(1)バナナは日本人がよく食べる果物のナンバーワン。
2006年の財務省統計によると、輸入果物のうち1位はバナナで、60.2%を占める。ちなみに、2位はグレープフルーツ、3位はパイナップル。
(2)バナナはカリウムが豊富で100g当たり360mgを含む。
1日に必要なカリウムは3,500mgだから、バナナだけで摂るには10本食べなければならない。
バナナのほかに、カリウム豊富なじゃがいも、トマト、ほうれん草、海藻、納豆などと組み合わせて摂るのが望ましい。
(3)バレーボールなどスポーツをするとき、①おにぎりと②バナナがある場合、
事前に食べるのは①
事後に食べるのは②
がよい。①は②より血糖値を高く長時間持続させる。
一方、失ったエネルギーを素早くとり戻し、疲労回復させてくれるのは①よりも②のほうなのだ。エネルギーを急いで補給したいときに、バナナは有効なのだ。
(4)果物としてのバナナを使った一般的な料理は、タンパク質分解酵素の働きで肉を柔らかくするというもの。バナナにはタンパク質分解酵素はなく、さっぱり感を加える酸味もない。しかし、肉を柔らかく、とろみのある料理に仕上げる効果がある。
肉にバナナをまぶして加熱すると、バナナの糖分が肉の水分と結びつき、しっかり保持することができる。さらにバナナのコーティングが水分の蒸発を防ぐので、ジューシーでおいしく仕上がるのだ。
□NHK科学・環境番組部編『NHKためしてガッテン 雑学読本11』(日本放送出版協会、2007)
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2006年の財務省統計によると、輸入果物のうち1位はバナナで、60.2%を占める。ちなみに、2位はグレープフルーツ、3位はパイナップル。
(2)バナナはカリウムが豊富で100g当たり360mgを含む。
1日に必要なカリウムは3,500mgだから、バナナだけで摂るには10本食べなければならない。
バナナのほかに、カリウム豊富なじゃがいも、トマト、ほうれん草、海藻、納豆などと組み合わせて摂るのが望ましい。
(3)バレーボールなどスポーツをするとき、①おにぎりと②バナナがある場合、
事前に食べるのは①
事後に食べるのは②
がよい。①は②より血糖値を高く長時間持続させる。
一方、失ったエネルギーを素早くとり戻し、疲労回復させてくれるのは①よりも②のほうなのだ。エネルギーを急いで補給したいときに、バナナは有効なのだ。
(4)果物としてのバナナを使った一般的な料理は、タンパク質分解酵素の働きで肉を柔らかくするというもの。バナナにはタンパク質分解酵素はなく、さっぱり感を加える酸味もない。しかし、肉を柔らかく、とろみのある料理に仕上げる効果がある。
肉にバナナをまぶして加熱すると、バナナの糖分が肉の水分と結びつき、しっかり保持することができる。さらにバナナのコーティングが水分の蒸発を防ぐので、ジューシーでおいしく仕上がるのだ。
□NHK科学・環境番組部編『NHKためしてガッテン 雑学読本11』(日本放送出版協会、2007)
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