは母の状況は悪化してなかった。母の部屋を覗くとベッドサイドの鉄製の手すりにクッションが巻き付けてあった。ベッドと車椅子の間を乗り移る時顔を打ち付けたと思われる痕を何度か見かけたが、クッションを巻いた後は見られなくなったという。

昨日訪問した時は迷ったけど先日亡くなった近所のオジサンのことを話した。その時母は一瞬正気に戻ったように元気だった頃の表情をした。トラクターに乗って野良仕事中に気分が悪くなり翌日亡くなった、ちゃんと母の名代でお通夜に行ってきたとまで言って話題を変えた。

母の表情にそれ以上の変化は見られなかった。実家の家の中や庭の様子を報告したかったが、又母の機嫌が悪くなるのが恐くて、施設の人達に変わったことがないか確認して早めに帰宅した。午後から国土調査(国調)が予定されていたので母の記憶を確かめたかったのだが次の機会にした。■

コメント
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