さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
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黒男山 (2008.10.12.)

2008年10月22日 | 登山
連休二日目は、那須連峰の旭岳を登るために、甲子温泉脇の駐車場で前夜を過ごしました。天気予報通りに晴れたものの、強風状態でした。那須連峰は、風が強いことでも知られており、これでは無理と判断して、候補の一つであった黒男山に計画変更しました。2時間の移動になりました。

黒男山は、会越国境近くの、柳津の只見川左岸にある山です。会津百名山にも選ばれていますが、道は無いため、残雪期に登るように案内されています。

一般的には、美坂高原から909mピークを目指しますが、かなりの急斜面が待ち構えています。

この5月に、別なコースから登ったという話を聞いたので、夏にアプローチ部分を偵察しておきました。

まずは、美坂高原手前のT字路を右折し、少し先の二又は、左の林道へ。舗装された良い道です。

この写真は、林道の途中から見た909mピークです。



参考のために、GPSデーターものせておきます。林道は、656m小ピークをかすめて北に続いていきます。地図で折り返しになったところが、取りつきで、駐車スペースもあります。

林道部分のトラックデーターは、車のフロントにGPSを置いて走らせているため、林道分岐付近でおかしくなっています。



取り付き部から尾根を見上げたところです。ひと登りで尾根に取りつくことができます。後は尾根をたどっていけば、909mピークを経て黒男山の山頂に到達できます。



656m小ピークを越すと、細い枝の灌木藪が少しうるさい状態になります。

その先で、このようなブナ林も現れて歩きやすくなります。もっとも、藪が途切れたので写真をとっているわけで、このようなところがずーっと続くわけでもありません。木の枝が横に広がって突破が難しい蜜藪も出てはきますが、そう長い距離ではありません。登るにつれて笹も濃くなってきました。



909mピークに近づくと、はっきりした踏み跡が現れます。



909mピーク付近からは、ようやく黒男山の山頂も見えてきます。



909mピークからは、いったん下ってから黒男山への登りがはじまりますが、この付近は、山道有りといった状態で、歩くのに問題はありません。



黒男山の山頂です。通り過ぎてから、来た方向を振り返ったものです。三角点が頭を出しています。



山頂からは、木立の間から沼沢湖をようやく望める状態でした。

下山は、尾根の分岐が分かりにくく、藪こぎの良い練習になりました。GPSを使わない人は、連続的に赤布をつけながら登る必要があるでしょう。

取り付きから909mピークまで1時間半。
909mピークから黒男山まで45分でした。

このコースは、これからがシーズンだと思いますので、会津百名山攻略をめざす人は、ぜひどうぞ。一般的とはいえない藪山ですけど。
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