さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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笠峰 (2008.2.9.)

2008年02月09日 | 登山
 新潟平野の縁に沿って広がる白山・粟ヶ岳山塊は、白山から宝蔵山、さらに鞍部の橋立を経て、権ノ神岳から粟ヶ岳に続いています。この中間の橋立から西に延びる稜線上にある483.8mの三角点ピークが、地図には山名は記載されていませんが、笠峰です。

 笠峰には夏道もありますが、積雪期は、上高柳のバス停の先から始まる林道を利用して登ります。



上高柳の手前からは、宝蔵山の眺めも広がり、期待も高まりました。



民家の間から雪に覆われた林道に進みます。思ったよりも雪が深く、スノーシューを履いても、膝下まで潜りました。



しばらくは、忍耐の林道歩きが続きます。かすかな踏み跡もみられましたが、歩きの足しにはなりませんでした。



振り返ると、足跡が続いています。



送電線の鉄塔下に出て、ひとまずは中間点に到着。



鉄塔下からは、宝蔵山の眺めも広がりました。



この少し先で送電線の巡視路から別れると、薮尾根の歩きになります。一旦下った後に、急な登りが始まります。本コースで一番の頑張りどころです。



ひと登りすると、台地の上に出て、歩きやすくなります。



最後に、急坂をひと登りすると、笠峰の山頂に到着します。
山頂からは、大展望が広がっています。
これは、宝蔵山の眺め。



宝蔵山の肩からは白山の山頂も顔をのぞかせており、山頂の山小屋を見分けることができます。



これは権ノ神岳から粟ヶ岳にかけての稜線。



守門岳。火口壁を良く眺めることができます。



袴腰山。



振り返ると、新潟平野の向こうに弥彦山と角田山が頭を持ち上げています。



笠峰に登ったら、稜線をもう少し辿って、山頂からの下り口まで進むことをお勧めします。



宝蔵山の遮るものの無い眺めが広がります。



稜線は大きく下った後に、橋立へと登っていきます。



その右手に、権ノ神岳から粟ヶ岳にかけての眺めが広がっています。

山頂に戻って昼食をとっているうちに、早くも雲がかかってきました。

下りは、気持ちの良いスノーシュー歩きになりました。鉄塔まで戻ると、丸いワカンを履いた登山者が登ってきて、鉄塔から戻っていったようです。ワカンでは、この深雪はしんどいようです。

登り2時間半、下り1時間で、大展望を楽しむことができました。

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