さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
http://iide.hp.infoseek.co.jp/

音楽のある風景 シューベルトのお墓

2007年10月18日 | 音楽
ウィーンの中央墓地では、モーツァルトを中心に、左にベートーヴェン、そして右に、シューベルトのお墓が並んでいます。これは、尊敬するベートーヴェンの墓に並べて埋葬して欲しいというシューベルトの希望に沿ったものだそうです。

シューベルトの代表作としては、まずは、未完成交響曲があげられるでしょう。

映画「未完成交響曲」を思い浮かべる人も多いかもしれません。この映画を作ったヴィリ・フォルスト監督の他の作品としては、「ブルグ劇場」が挙げられます。

サロンでの演奏会で、未完成交響曲を弾くシューベルト。しかし、曲の途中で、女性の笑い声があがり、憤然として曲を中断してしまいます。悪く思った令嬢は、シューベルトを家庭教師にやとってもらいますが、やがて二人は恋に落ちてしまいます。しかし、身分違いゆえに、令嬢は他の男性と婚約してしまいます。お祝いにと、シューベルトは、ついに完成した未完成交響曲を演奏します。しかし、先回の中断箇所にさしかかったところで、気を失ってしまう令嬢。混乱のうちに、演奏会も中止になってしまいます。

「わが恋の終わらざる如く、この曲もまた終わらざるべし」と、シューベルトは、スコアに書き記します。

失意のうちに野を歩くシューベルト。バラを見かけると、ノバラのメロディーが浮かんでくるということで、エンディング。

といった話だったと思います。
35年前の浪人中、予備校が終わった後の午後に入り浸っていた近代美術館別館京橋フィルムセンターで見た映画の記憶です。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 新刊 ぐんま百名山 まるご... | トップ | 音楽のある風景 ベルヴェデ... »
最新の画像もっと見る

音楽」カテゴリの最新記事