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堀江メール、党首討論はシナリオ通り

2006-02-22 16:25:03 | 国際・政治

ライブドア前社長の堀江貴文被告が自民党の武部幹事長の二男への送金を指示したと指摘したメールの信憑性が崩れ、本日の党首討論の結果次第で民主党前原党首の進退問題にまで発展すると見られていた。一部で民主党の危機とまで報じられた。

この状況で決定的な証拠がないと見られる前原党首の取りうる戦術の選択は限られている。一歩も引かない姿勢を見せながら議論が具体的かつ深みに入る前に時間切れで討論を終らせることしかないと思っていたが、結果はそのシナリオどおりに進んだ。

前原党首は大半の時間を公務員の天下りと教育問題に費やし、ライブドアからの送金問題に入ったときは残り10分程度、たった2回のやり取りで時間切れになった。メールの信憑性の疑いに答えないことで暗に偽物であることを認める一方、国政調査権の発動を条件に銀行口座などの確証公表すると迫り総理の返事を待たず時間切れとなった。

小泉総理は事前に議題を見てこのシナリオを理解していたはずである。自民党の中に前原党首を徹底的に追い詰めないほうがいいという声があると報じられており、結果は出来レースとさえ思える。新展開を期待していたメディアのため息が聞こえてきそうである。この後、民主党は傷を負ったまま尻切れトンボになる可能性が高いと思う。■

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