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さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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猿毛岳 (2010.1.16.)

2010年01月19日 | 登山
週の半ばから続いていた寒気もようやく通り過ぎ、会津の山に出かけるため高速道に乗りましたが、路面の凍結で事故も起きており、諦めて次のインターの新津で高速を下りてしまいました。

登る山を新たに考えなければなりません。結局、スノーシュー歩き向きで、駐車場なども考えて、加茂の奥の猿毛岳に登ることにしました。

猿毛の集落から見た丘陵地です。ひさしぶりに青空が出てきました。



日枝神社から歩き出します。



登山道のある山ですが、幸いトレースも無く、一人ラッセルが続きました。



杉林を抜けると、緩やかな雑木林の尾根の歩きになります。



熊の爪痕を見つけました。



猿毛岳の山頂は、木立が切られて展望が広がっています。白山から粟ヶ岳にかけての眺めを楽しむことができます。

大雪の後のため、標高300mの山からの眺めとは思えない雪景色です。もっとも、登りに2時間かかっているので、流した汗の量からすれば、標高は水増しとなります。



これは、新潟平野の眺め。角田山は流れる雪雲に隠されていました。

右下に見える建物は、以前にあったスキー場の名残の廃屋です。来た道を戻るのは芸がないので、いつものように、スキー場経由で下山することにします。



山頂から少し下ったところには、スキーリフトの残骸が残されています。



その前からは、冬鳥越スキー場を見下ろすことができます。猿毛スキー場は、新潟から直通バスも運行されて華々しくオープンしたものの、雪が少ないため、わずかな期間で廃止になったそうです。

一方、冬鳥越スキー場は、駐車場も無料で、子供のそり遊びには最適ということで、地元の人気は高いようです。



尾根を下っていく途中で見た、スキー場のロッジ跡。



途中の見晴らしからは、五頭連峰や飯豊連峰の眺めが広がっています。

この見晴らしから、コースは大きく変わり、杉林の中をトラバース気味に下るようになります。



ゲレンデ下に出たところ。廃墟になった建物が静かにたたずんでいます。昔の賑わいがどうであったのか想像することもできません。猿毛岳には冬でも登る登山者も多くなってきていますが、現在、冬にここを訪れる者は、ほとんどいないといってよいでしょう。



谷間には、静かな雪景色が広がっていました。スキー場からは、少し大周りになりますが、スキー場へのアクセス道であった車道経由で戻りました。吹き溜まり状態の雪には大汗をかかされました。

雪山といっても、新潟では身近なところにあります。
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