大10同好会

普通の高齢者の生活と情報

気になったスポーツ界の2件(土井卓美)

2015年06月05日 16時17分41秒 | Weblog

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世の中の大方の出来事は個人の生活に直接影響することは無く、個々人の思いや行動が世を動かすということも先ずありません。
しかし一般には些細な出来事であっても当事者にとっては運命を変えるようなことになったり、人々の関心は左程でもないのに世の中に与える影響の大きいものもあります。
そして殆どの場合部外者となる我々庶民は適当に関心を持ったり、無視したり、批判して憂さを晴らしたりしているということになります。

という訳で取り立てて言う程のことでもなく、言わばどうでもいいことなのですが最近のスポーツ界のニュースで2つ気になったことがありました。
どちらもあまり詳しく実情を把握している訳ではなく、テレビや新聞で流されているのを世間並みに受け止めての感想です。
日本の水泳選手が韓国での大会でカメラを盗んだ罪に問われ最初は認め、帰国してからは否認し、有罪の判決が出るとこれ以上争っても勝てる見込みが無いので控訴しないと伝えられました。
どんな事情があったにしても主張は終始一貫すべきで「どないなってんや」と言われるようではスポーツ選手として人間として恥ずかしいと思います。

次には大きな注目を集めた国際サッカー連盟(FIFA)の会長と一連の動きです。
選挙前に会長が「私には不祥事の責任はない、私には改革の責任がある」と言ったと伝えられましたが、どういう精神構造をしているのだろうと思っていたら、何とその会長が再選されました。
選んだのが理事会か総会か知りませんが委員の人達は決然とその選択をした訳です。
と言うよりも組織そのものが長年の会長の独裁によって硬直化してしまってどうにもならなくなっていたというのが実情だろうと思います。
さすがに組織内の独善は外部からの圧力によって阻止され、大恥の再選直後の辞任表明となりました。

今日は天候一変午前中は曇り午後からは雨になりゼラニウムの花も肌寒そうです。




仲間の急逝と畑の世話(土井卓美)

2015年06月03日 11時19分35秒 | Weblog

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昨日Gゴルフの冒頭仲間の訃報が伝えられ全員で黙祷を捧げました。
長い間ずっーと一緒にやってきてつい数日前、前半終了時点で体調が良くないといって後半を棄権し、大きな桜の木の下で腰掛けて皆んなのプレイを見ていました。
全員終了後は何事もなくいつものように別れて帰ったのですがそれが見納めになりました。
仲間内一番の愛嬌ある巨漢でしたが人生の無常御しがたく、今夜が通夜、明日が本葬です。

昨日はまた今日の雨を予想して気になっていた畑仕事に精を出しました。
5月16日付本欄の写真の野菜も順調に育っており、芽を出したばかりだったホウレンソウも15cm位の高さになり、どっさり間引きして持ち帰りました。
今回の主目的は雑草の駆除とスイカの世話でした。
幸い曇っていてそれ程の暑さでもなく、蚊に少し襲われましたが予定の仕事は無事完了しました。


トマトはまだ実をつけたばかり


初なりは早く採った方がいいといわれるので採りました


虫除けの囲の中の蔓が伸びてきたので、囲を取り除き、畦に敷いた藁の上に這わせました


同上

まわりに雑草が見当たらないのは一所懸命に取り除いたからです。

「私の履歴書」と「禁断のスカルペル」(土井卓美)

2015年06月01日 05時51分04秒 | Weblog

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昨日の日曜日も5月としては異例の暑さとなりましたが、午前中ずっと内に居ても全く退屈するどころか読書の充実感を味わいました。

先ず日経に連載された日立製作所川村隆相談役(元会長兼社長)の「私の履歴書」がこの日を以って終了しました。
私自身長年日立の禄を食んだから尚一層身近に感じられ興味深かったこともありますが、それでなくても重要なこと、難しいことを誰にでも分かりやすく、少しも偉ぶることなく坦々と記され、多くの人の共感を呼んだことと思います。
業績は言うに及ばず文章も人生そのものも素晴らしいと感動しました。
これまでに多く読んだ財界人の「履歴書」の中でも最も心に残る一つとなりました。
結びの言葉も人柄が表れていて非常にいいと思いました。

次に日経の同面(36頁)に長谷川櫂の「「折々のうた」を選ぶ」が載っていましたが、これも実に興味深く何度もくり返し読みましたが、少し専門的になるのでここでの詳細紹介は省きます。

そしてこれも同面の久間十義の連載小説「禁断のスカルペル」も完結しました。
この作者の取材の徹底振りにも感心しますが、構成や文章もしっかりしていて、特に会話の部分はどうしてこう上手く書けるのだろうかと思うほどに登場人物の一人々々を生き生きさせていました。
全体の流れからすると少し唐突な感じで最終回を迎えたような気がしないでもありませんが十分に楽しませてくれました。
結びの表現も見事でした。
もう一つ、板垣しゅんという画家の最終回の挿絵が印象的でした。
女医先生の性格と決意を示す目が何とも素敵でした。