かぶれの世界(新)

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日本のネオコン!?

2005-04-29 22:46:17 | 国際・政治
先々週日中関係の悪化に関連して日本で民族主義が台頭し右旋回する可能性を説いたが、最新号のタイムは既に新世代の右翼(彼等はネオコンとよんでいる)が既に日本政治の主流になっていると報じている。記事によるとネオコンとはかつての組織に頼った右翼とは違って若くて才能豊かな我が国でも最高の人材でマスコミの扱いを知っているいわゆる新右翼である。彼らは94年の選挙制度改正(小選挙区制のことと思われる)で選挙民により直接アピールする(いわゆるポピュリズムの)政策が求めるようになった結果、失われた90年代に中国の台頭に不安を感じる国民に応えて力を得るようになった。石原都知事のほかに、石破氏、前原氏、山本氏、武見氏などの若手政治家の名前を上げ、270人の超党派の研究会が2001年に設立されたとしている。

私はこのかなりの部分について同意する。我々庶民に分りやすい例として、テレビ朝日の人気番組「たけしのTVタックル」で数年前には好戦的で極端と考えられていたような意見が最近では普通に受け止められるようになり、旧世代の政治家に代わりネオコン(といわれる人達)の出演が目立って増えてきた。いまやネオコンの情報発信番組のような存在になった。その他のTV番組の議論や出演者の顔ぶれも程度の差はあるが同様な傾向が見られる。組織と利権の関係を噂される旧右派に比べ、ネオコンは利権と無関係の清新な姿勢が評価されている。その主張は「普通の国」になろうというもので分かり易く一般に受け入れ易いものである。しかし一方で、歴史を振り返ると所謂「クリーンなタカ派」は実行力があると同時に非常に危険な決定をする恐れがあることを忘れてはいけない。こういうと失礼だが「ダーティなハト派」の老政治家にもう少し頑張って貰い暴走させないようバランスを取って行くのが日本にとって賢い選択ではないかと思う。


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