大10同好会

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振り返る一年(俳句)(土井)

2010年12月29日 12時16分54秒 | Weblog
昨日の打ち納めゴルフは風もなく穏やかな晴天に恵まれました。
多治見北G.C.、友人と義息と三人でのラウンドで、全く寒さを感じない小春日和でしたが、終り頃には雲が出てきて、帰り道ではポツポツと降ってきました。
今日も朝内は曇り空に風が強く寒かったのですが、昼前から日が差してきました。

さて、今年の俳句についてはあまり見るべきものがなく、低調な年になりました。
宿泊吟行の機会はなく、日帰りは何度か行き、それはそれで有意義だったのですがこれまでの状況とそう変るものでもありませんでした。
「NHK俳句」やインターネット句会の締め切りを気付かずに過ごしてしまったこともありました。句会とゴルフが重なった場合はゴルフを優先しました。
趣味や稽古事の類は余程力を入れて取り組まないと、進歩は無く、退歩は早いということを実感している次第です。

句会で比較的評価されたものの一部と「NHK俳句」に掲載されたものです。

   若葉風安土城址の岩屏風
   春雨の波紋をすべる屋形船
   紫陽花の影を映して潦
   電話する口実もなし梅雨滂沱
   留守二日太り過ぎたる胡瓜かな
   居酒屋は憂さの捨場か衣被
   満ち足りて独り酌みをり衣被
   年金の暮身につく木の葉髪
   卓上の小さき聖樹や孫は来ず
   無念酒海鼠がこりと歯に沁みる

   図書館の煤逃らしき幾人か(NHK俳句2月号・三村純也選)

   草萌や平城京を一望に(同4月号・片山由美子選)

   山藤を撮る吊橋の揺れ止まず(同6月号・三村純也選)

   残業のしんどくなりぬ木の葉髪(同1月号・三村純也選)