大10同好会

普通の高齢者の生活と情報

喪中葉書の受領(土井)

2010年12月08日 18時04分21秒 | Weblog
昨年は私も出しましたが、この時期になると喪中を報せる葉書が舞い込んで来ます。
同年代の知人から来るのは概して90歳を越した父君か母君で、亡くなられたことを悼むよりもこれまでの長寿と大往生をを称え、安らかな眠りにつかれることを願うというような感情にかられます。

おそらく我々の年代までは多かれ少なかれ、少年時代の混乱と貧困を経験していると思います。
具体的には家業を助けて、子供ながらも一生懸命体を動かして働きました。
流行とかファッションに目が行くのは遙か後のことで、粗衣粗食、肉などは年に数えるほども食べることがなかった時代の記憶をしっかりと持っています。
我々ですらそうなのですから両親の時代はもっと過酷な生活だったろうことは容易に想像できます。
しかしその後は平和と繁栄の時代が続き、親達も我々も晩年が恵まれていることには感謝しなければならないと思います。

さてそうなると次の子供や孫達の代はどうなのでしょうか?
家の仕事を手伝うこともなく、「ひもじい」という言葉も状態も知らず、温室の中で育つ植物の如く、今の豊かさを当然のこととして育ってきた彼等ですが、将来この繁栄と平和が永続する保証はありません。
しかし、彼等は彼等なりの智慧と方法で乗り切って次代へとバトンを繋いで行きます。