おやじ特別便

ひまじんおやじの日常

ブラインドリベットは便利です

2018-11-17 16:21:44 | うんちく・小ネタ

【今日の 一家に一個】

11月15日号「洗車用足場を作る」の巻でちょっと紹介したブラインドリベットの話をしようと思う。

 

金属の板同士を留めたいときには、一般的にボルトとナットの組み合わせか、規模の小さな時にはネジという選択だな。

ほかに溶接とかロウ付けとかの方法があるが、これは特殊の範囲だ。だいたい溶接機など、まあよほどの機械好きでもないと素人は買わないものな。(原の漁師の所にはあるぜ)(おっと個人情報)

つまり下図を参照してと

またはネジで止める。

ここで止めたい相手が箱状のものだと、とても頼りになるボルトとナットの組み合わせはボツだ。

なぜなら箱状の中に手が入らないからだ。

したがって下図のようにネジで止めるようになる。

昔こういうネジを「鉄板ビス」と言っていたが、今はどう呼ぶかは知らない。

なんとも頼りないが仕方がない。  まあ、ネジの数を増すだな。

ここで役に立つのが今日の表題の「ブラインドリベット」である。

このような形状の金属である。

どうなるのかというと

その昔、東海道新幹線の工事までは、鉄橋の建設というと鋲というものが使われていた。(1964年)

鋲とは上の図のようなもので、炭火で真っ赤に熱した鋲を、あらかじめ開けてある穴に差し込み、特殊なハンマーでガンガン打って裏側をつぶして部材同士を止めるといった具合。

この鋲でも裏側が箱状になったりしているとダメである。

ところがだな、このブラインドリベットはうまくできていて

このようなリベッターという器具(道具)を使う。

左下の部分にブラインドリベットを差し込んで

ハンドルを掴むと

中心の釘状のものが引っ張られて、裏側のアルミでできている部分がつぶれる

つぶれることで2つの部材が接着?合体?されるのだ。

箱の説明もお付けしよう

これが結構強度があって

リベット径たったの2.4mmのものでも、引張強度80KG、せん断強度60KGもある。

リベット径は各種あるが、一般的に入手できるものの最大は4.8mmで、このクラスになると引張強度は300KG、せん断強度200KGもある。

ただしこのクラスになると、ハンドルを掴む力が相当なものになる。バッカカテエ(静岡の標準語)

”握力の勝負”な感じがあるぞ。

電動工具と異なり、ただの鉄の道具だからそんなに高価なものではない。お近くのホームセンターで買える。

リベットそのものは1本6円とか8円だから、キミのお小遣いでも買える。ただしたくさん必要だよ。

これがあると結構いろいろな場合に活躍してくれるぞ。一家に一個だぞ。


壁補修 その4 ペイントローラーの巻

2017-05-12 16:42:09 | うんちく・小ネタ

【今日の コツを掴んだぞ】

今日は昨日に引き続き下塗り。昨日施工した1回目の下塗りは材料を3倍に希釈したものを使ったが

本日はその上に同じ材料を塗る。異なるのは原液をそのまま塗装なのである。

買ってきましたよ。金もないのに。こういうのを「乗りかけた船」と言う。

昨日と同じ作業であるので詳細は省略。

ただし、ローラーで塗る際のコツをつかんだ。やったね!

そのコツとは

これが塗装用ローラー、ペイントローラーともいう。

 

種類は一杯ある。つまりローラの横幅、ローラーの直径、ローラーの刷毛に当たる「毛」の部分の材質。

ホームセンターへ行くと色々な物があって素人のワシには迷ってしまう。こういう時にはだいたい安いもの、多く売っているものがハズレが無い。安いものと多いものは汎用性が高く普通に使えるものであるからだ。(勝手な解釈です)

このペイントローラーに塗料を含ませて壁にコロコロさせるのだが、

この時に、上方向から下方向にコロコロと塗ると、塗料がポタポタと落ちてまことに具合が悪い。もったいないし。

逆に下方向から上に向けてコロコロさせると塗料が垂れない。

文章で書いてもおバカな読者には良く分からないだろうから、ポンチ図で説明しよう。

『ポンチ図』で思い出したが、先日帰省したワシの息子に「おやじ、今時ポンチ図っていう人間がいるんだよ、笑っちゃうじゃん」と同意を求めてきたことがあったが、ワシは「そうだよなあ笑っちゃうよなあ、今時言わねえだろう」とは言えなかった。

職場では普通に「ポンチ図」って使いますよ。フンだ!・・・逆に若い人の間では「死語」なのかい?

と、本線からそれて引き込み線へ入った話を本線上に戻すと。(こんな比喩も使わないかもね)

ポンチ図はこうだ

分かるかな?

上方向にコロコロする場合は

となる。

一般的に職人がどうしているのかは、何度も塗装現場に立ち会った経験のあるワシでも

塗り始めは下から上なのか、そう思って監督していたことが無かったので全く分からないが

今度見ることがあったらそこのところ観察してみようと思う。

オオタ君なんかは知っていると思うけども

乾燥具合で明日は本番の壁塗りの予定である。

明日のブログをお楽しみに。

 

 

 


住宅展示場に築26年の家?

2016-07-17 19:52:46 | うんちく・小ネタ

【今日の 知らなかった】

別に新築するでもその予定もなく、完全な冷やかしでマイホームセンターという住宅展示場に行った。

どこかに行くついでに寄ったということとは違い、家からここだけに行って帰ってきたのである。

訳はおいおい話すとして。

目的の要件を済ませ、さあ帰ろうかとふと見れば

 モデルハウスは夢を売る仕事である。

各社が、最新式の家で内部の仕様も最高なしつらえ、まるで生活感を感じさせない工夫、

わが社の住宅はこんなにすごい、とか、こんなに安い、などと特徴を前面に押し出して

迷っている客の背中を押す仕事である。

ところが・・・・・「日本一古い住宅展示」だと?なんだそれは

 高橋英樹のCMでおなじみの「百年住宅」の展示場であった。

つまり、築後26年もたっているが他社の住宅と比べて全くそん色ないぞ。をアピールしているのであった。

 35年間も地震・津波被害を補償するという。

これはすごい!

 

家に帰って「百年住宅」を検索すると、なんと静岡市に本社を持つ全国規模のハウスメーカーであったのだ。

(高橋英樹をCMに使うほどだから全国規模かなあとは思ってはいたが静岡市に本社のある企業とは知らなんだ)

百年住宅の会社沿革はこちら

ワシだけが知らなかった会社かもしれぬから、あんまりエバれないが。

この建物が好き嫌いはともかくとして

身近にあったすごい会社のことを話したくて今日のブログとなりました。

(ことによると静岡限定のCMかもしれぬ、そうだとしたらほかの地方の方にはご容赦を)

 

 

 

 

 

 

 


500色の色鉛筆

2015-04-25 16:01:50 | うんちく・小ネタ

【今日の お耳に入れたいこと】

と言っても内緒の話ではないので悪しからず。

先日ワシの同僚のダイちゃんから聞いた話である。

 

何故かは忘れたが色の話になった時

ダイちゃんが「赤とか黄色とかの単純な色の名前でなく、やたらと凝った名前を付けた色鉛筆があるそうですよ」 と 「どこかで聞きました」と言う。

おっ、これはブログネタ。さっそく家でネット検索する。

いいねえすぐに検索出来たぞ。

それは500色の色鉛筆、ネーミングの面白さだけではなく色の数も圧倒的。

株式会社フェリシモという、神戸市に本社を置く大手通信販売会社が販売しているそうだ。

そういえばこの社名はどこかで聞いたことのある名前だ。

 

色の名前に戻ろう

黄色っぽい色は、例えば「白いテラスのレモネード」次の彩度は「輪切りのレモン」次は「幸せを運ぶカナリヤ」

緑系は「朝もやに霞むしだれ柳」 「若草の息吹」 「山ほととぎす」 「尾瀬の水芭蕉」 「マスカットキャンディー」

赤系は「木苺のゼリー」 「ベゴニアの花時計」 「雪ん子のほっぺ」 「火の鳥の舞」

てな具合。すべてにこのような思い付きの名前が(失礼)付いている。ネーミングの傾向から判断するに女性をターゲットにしていることが分る。

あんまり定年オヤジは買わんだろうからそれが正解だろう。

一度見てみたいと思った方はこちらをクリック

 

月々の分割で買えるらしいぞ。ワシャ買わんけれど

理由:ばらばらになったら元通りにするのは不可能、色の微妙な差が分らないだろうから。根本的には、色鉛筆は赤以外使わないから。

 

現役の頃、三菱の色鉛筆に100色揃いがあることに驚いたことがあった。

これはユニカラーで信頼性が高いぞ。

まあ、ワシが言うのもナンだが「色の道」は深い。

 

 

 

 


パルプとは

2014-09-05 20:37:29 | うんちく・小ネタ
【今日の ?】

職場の近くのホール入り口に、飲み物の自動販売機がある。
この夏は異常に暑かったので、よくこの機械のお世話になった。
異常に暑かった、と言ったがこれが今後異常で無くなりそうではあるが。

今日の飲料水の買い物はこれ

P9051624

ダイドードリンコ㈱の「さらっとしぼったオレンジ」すっきり天然水割り果汁10%

オレンジは体にも良さそうだしと選択したのだ。
裏を見てみると

P9051625

赤字で〈果汁のパルプが入っていますので、軽く振ってから開缶しお飲みください〉

と注意書きが。

何だ?果汁のパルプ?
パルプって言やあ、あの製紙の原料の事ではないかいな。
果汁のパルプ?

三省堂の広辞林第6版を紐解くと
パルプ【PULP】エゾマツ・トドマツなどの木材から植物繊維を取り出して薄板状に固めたもの。紙・人絹などの原料とする。
と書いてある。

ウィキペディアでは
【パルプとは】主に製紙に用いるために分離した植物繊維である。現在は主に木材を原料としてパルプを製造するが、水素結合を生じる繊維であれば製紙原料として使用できるため、草・藁・竹などの原料からパルプを抽出することも出来る。

ワシが飲んだオレンジジュースとは無関係な様子


コトバンクでは「世界大百科辞典第2版」
細かい固体粒子と液体とが混合した流動性のある,どろどろした物質で,最もよく知られているのは紙や人造繊維の製造に用いる中間体の植物体繊維が水に懸濁したものである。

ワシの持っている電子辞書でようやく
オレンジなどの果実野菜の加工で出る不溶性の固形物
となっている。

ああそうかパルプとは今まで知っていた意味とは別に
ドロドロしたものとか、つぶ入りのジュースなどのことも言うのだな。
と分ったのである。

でも知ったかぶりして、ひとまえで、
このパルプはうめえなあ。
などとは決して言わんほうがええなあ。

おかしなやつに思われちまうもんなあ。
言葉とは認知されて初めて通じるものだから、よ。