【今日の すぐれもの】
プラスチックの補修には接着剤と決まってる。
接着剤にはいろいろな種類がある。一番安いものは”ご飯粒”だなあ、次に事務用の”不易糊”、
幼いころにお世話になった”セメダイン””ボンド”から高級な”エポキシ樹脂系”のものまで選ぶのに、どれがふさわしいか勉強が必要である。
(プラスチックには”ご飯粒”は役に立たないけれども・・・
ワシのような模型づくりの師範ともなるとスチロール樹脂にはそれ相当のモノ、圧倒的にくっついちゃうのはエポキシ樹脂系接着剤(ただし紫外線には弱い)などを主に愛用していた。
表題のプラリペアなるものは以前から知ってはいたが、高価だし、接着力にはそれほど期待はしていなかったが、今般それを見直したのでここに報告することとする。
◆
最近の気温は日中でもとても低く、元長男の部屋にいても寒くて、おちおち本も読んでいられない。
何か暖房をと考えて、昭和50年に、「高いな」と清水の舞台から飛び降りて買ってきた「アラジンのブルーフレーム」というストーブを引っ張り出してきた。
何しろ43年前の相当な年代物、プラスチック部品が割れている。
都合の悪いことに火力を調整するハンドルの部分だ。
裏の方
これでは力が伝わらないので、なんともしようがない。
普段ならエポキシ接着剤を使うところだが、ここには非常に大きな力が掛かるので不安である。
そこで表題のプラリペアのことを思い出した。
早速ネットで調べたり、使い方をユーチューブで見ると。うん、これならいけそうだ。
市内のホームセンタでは売っていない、では模型店は・・・・ダメ。
少し遠いが隣市のホームセンターへ・・・・売っていた。
接着ではなくて溶着であります。
つまり互いに溶かしてくっつけるというもの。
割れ目を少し削って
流し込む方法。
このブツは合成樹脂(アクリル樹脂)のパウダーと専用のリキッド(メチルメタクリレート)を混合して、重合硬化させるものである。
割れ目に流し込むのに少しコツがいるがすぐに慣れる。
写真では分かりにくいが5~6分ほどで硬化し、カッチンカッチンになる。
25度で5分で硬化すると書いてある。
大事をとって1時間ほどしてから(接着剤と異なり化学反応だから、そう時間は必要なしかも)
いろいろと試してみるが元のプラスチック部分よりも数段硬い。
ストーブのシャフトに仮止めして回してみたがまったく大丈夫な様子。
これはすごいぞ。
ここに書けないほど高価なものだが今後プラ関係の修理はこれに限る。
あっ、ほかにも割れが・・・・
まったくしようがない、ここはシャフトをストーブ本体から取り外して修理だな。
めんどくせえなあ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます